半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

タケノコ三昧

2024年04月24日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

 子供の入学式からしばらく経って、学校にも慣れてきた頃かなと思っていたら、4月ももう終わりですね。25℃ぐらいの日があったと思ったらまた気温が下がったりと気温のアップダウンが続いているので、今年は春めいた日は貴重な気がします。

 それでも、晴れた日は青空と植物のお花や緑が映え、特に今週に入ってから藤が満開で美しいです。ツバメもやたら飛び始めて季節の変わり目を感じます

 さて、この時期と言えばタケノコでしょう

 先週、畑仕事の後に定食屋に入ったら味噌汁にタケノコが具として入っていました。さすが農村地帯の定食屋、タケノコはその辺でとってくれば良いので店側としては材料費は無料。お客さんは旬を食べられるので、双方良いこと尽くしですよね。

 また、先週開催した「食と命の教室」は野草採りで、フキ、ヨモギ、水辺ではセリやクレソンも採取しましたが、やっぱり一番人気はタケノコ。今の時代はなかなかご縁が無いと掘る場所も無くなって来ていますので、みなさん童心にかえって楽しそうに掘っていました。

 ニョキっと顔を出した感じが見ているだけで何だかワクワクしますし、上手に掘り上げると嬉しさも格別。そして穂先が黄色っぽく新鮮で形の良いものが採れると食べるのも楽しみになりますよね

 ちなみに、今年は参加者でアメリカ人の方がいるので、タケノコを英語で何と言うか聞いたら「bamboo shoots」とのこと。shootはシュート、つまり弾を撃つとかボールをシュートするという時に使う英単語ですが、植物にとってシュートは「新芽が出る」という意味だそう。タケノコが地面からボコっと頭を出すイメージを考えると、なるほどその通りだな~と思いました。面白いですね~

 また、教室の翌日、プライベートで息子と2人でタケノコを掘りに行ったら、東京のこども園さんがタケノコ掘りに来ていました。

 このこども園さんの歴史は長く、1947年に始めた青空保育が原点です。それから60年以上に渡って子供達の人として生きる力を育む事を目指し、給食は無農薬の野菜を仕入れて調理しています。今回掘ったタケノコも翌日の給食に出すとのことで張り切っていました。

 先生や調理師達が休みの日にタケノコを掘ってきて、それを調理したものを園児達が食べるなんて素敵ですよね。食育に力を入れている園で、今年は年長さんに田植えをやらせるとのこと。幼少時の自然とのふれあいは人間としての基盤になりますからね。こういった活動、全国の園で広がれば良いですよね

 そしてみなさん、タケノコが沢山手に入った時はどのように料理しますか?

 まずは土佐煮がシンプルで良いですよね。葉山椒を載せると見た目も香りも格段に上がります。次にお味噌汁や煮物の具、ホイル焼きなんかも良いですよね。

 ただ、大量にある場合はやはりメインのおかずになる料理にすると消費が早いです。息子はチンジャオロースを作っていましたが、私はメンマです

 メンマの材料として本当は麻竹のタケノコを使うのですが、普通の孟宗竹のタケノコでも十分に美味しいのです。その美味しさのあまりメインと同じ量のスピードで無くなっていきます。

 そのままでも十分美味しいのですが、豚肉や野菜と一緒に炒めたり、チャーハンやラーメンに使ったりとなかなか万能です。

 レシピは至って簡単で、ゴマ油で軽く炒めたら、鶏ガラスープ・みりん・砂糖・醤油で汁気が飛ぶまで煮込み、最後にラー油で仕上げて出来上がり。本当に簡単なのに美味しいんです

 タケノコが手に入ったら、是非、自家製メンマ、作ってみて下さいね

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