NHKの囲碁将棋の番組を楽しみに見ている。ザルでヘボなのだが、解説付きなら楽しめる。十回に一回くらいは手が当たるのも嬉しい。将棋のルールは小学校の時から知ってはいたが、周囲に指す人がおらず、回り将棋や将棋崩しをやっていた。碁は地方の総合病院に赴任するまでルールも知らなかった。昼休みにやられているのを横目で見ていたら、先輩が手ほどきしてくれて打ち方を知った。
少し根を詰めてやったのは開院後2年ほど。医院が最初閑古鳥が鳴いて暇だったので、町の道場に通った。四十半ばと年を取っており、それに才能もなかったようで大して強くなれなかった。忙しくなったのと勝負ごとはあまり休養にならないと感じることがあり、自然足が向かなくなった。どうも観戦するのが一番良いというのが私の場合の結論だ。
矛盾したことを言うようだが囲碁将棋の世界は狭いが、そこで世の中の広さを知った。学業の成績も良かったし、なんだか「先生」と呼ばれるので、優秀のような錯覚に陥っていたが、囲碁将棋では中学生といい勝負、下手をすると小学生に負けてしまう。大変失礼な言い方だが大工さんやタクシーの運ちゃんにも強い方がいて、ころりと負けてしまう。世の中には表面に現れない様々な才能があるのだと驚いた。同時に、いろんな才能が狭さと偏りのために生かされないことがあると気付いた。本当はある程度生かされてはいるだが、妥当な評価を受けていないと言った方がいいのかもしれないが。
この体験は仕事にも役立った。もっと広く生きることをそれとなくお話しすることがある。病は気からは今も真実で、狭い世界に囚われていると病気が忍び寄る。
少し根を詰めてやったのは開院後2年ほど。医院が最初閑古鳥が鳴いて暇だったので、町の道場に通った。四十半ばと年を取っており、それに才能もなかったようで大して強くなれなかった。忙しくなったのと勝負ごとはあまり休養にならないと感じることがあり、自然足が向かなくなった。どうも観戦するのが一番良いというのが私の場合の結論だ。
矛盾したことを言うようだが囲碁将棋の世界は狭いが、そこで世の中の広さを知った。学業の成績も良かったし、なんだか「先生」と呼ばれるので、優秀のような錯覚に陥っていたが、囲碁将棋では中学生といい勝負、下手をすると小学生に負けてしまう。大変失礼な言い方だが大工さんやタクシーの運ちゃんにも強い方がいて、ころりと負けてしまう。世の中には表面に現れない様々な才能があるのだと驚いた。同時に、いろんな才能が狭さと偏りのために生かされないことがあると気付いた。本当はある程度生かされてはいるだが、妥当な評価を受けていないと言った方がいいのかもしれないが。
この体験は仕事にも役立った。もっと広く生きることをそれとなくお話しすることがある。病は気からは今も真実で、狭い世界に囚われていると病気が忍び寄る。
将棋は私もなかなか強くなれません(笑
リンクありがとうございます。
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