モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ジオラマボックス・応用編

2021-06-18 20:08:58 | 小学生 工作


左/手前にピントを合わせました   右/奥にピントを合わせました

大竹です。最近は蒸し暑い日が続いて参ってしまいますね。
2度あることは3度ありますが、さらに4度目のジオラマ制作ブログです。
上記の写真は私が過去に発案した時のジオラマボックスです。これを元に、子供でも作りやすいようナツメ先生と改良を重ねて今回の制作となりました。原案はティッシュの箱でしたが、今回は工作用紙を使い箱にしていたり、木は一度クシャッとシワをつけてより木肌らしさを出していたり…その他細かい部分をアップデートしておりました。

このジオラマボックスですが、実は森以外にも様々な物に応用できます。例えば、地面から奥にかけては車道と歩道、左右はお店、木の代わりに看板や標識、動物の代わりに大人や子供を並べれば街のジオラマボックスが出来上がります。都会のコビトの気分を味わえますね。
更に更に、横の奥行きだけではなく、上下の深さを出し深海なども作る事ができます!箱を奥に行くにつれて背が高くなる様に設計し、奥には海底と水面を描きます。水面から差し込む光や魚影を描き込み、上から紐で釣り針などを垂らしても面白いと思います。動物達は魚やダイバー、アリエルの様な人魚などを描いても良いですね!遠くには小さくサメを作り、近くには大きく小魚やヒトデを作り、木々はサンゴや岩、海藻などを配置すれば海底の出来上がりです。箱の覗いた時の気分はなんでしょうか…コビトだと溺れてしまうから、カニ?

制作前に学んだ空気遠近法や一点透視法を活かせば、森だけではなく様々な場所のジオラマボックスを作る事が出来ますね。工作だけではなく、絵画制作の方でも遠近法を活かしていってもらえたらと思います。近くのものは大きくハッキリと、遠くのものは小さく薄く!ジオラマを作りながら覚えてくれたかな?


今回、小学生にあげたプリントです。余っているので、大人クラスの生徒さんでも欲しい方は声を掛けてくださいね。

コメント
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