半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

今年が終わります。また、来年も宜しくお願い致します!

2022年12月28日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

 今年も残りわずかですね。多くの人が今日が仕事納めですよね。私も今日は、日中がおかげさま農場の大掃除と最終出荷、夕方がこのみみずの会の朝採り野菜ボックスの配達をしたら、仕事納めとなります。

ただ、農家さん達は大体1月4日から出荷開始なので、1/3には畑に出て仕事をしなくてはなりません。また、ゴミ収集の方も平常通りで29(木)は生ゴミ、30(金)はプラゴミ回収をしてくれます。小売業などは大晦日も元旦はかきいれ時ですし、年末年始も働いてくれる方がいるのは、有り難いことですよね

 高度経済成長時代、海外から「日本人は働き過ぎ(エコノミック・アニマル)」と言われてきましたが、今や若者から「えっ、日本って経済大国なんですか?」と言い、自分の時間を大切にする時代になってきました。大手企業に勤めている方々もコロナのリモートワークで都市部に住む意味に疑問を持ち、田舎へ移住する人が後を絶ちません。時代は変わったな~と思います。

 そう思うと、年末年始ぐらい国民全員が仕事を休んで、家に家族が揃ってゆったりした方が良いんじゃないかな、と思うのですが、そうもいかない仕事もあるわけです。そういった方々に感謝しつつ、休める方は神社やお寺で1年を省みて穢れを祓い、気持ちを新たにしてお正月を過ごしていきたいものですよね

 日本人は自然に沿って田畑中心に暮らしてきた人々が多かったので、お盆・暮れ・正月が国民的な休みでした。我が師匠のおかげさま農場の高柳さんからも「1週間とか(土)(日)という概念は昔の日本人には無かったんだぞ。今でも俺らは1年を周期として暮らしているんだ」と聞きます。私も農的生活をしていますし自営業なので、似たような感覚です。

春は春の仕事、夏は夏の仕事があり、1年を通して仕事をしています。それが生活そのものですから、年末年始が一番の区切りという感覚があります。今年は特に来年に向けての準備で慌ただしい年末なのですが、仕事をやりきり、すがすがしい気持ちで正月3ケ日ぐらいはゆっくり過ごしたいと思います。みなさんも1年という節目を大切に生きて参りましょうね。

 また、みんなの農村ネットワークは12年目に突入しました学校とは別に第2の学び場を作りたい、と思いつつ、「子どもが中学生になるまで難しいかな」と思った時もあったのですが、あっという間にそうなってしまいました。この10年で時代環境は激変し、農村体験教室の運営は10年以上になり、そろそろタイミングかな、と思っています。

 人間が考え出すモノ・コトは概念でありバーチャルですが、それがますます加速しています。一方で、自然は実体ですし、長い歳月を積み重ねてきたものです。めまぐるしく変わる人間社会で壁にぶつかることがあったら、立ち止まって自然を師に学ぶ生活スタイルもある、という事を知っておくと良いですよね。そういった世界を知らないと行き詰まってしまいますから。

例えば田畑が出来なくてもお花を飾ったり、生き物を飼ったり潤いのある生活は出来ると思います。そんな事を引き続き色々な形で伝えていきたいな、と思っています。では。来年も良い年でありますように。健康第一で暮らして参りましょう

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