菅原 / 左 油彩 / 右2枚 色鉛筆
今日は木曜日の夜のクラスに通われている菅原さんの作品を紹介します!
菅原さんは、私がミオスで働き出した頃から既に通われていた方で、私がガチガチに緊張して話しかけるととてもフランクに応じてくださり、会話が続くにつれ緊張が一気に溶け「なんて優しい人なんだ…」と感動した思い出があります。
そして作品を見ますと、さらに菅原さんの人柄がわかる気がします。
色鉛筆で繊細なタッチで描かれた鳥、花。毛並みの艶や花びらの透明感、細かいディテールの表現が素晴らしいです。描き込みの足し引きのバランスの成せる技でしょう。
今回のつつじはやわらかな新芽が美しく、小原先生が「私が草食動物なら、一番最初に食べちゃいますよ!」と言うと、「小原先生に初めて植物を褒められた!」と喜んでいらっしゃいました。個人的にこのツツジの絵の背景の色合いがとても好みで、この同系色で明度を変えた組み合わせを自分の作品にも盗ませてもらおうと思いました(笑)
油彩の方も光のコントロールに成功しており、絵に奥行きが生まれています。塔の影も威圧感を出し、静かで厳かな雰囲気が演出されています。
本当はこのモチーフを描きたくなかったのに、緑の色幅を広げる修行の為に我慢して描かれたそうです。自分を鍛える真面目さ、勉強熱心さ、見習わなくてはと思わせられますね。同じ菅原の姓を持つ者として喝を入れられたような気持ちです! 菅原でした!