アメリカにデフォルトの危機が迫っている。アメリカ政府には債務(借金)に上限が設けられている。政府はやたらと借金をしてはならないという国民感情があるのだ。これを引き上げるにはその都度議会の承認が必要なのだが、野党(共和党)がそれに反対している。もし債務が認められないと国(政府)は支払いができないという大変な事態になってしまう。
もし日本で野党が債務による支払いを妨げようとしたら、マスコミも国民も野党を叩きに叩くだろう。政府の首が回らなくなって支払いが滞れば、迷惑するのは国民と債務には節度が必要という原則原理よりも都合が優先されるからだ。尤も実際に債務不履行になっては困るので、バイデン苛めの駆け引きの材料に使われているのが実態らしい。たとえ苛め脅しの材料としても日本では考えられないことだ。