木村 日本画赤尾です。日曜クラス木村さんの初めての日本画、遂に完成です！
初めたての日本画はまず画材に慣れることからのスタートとなります。
岩絵の具でできること、できないこと、他の画材との相性など試しながら徐々に慣れて行くものですが、木村さんも試行錯誤しながらじっくり画面づくりに取り組まれました。
この絵の見せどころはこの空間でしょう。大きく空いた空間に配置された枝と木の実や花がリズミカルです。
木の表現は鳥の描写と同じくらい力を入れたところで、遠近感を出すために一本一本に差をつけているため、画面に奥行きを感じます。枝の節や芽もたくさんの資料を用意して観察したことで、絵の中に命が吹き込まれました。
植物と鳥を描いた木村さんのような絵は「花鳥画」と呼ばれ、古くから日本で親しまれてきたものです。
自然の鳥や花を描くため、鋭い観察力と細かな筆さばきが必要とされます。花鳥画を専門に描いている作家さんは、家に鳥を飼い日々スケッチをして観察眼を鍛えているそうです。
花鳥画のような作品はひとつのモチーフをじっくり観察し描写モチーフに対する愛情が伝わってくる作品が多く、モチーフの奥にメッセージが込められている西洋の油絵とはまた違う魅力があります。
また一度自分で描いてみると、美術館などで巨匠の日本画を観た際により深く鑑賞できることは私の経験からも胸を張って言えます！生まれ育った日本にこんなすばらしい絵の歴史があることに感動できること請け合いですので、日本画を描かれた生徒さんはぜひ日本画を所蔵する美術館やお寺などに足を運んでみてくださいね！
日本画に挑戦していらしたんですね！好奇心とチャレンジ、感服いたします。落款も用意されていて、日本画の準備が整ってるし！
桜のスケッチで、木村さんの色の感性に惹きつけられていたので、この作品を見た時に、画材が変わっても色の感性が表れるんだなあ、とその美しさに心臓がバクバクしました。モチーフはそれほど色数が多いものとは思われないのに、作品からは色の豊かさを感じます。色の選択が良いのかなあ。使い方も上手。いろんな画材に触れていると、ひとつの画材の作法に囚われない自由さが生まれると思うので、今回の日本画で油絵の技法が取り入れられているのでしょうか。
臆することない前向きな木村さんの冒険、その軽やかさ、美しい色合いを楽しみにしています。
ブログにUPされる生徒さんの数々の日本画を見て、「私もいつか・・・」と思っていましたが、この作品がUPされて、木村さんが日本画！むむむっ、お尻に火が付きました。今やっている作品が終わったら私も・・・とその気になっている素振りをここで見せると、日本画の先生方が手招きして私をさらって行きそうなので（笑）、「思案中」という看板を立てておきます。（アイデアはあるんですけどね！）
木村さんの素直な目線と色使いのセンスは日本画になってもバッチリ生かされていますよね！
画材の特性は大分違いますが、油絵で培われた絵づくりや筆づかいの技術は日本画でも応用できることを木村さんの絵を見ると実感できます。
そして遂に太田さんも日本画をお考えなんですね！！使い慣れない画材は苦労することもありますが、一から学んで行く過程はきっと刺激的だと思いますよ！ぜひ決心がついた際には（笑）まず１枚描いてみましょう！！楽しみにしています！
木村さんの作品、日曜クラスへ行った時に実際見ましたが、ふわふわと優しい絵肌でした♪
さらに、今、次の日本画も製作中ですので、ohtaさんもぜひミオスの日本画の波に飛び込んできてくださ～い！
いつまでも待っています♪笑
それにしても、秋から色々と忙しくなりそうですね～。ワクワク