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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

修理は交換で

2020年08月25日 | 医療

        

 

 冷蔵庫の具合が悪くなった。この暑さで八年目だから壊れてもおかしくなく、買い換えも選択肢と思ったが、家内は修理を選んだ。係の人が鞄を抱えてやってきて三十分ほど調べ何とかという基板の不具合だという。交換の修理代は二万なにがしですがどうしますかと聞かれ、当然お願いしますと交換してもらった。この修理でどの位持つかはわからないが、さほど高い修理代とは感じなかった。

 最近は基板やユニットの交換が修理の定番になっている。実際の故障は半導体の短絡、抵抗の断線やコンデンサーのパンクといった高々数十円の部品の故障なのだろうが、そうした部品の交換はかえって故障の発見に手間取るし交換も難しく現実的ではないのだ。基盤やユニットそのものの交換は、異常のない数多くの部品もそっくり交換するので無駄で高くつくように思われるが、現実には効率的でむしろ割安なのだ。今回の交換でも多分手数料の方が高いはずだ。

 医療で病気に対する向かい合い方にも似たような流れがあり、例えば心臓や腎臓など機能不全になるとそれを細かく特定せず、慢性心不全慢性腎不全として捉え、大まかに治療する方法が導入されている。心臓や腎臓の専門医でなくても、対応がわかりやすく現実的なのだ。こうした流れには発想の転換もあるが、臓器の機能を簡単に測定出来る検査法の普及も大きく貢献している。

 治療の方も、細かい細胞単位のものは専門的な知識検査が必要な割には効果はもう一つで究極的には、実際には難しい特に心臓では難しいのだが、心臓移植や腎臓移植などといった臓器交換の方法も取られるようになっている。交換臓器が容易に手に入るようになれば、交換が標準治療になるかもしれない。そうすると人生に対する考え方にも変化が出て、同調圧力と正義を装う監視がある日本社会では思わぬ副反応が出て来るかもしれない。

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MLB打者不振

2020年08月24日 | スポーツ

             

 

 毎晩BSのMLBを見るのを楽しみにしているが、どうも最近つまらない。日本人選手の打者の活躍が減っているからだ。大谷や筒香にヒットが出ない、打率が二割を切ってしまった。いわゆるドツボにはまった状態のようだ。勿論、ヒット性の当たりが野手の正面といった不運もあるが、打てない焦りが空振り三振、見逃し三振を招いているように見える。評論家が良くなる兆しが見えるといったところでスポーツは結果なので、打率が二割を切ったらレギュラーの座は危うい。仏違った監督の顔も三度だろうから、日本で見ているファンは気が揉める。ファンとしては残念だが、チャンスに三振凡打では監督が起用をやめても文句は言えない。

 打者に比べると投手陣はまずまず中々の活躍で楽しいのだが、菊池がもう一つだ。菊池は奥さんのファンだったこともあって特に応援しているのだが運が足りないのか何が足りないのか、随分良くなっているのに勝ち星に恵まれない。打者にはチャンスを生かす力、投手にはピンチを凌ぐ力が一番重要なのだが、ピンチでもない思わぬところで打たれてしまう。

 不振の選手は考え過ぎか力みがあるように見える。平常心といっても難しいだろうが、紙一重の壁を破って結果を出してほしい。

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明日はいつも予想外

2020年08月23日 | 世の中

               

 

 書斎は四畳半と狭いので、エアコンがよく効くというか夜は効き過ぎる。設定温度を調整するが上手くゆかず、結局入れたり切ったりしている。患者さんとはいつまでも暑いですねと言い合っているが、中にはエアコンをかけても午後は室内が30度を越えるという方もおられる。それでは室内で熱中症になってしまうのではと心配すると、氷水で冷やしたりと色々工夫しているという。エアコンが壊れているわけでなく、西南向きの五階建てマンションの五階で日当たりが良すぎるという。マンションの建物自体が熱中症になっていると言う。多分景色が良いと入られたのだろうが、遮るものがなく陽がまともに当たるらしい。そんなことになると思って建ててはいないだろうが、高々二十年で予想外のことが起きる。

 まさか新型コロナが蔓延するとはと思っていなくても、現実なのだから向き合うよりない。なんだかコロナ後の世界はなどという話題が多いが、其れよりも今どうするの方が大切と鬼が笑うだろう。日本で新型コロナがアメリカブラジルほど広がっていないのは民度の高さというよりは怖がりで同調圧力のある監視社会だからだと思う。それだけでうまく切り抜けられるか、やはり知恵が要る、さてそれはどこの誰に。

 

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上手くゆかないのは信用ないから

2020年08月22日 | 政治経済

       

                

 安倍首相の健康不安説が飛び交っている。7時間は結構長い時間なので、やったと思われる検査はある程度絞られる。しかし医師には守秘義務があるので、首相が説明しなければわからない。一番の問題は何を言われようと多くの人が信じないということだ。

 新型コロナ対策がうまく行っていないと評価されるのもすべてきちんとした説明もなく、端折った説明も信用されていないからだ。多くの国民が高々数人で内密に自分達に都合よく物事を決めていると感じて、支持率が落ちてきた。マスコミ対策も国民に気付かれては効果が薄れてしまう。

 残念ながら失った信用を取り返すのは至難の業、信なければ不能なのが政治、あとは脅しと懐柔しかないが、それではいつも非難している国と同じになってしまう。美人で頭の良い山尾さんが言われるように国民は結構賢こいんですよ?。

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バイデンと藤井

2020年08月21日 | 政治経済

          

 

 ジョーバイデンが正式に民主党の大統領候補になり、藤井棋聖が王位を奪取し二冠となった。

 個人戦の将棋では番狂わせは少ない。木村王位と木村ファンには悪いが戦う前から木村王位には勝ち目はないと見ていた。だから木村が何勝できるかに注目していたのだが一勝もできなかった。これから現役の間に何回対戦があるか分からないが木村が一勝するには十回以上戦う必要がありそうだ。とは言っても丸山九段のように中年になっても藤井棋聖をがっぷり四つで押し出す棋士もいるので、木村王位が一皮剥けていい勝負をするようになる可能性も少しはあると思う。

 バイデンが民主党の大統領候補になった。穏やかで俺が俺がという人ではないので、強烈なトランプに対抗できるか懸念する声があるが、敵の少ない嫌う人の少ないことが強みでトランプ嫌いの票を集めることができるのではないかと観測されている。しかしここにきて中国との危機を煽るトランプが巻き返しているとの調査もあるようだ。

 選挙目当てで政策を動かし、平気で嘘を言い人種差別をし弱者を排除するトランプは危うく不安定に思えるのだが、俺達は正しいと対立者を攻撃するのを好む岩盤支持者が三分の一ほど居て、それに隠れトランプ支持者と巧みな選挙戦略でバイデン圧勝とはいかないようだ。習近平やプーチンのような悪には悪のトランプでないと対抗できないと考える有権者も多いらしい。

 アメリカ大統領選の結果を予想するのは難しい。しかしながらバイデン勝利と書いておこう。 

コメント (2)
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