半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

暑い夏のエトセトラ

2024年07月10日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝取り野菜ボックス」のお手紙です

   ↓

 いや~、暑い日が続いていますね

 今は梅雨の時期なので本当はドバっと雨が降ってたまに晴れというのが本来の姿なのですが、曇天なのに30℃超えという蒸し暑さの極みのような日々が続いています。例えばジメジメした30℃なら晴天の33℃の方がまだましだな、と思います。最も、33℃を超えたらどんな天気でも嫌ですが

 さて、暑い夏には本来ならキュウリも入れ食いのはずが、実がついても落ちてしまう現象が続いています。水をあげられる畑であればバンバン採れる時期なのでしょうが、今年は5月から水不足で畑はパサパサ。野菜は体を冷やすための蒸散を必要とするのですが、この暑さの中での水分不足なので木が弱っているのでしょう。

 また、暑すぎるとハチやハエなどの受粉を促す虫があまり飛ばないので、受粉不良も原因かも知れません。しかし、この暑さで梅雨というのですから、梅雨が明けたら最高気温35℃超えが当たり前の夏がやってくるのでしょうね。お~、恐ろしい

 このぐらい暑くなると、畑仕事は朝夕が中心になります。この前も朝6時半から10時まで草取りをしてきました。人間の体は季節の大きな変化に順応するには2週間ぐらいかかると聞いたことがありますが、ようやく暑さに体が順応してきた気がします。

 6月までは、毎日が熱中症のような感じでしたが、最近はドバっと雨を浴びたような汗をかくような体になってきました。私はサウナで整うというのが良くわからないのですが、ドバっと汗をかいたら仕事を切り上げてシャワーを浴びると、とても気持ちが良いのです。あれが「整う」という感覚なのでしょうね。

 最も「ほどほど」が大切です。若い頃は草取りや収穫など仕事があるとそれをやり切ろうとして熱中症になっていました。しかし最近はようやく仕事より自分の体を優先する事が出来るようになってきました。ちょっと苦しくなったら休憩をとる。もう少し頑張れるかな、と思っても、翌日の事を考えて切り上げる。それが暑い夏を乗り越えるコツですよね。

 とはいっても、どうしてもやらなければいけない時は、つい頑張ってしまうのですが。今年も倒れないようやり過ごしていきたいものです。

 話は変わりまして、先週、成田市農政課の方から「オーガニックビレッジ」の話を聞いてきました。農水省が「みどりの食料システム戦略」という有機農業を広げるために作った事業の一環で、「オーガニックビレッジ宣言」をした行政に補助金を交付するというものです。

 でも、その定義が曖昧で、農政課の人も有機農家の意見を聞いて計画を立てようとしているのですが、理想や熱意を持っている人がいないのでどうにも的を得ないのです。

 例えば、既に宣言をしたお隣の佐倉市や神崎町は若手有機農家は結構いるのですが、成田市は高齢化が進んでおり生産量が減り始めています。空港拡張により空港近くにあった有機農業の研修施設が数年前に閉まってしまったので、パッとしない事業を何となく進めるなら、改めて新規就農者を育成する施設を作って欲しいなと思います。

 最後に、今回入った「すずカボチャ」というのは、普通の煮炊きするカボチャと違い生食で食べるカボチャということで、あえて熟す前に収穫しているそうです。そのため甘さやうま味はなく、サラダやマリネなどにしてコリっとした食感や彩りを楽しむカボチャとのこと。そのため、日持ちもあまりしませんし、置いておいても熟成することは無いそうですのでお早めにお食べ下さいね

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お米も高級品になる? | トップ | 雨の合間の「田んぼと畑の耕... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

朝取り野菜ボックスのお手紙」カテゴリの最新記事