駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

調理の鍋加減

2008年11月10日 | 趣味
 昨日は山の掘っ立て小屋で昼飯に親子どんぶりを作った。多少面倒なのと一度に出せないので大鍋で7人分作った。ほとんどの仲間は旨いと食ったが作者としては不満足な出来であった。なんというか卵の半熟具合と絡み具合がもう一つなのだ。
 やはり一人前づつ作らないと丼物(カツ丼、親子丼、天津丼)は満足のできる作品にならない。
 ところが沢山一度に作った方が上手くできるものもある。チャーハンは2,3人前、酢豚や八宝菜は3,4人前、ちらし寿司やカレーは7,8人前の方が上手くできる。火加減と調味料の周り具合がその理由かなと思うが、はっきりしない。プロから異論が出るかもしれないが、セミプロ??の経験と感触だ。
 丼物も、プロのように一人前づつの小鍋がいくつもあれば、ほぼ同時に出せるのだが、山小屋では火が一つしかないし、鍋もいくつもはない。同時でないと食べる順番で揉めてしまう。実際には揉めないが、いつも遠慮する人が決まっているので、コックとしては不本意だ。全部出来るまで待っていては、先に作ったのが冷え、飯に汁が回ってしまい、折角の特上丼が並丼になってしまう。そんなわけで大鍋で一度に作ったのだが、どうも旨いと言われてもコックとしては快心作ではなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする