駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

時間感覚

2023年05月01日 | 人生

              

 

 今朝は天気快晴なれども気温低し、それでもお出かけ日和と感じる。

 気象庁で働く人は週単位月単位季節単位年単位と複雑な視点で仕事をされておられるだろう。

 人間の持つ時間感覚にはかなり後天的な部分が多いと思う。お百姓さん、今では古い表現かもしれない、は年単位の感覚で仕事を感じておられるだろう。殆んどの作物は年単位で収穫され、その出来不出来も年単位で決まる。和菓子屋さんや街角中華など食べ物を製造販売している仕事は作る時は分単位売る時は季節単位の複眼的な感覚で仕事をされていると思う。医業は専門科によって時間感覚が違う。ICUや救急外来で働く医師は時間単位の短い間隔の感覚で患者を診ているし成人の慢性疾患を見ている医師は年単位の長い間隔の感覚で患者を診ている。

 それに大きいのは年齢だ。小学生の時は一年が今の十年くらいの長さに感じたものだ。

コメント
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