駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

三年見ぬまの東京駅界隈

2023年05月03日 | 

           

 

 コロナの影響で暫く東京に遊びに行けなかった。一昨日、マチス展を見がてら東京駅周辺を散策した。上野の森の木々がこんもりと素晴らしい。神宮外苑の木を切ろうなんて、貧脳の発想だ。

 半世紀前の昔だが十年住んだことのある東京、以降も毎年二三回は遊びに行っていた東京駅周辺が様変わり、三年でお上りさんになっていた。新型コロナが五類になるのを先取りしたか、人出はかなりのもので、昼ご飯を食べようとしても多くの店が満席だった。

 折角なので丸善に寄ったのだが、溢れる本に圧倒された。本屋健在、これでなくちゃと思った。ネット情報は本に取って代わることはできないと確信しているが、高齢者の誤認だろうか。物事を二分で理解することはできない、浅い理解に留まりしばしば錯覚に陥る。勿論、すべての事柄に時間を掛けることはできないが、鍵となる物事は何時間も掛けて読み考えないときちんと理解できず自分のものにならない。

 一泊何十万円のブルガリホテルを覗いてきた、一体誰が泊まるのだろう。世の中には濡れ手に粟の金持ちが結構居るらしい。

コメント (2)
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