モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

2012-07-11 00:46:00 | 小学生 絵画
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左上から 匠(6年) 匠悟(5年) 風花(6年)
下の段  ひなた(6年) 萌恵(5年) 由紀(5年)

さすがの高学年、見応えあります。
高学年に期待する作品は、というより高学年には、粘り強い執着で完成度を上げ、素材に向き合い技法を探究し、選んだモチーフを表現するのに適した色、描き方を工夫するよう求めています。
隣で描いている後輩達が次々に合格していく中で、明らかにその10倍は上手い(判定はあくまで小学生ジャッジですが)自分たちが、「なにその色?いい加減に色混ぜてんじゃないよ!よく見て調合する。色遊びしてんじゃないんだから!」「影は黒混ぜればいいってもんじゃない。影の中の色を探してない。妥協すんな!」などとスパルタでしごいてきました。
アトリエに入ったばかりの子(左下)に「もう絶対お母さんにチクる!こんなの許せない!来週辞める!」と言われたり、「油絵はもう何枚も描いたから水彩でじっくり風景描きたいって言ってるのに、無理やりノリ先生に油絵のキャンバス渡されて最初はヤだった。」と上段真ん中の子に告発されたり、右上の子は「いつになったら解放されるの?白い砂浜に白い椅子なんてこれ以上はもう無理だよ!」と強引な指導方法にクレームの嵐でしたが、最後には「結構気に入った…」とつぶやいていました。(つぶやかない子には無理やり「自分でもいいと思う、と言え!」と強引な押し付けを重ねております。)

「自分にはむいていない。」と簡単に諦める最近の子ども。
「もし『自分にはできない。』と言うなら終わりにしな!もう筆を置いていい。でも今『むいていない。』と言った。むいてるかむいてないかはそんなに早くわかるものじゃない。やってみる価値はあるんだよ。」と言い聞かせたりしています。
プライドが高いから「できない」とは言いたくない。負けを認めたくない悔しさをバネに意地でも食い下がって、達成感を掴んでもらいました!

こうやって昨日ブログで書いたような子達が育って…
「ギャフンと言わせたいぢゃんねぇ!」となるんですね。
ウンウン、もう言ってる思ってる、ギャフンギャフンだ。君たちが私の誇りだよ。 オバラ

コメント
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