昨日はエイプリルフールだったのだが、それを楽しむ余裕もなく私の仕事場は診療報酬改定であたふたした一日だった。世間は消費税率アップであたふたしたようだが、小売業の人たちは値札の張り替えなどで大変だっただろう。
一昨日は駅やガソリンスタンドには人や車が並び、滑り込みの駆け込み需要が凄かった。ネットで買った商品にも、配送が遅れるかも知れませんとお断りがあり、運送業にも駆け込み需要があったのを知った。
さて消費税が8%になって、これから消費はどう動いていくだろうか。政府は冷え込みを避けようと、大型の消費落ち込み対策予算を組んでいるようだが、自作自演のようでどの程度の効果があるものだろうか。内政の付けを外交に回す国が多いようだが、我が国では外交の付けが内政に回っているようなので転嫁が難しそうだ。無理をすると立ち往生の恐れがある。
昔、がんのワクチンというのがあった。患者さんはやせ細りどんどん弱ってゆかれるのに、効果が出てきましたと説明されて、開発元から息も絶え絶えに帰ってこられた。見解の相違もほどほどにしていただかないと、割を食らうのは庶民ということになる。
業界では異端ということになっているのかも知れないが、私には金子勝さんや水野和夫さんの発言がまともに聞こえる。