モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

キャンバスのトリミング

2016-02-05 22:04:15 | 大人 油絵・アクリル

左  10号キャンバス   /   右   8号キャンバス

オバラです。上の作品は英保さんの油彩画。左と右の違いはおわかりになりますか?
実は英保さん、再来週から職場の絵画サークル仲間とグループ展を開催されるのですが、会場の都合で10号のキャンバスでは大きすぎて飾れなくなってしまいました!「もう描き直す時間もないし、2点出品するつもりでしたが、1点にするしか…」とおっしゃるので、油絵の極意(という程でもありませんが)を伝授させて頂きました。

左上から キャンバスの上に変更したいキャンバスの大きさの穴を開けた紙を置き、どのようにトリミングしたらいいかを考え、決まったら鉛筆などで目立たぬよう印を付ける。
キャンバスのタックス(キャンバス張り用くさび型の釘)をマイナスドライバーで外す。
小さい方の木枠を組み立てる(金槌を使うと木枠が凹むので、木槌を使う。ない場合は、ベニヤ板などをクッションにしてから金槌で叩く。)
印に合わせて折り目をつけたら、長い方の辺の真ん中を裏から引っ張る。(キャンバス張り器がない場合は、先の幅の広いペンチを使う手もあるが、抑える面積が狭い為キャンバスが裂ける事がある。力加減を気を付ける。)
金槌でタックスを叩く。(今回は額に入れなくてもいいように、エッジに釘の頭が見えぬよう裏から釘を入れました。が、サイドに釘が見える通常の張り方でも難しいので、初心者にはお勧めしません。)
角が美しい直角になるよう、キャラメル包みで折り曲げて張る。
横から見ても絵が描いてある、オシャレな作品の出来上がり!
※ 通常の白いキャンバスを張る時とは違い、引っ張り過ぎると麻だけがつれて上に載った油絵具が割れてしまうことがあります。表の絵をしょっちゅう見たり触ったりして、確かめて下さい。

英保さんのグループ展の詳細と絵の講評は、明日岩田先生からお伝えします。

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