ボトルに半分残ったウイスキーを見て、まだ半分あると思う人ともう半分しかないと思う人がいる。単にあと半分と観測する人にも微かにどちらかの気持ちがあるだろう。試していないがチャットGPTはどちらに傾くだろう。 チャットGPTはネットに溢れる情報を選択して返事を作成しているので、いわば世に溢れる気分を反映することになるだろう?。
楽観的と悲観的の色を帯びる判断は人間固有のもので人間の智慧が反映していると思う。楽観的な方が新しい発見や発明には有利と言われる。発見や発明は大切だが、それだけで人類は生き延びてゆけるかというと違う。
今を時めく天才藤井は形勢をやや悲観的に見る傾向がある。多分、大谷はやや楽観的に見ていると思う。勿論、楽観悲観の二分で解説できるほど世界は単純ではないし、大体水素や酸素に楽観も悲観もない。唯、この複雑極まる世界に生きなければならない人間には楽観悲観の感覚が重要な縁になっているのは間違いないと思う。