モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ワークショップ報告・小学生デッサン編

2015-08-14 00:44:33 | 小学生 絵画

早いものでもう8月も半ばとなり、昨日で夏のイベントが全て終了致しました。
外部の子が小学生クラスの授業に一緒に参加できるワークショップ『モチーフを見ながら本格的な鉛筆デッサン』をご紹介致します。
セットされたモチーフは大人クラスでは常連のモチーフですので、懐かしく思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか?
鉛筆の削り方、持ち方、姿勢、構図の取り方、アタリのつけ方などの説明を聞いた後、モチーフをよく観察し、アウトラインを取り、時には講師が事前に描いた見本を見ながら、じっくり時間を掛けて完成まで漕ぎ着けました。通常ですと、「先生もういいでしょ?充分描けたよ!」と早々に音を上げる輩が続出するところですが、今回は食品サンプルか鉛筆デッサンの好きな方を選べたので、自らこちらの課題を選んだ子らは皆、何よりのご褒美は実力アップに繋がる厳しいアドバイスというストイックさでした。黙々とアドバイスに従って手数を増やし完成に向かって着実に邁進する様は、私達講師にとっても教える仕事のやりがいを感じる授業でした。鉛筆の走る音しか聞こえません。「普通の絵画教室ってきっとこんなんだろうなー。」と、しばしの平和を噛み締めます。
一方、教室の半分《食品サンプルチーム》は、「天ぷらの熱湯がかかったぁ!」「手が血まみれ―!(絵の具で)」「指紋が溶けたー!(ロウで)」「生クリームの絞り袋が爆発したー!」「鼻血出たー!(本当)」などギャーピーうるさい戦場でしたので、物凄い温度差がありました。しかし《デッサンチーム》の絵に対する集中力は、そんなものでは途切れません。騒ぎには一瞥もくれずに制作に励んでおりました。その甲斐あって小学生とは思えない完成度の作品ばかりです!素材の違い・密度の近いなど、質感がしっかり出せていますし、影を良く見ているので、物が机に置いてある安定感がありますね。難しいガラスの透明感もうやむやにして逃げずにしっかり追っています。上手くなりたい気持ちがひしひしと伝わってくる絵になりました。
外部参加者のお友達、参加してくれてどうもありがとうございました!   オバラ
コメント
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