小原 京美 『爽風』 絹本着彩・透明水彩・墨
銀座あらかわ画廊における 『小原京美・ishiko2人展』が土曜日で終了致しました。ご多用中のところご来臨いただいた皆様、誠にありがとうございました。生憎と不在時にお出で頂いた方々には、不義理を衷心よりお詫び申し上げます。
お励ましの言葉や過分なご芳志まで賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。
今回は展覧会を企画してくださった画廊オーナーの意向により『春を感じる風景』を中心に制作しました。いつかどこかで見たことがあるような景色がぼんやり思い出され、そこに佇んだ時の気温や風、香りなどの、目に見えない雰囲気(記憶や気配、更には未来)を少しでも感じて頂けていれば幸いです。
ご高覧頂きましたお客様に、職業柄つい作品の解説をし過ぎてしまうきらいがありますが、私自身も思いつかない言葉で感想を頂けることも多々あり、そのたび奇跡に出会えたように嬉しく思っておりました。皆様から授かったお言葉は、新たなる作品に反映する希望となっております。
自分が描きたいものを見出していくには、創作以外の時間が必要です。初めての場所に出掛け五感でインプットすることも大切ですが、絵画教室で生徒さん達の作品を拝見する時間も、私にとって非常に重要です。
描くことでも見る事でも精神の浄化が期待できる絵画の魅力を、今後も作品を通して全力でお伝えしてゆく所存です。
最後に重ねて御礼申し上げます。