半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

Dear にっぽん「あなたを想い、選ぶのは」

2023年04月01日 | 自分の時間

NHKの面白い番組をたまたま見つけました。「Dear にっぽん」という番組で、「選」と書いてあったので、過去にやった番組の中で人気回の再放送だったのでしょう。

今回は「あなたを想い、選ぶのは~愛知・心の寄り添う古本屋」というものでした。

 

愛知県春日井市に「古本屋かえりみち」というお店があります。

特徴は、ネットで募った人からの依頼に対し、「これだ」という本を店主が選んで発送すること。

依頼をする人は、自分の悩み、考え、今回の本の目的、好きな物、などなど沢山の情報を添えて依頼をします。

店主はそのメールを見て、その人の事を想像し、その人の思いを想像し、押しつけにならないよう、その人に適するであろう「本を選ぶ」事を仕事にしているわけです。

これって、本当に凄い事だと思います

 

TVでは、友人関係で悩んでいる9歳、難病で先が見えなくなった娘の事を持った母親などが出てきました。

9歳にとっては、9歳の人生に大きな影響、場合によっては心に良くも悪くも跡が残るであろう本になるかもしれません。それは「大人」に対して、場合によっては「世界」に対して、偏見を生む出来事かもしれません。

難病で行き詰まっている母親からすれば、その本が苦しみになるかもしれません。

 

悩みをもった人に対して届ける本は、良い方向にも悪い方向にも影響を与える率が高いはずです。

 

そういうことを、悩んで考えて、自分の知っている本の中で選ぶ。凄い仕事だと思います。責任、プレッシャーも普通ならとてもとても出来ない。

でも、店主は子供の頃、親が転勤族で自分の居場所が無い、人と仲良くしたいと思ってそれを演じても自分の理想と違う自分を演じることで過呼吸になったり。凄く悩んでいたそうです。

そんな店主を救ったのが本でした。

本によって生きて行けた。

そういう人が、「本を選ぶ」という仕事を創って始めているわけです。

 

人に歴史有り。自分の悩みを糧にして他の方の支えとなろうとする。ほんと、人生って、色々ですが、尊いですよね。

こういった人の存在が沢山あって、そういった人達の存在を知る事が、生きる勇気に繋がると想います。私の中にまたストックが1つ増えました。

そして、そんな在野の賢人をひろいだして番組にするNHK。だから私は民放よりNHKでたまに出会う良質な番組が好きなのです。

 

最後に、ちらりと出てきた映像で、本屋の入り口にあった言葉が印象的でした。

「だれもが”ひとりに”かえれる場所」

深いな~。

 

「Dear にっぽん」という番組です。なんと今日の深夜(日曜日の0:25)っから一気見スペシャルがあるのを見つけてしまいました

早速、録画予約しました

4月9日(日)からまた新シリーズが始まるそうです。楽しみ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« RADWIMPS 18祭 「正解」 | トップ | 房総一人旅① 鋸山のすごさ! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自分の時間」カテゴリの最新記事