半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

それでも桜は咲いている

2020年03月30日 | 自分の時間

コロナが大変な状態になってきました。

先週、東京の姉から「首都圏封鎖もあるから4月は会えないかも」という連絡が来たので、ニュースなどあまり見ない私は、「東京が結構すごくなってきたのかな~?」という程度の認識でした。

2週間ぐらい前までは、「年配の持病を持っている人が亡くなっている」という程度の認識でした。

ところが、ちょうどこの前の金曜日、小池都知事の記者会見をテレビでたまたま見て「東京もそんな状態なのか」とちょっと驚きました。

海外については、イタリアが大変なことになっていましたが、イギリスも「集団免疫をつける方向で隔離などをすこし緩くして、ゆるやかな免疫をつけていく方針」が裏目に出て、イタリアと同様な状態になったとちょうど知ったのも先週でした。

ニューヨークを中心に、アメリカも大変な状態です。

1カ月前を思えば、世界がコロナで騒いでいる中、アメリカは大統領予備選などで大人数が一カ所に集まっていてコロナなど眼中に無いという状態だったことを思うと、嘘のようです。

という状態を考え、2週間ほど前とは私も認識を改めました。

コロナはそうやすやすと収束するものでは無い状況になってきたようです。

 

そんな人間の間に起きている大問題をよそに、桜は満開を迎え、昨日の大風により散り始めました。

桜はいつも通り美しい

本当に「人間の事は関係なく、いつも通り咲いている」という事を思いました。

 

コロナと同じ状態で思い出すのが原発事故です。

原発で放射性物質が降ってきて、成田地区の野菜も軒並み駄目になりました。

しかし、そんな人間の問題をよそに、ホウレン草や菜花、そして雑草などはいつも通り生育していました。

キノコが放射能を吸うといって特に原木は食べる事を禁止になりましたが、キノコはキノコで自分の役割を果たして育っていました。

あの時に思ったのは「ナウシカの世界のようだ」という事でした。

勝手に原木に菌糸をうって食べるために育てたシイタケに、勝手に放射性物質を降らせて、勝手に「シイタケは危ないから食うな」と騒いでいる人間は、まるでナウシカの世界の人間と樹海を思い浮かばさせました。

あの時、「シイタケさん、ごめんなさい」という事をブログに書いた事を思い出しましたが、今日も美しい、そして散り始めた桜並木の下を通っている時に「あぁ、人間は勝手に騒いでいるけど、桜は今年も美しいな~」と思いました。

 

自然はいつでもいつも通りです。

環境を破壊し、自分中心で騒いでいる人間をよそに、与えられた場所で自然の摂理に従って動植物は生きています。

人間よりよっぽど偉いな~、凄いな~、と尊敬します。

農の世界では10年以上前から「今年は異常気象だ」と言われ続けてきましたが、昨年は世界中が「このままだと地球はおかしくなる…人間は住めなくなる」と騒ぎ始めました。

一般人、都市部住民の方にも「おかしな気候だ」と気づくほど、限界値に近づいたわけです。

そして、世界中の人や物が移動出来るようになったおかげで、一地域で発生した新型ウイルスが世界中に飛び火する世界になったことも、ある意味、私たち人間社会が作ったものが原因です。

それでも自然はいつも通りです。

自然から学ぶことがあるとすれば、地に足をついて、自分が出来る仕事をコツコツ真面目にしっかりと行うこと、ではないでしょうか。

そういう意味で、農など第一次産業はとても良いと思います。

いつも通り、種を蒔こう、と今日は種を蒔いてきました。

都会の満員電車にのって通勤しなければいけない人達に比べれば、畑にポツンといても仕事が出来る事は有難いことです。

種を蒔き、草を抜き、命が育つところを見守る仕事です。

もちろん、気候災害の影響を直に受ける仕事ですが。

それでも、自然と離れないでいられることは、大きく道を間違えないと思います。

原発と同じで、そういった事に気づく人が、またこのコロナで増えるでしょう。

とはいえ、ここまで凄まじい感染力とは思いませんでした。

あとは自分がいつ感染者になるかわかりませんが、出来る防御をするしかないですよね。

コロナが収まる日がいつになるかわかりませんが、それまで息をひそめて、各自が出来る事をコツコツ地道にやっていきましょう。

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