玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*岩淵真奈選手のこと

2015年10月05日 | 捨て猫の独り言

 図書館の9月13日の講演会「遠野物語から会津物語へ」を聞いた。講師は民俗学と日本思想史が専門で「東北学」を提唱してきた学習院大学教授の赤坂憲雄氏だ。会津学研究会の女性スタッフが聞き書きをして、朝日新聞福島版に3年ほど連載したものが、この8月に「会津物語」として出版された。赤坂氏は国分寺在住で福島県立博物館長である。そして私は「遠野物語」とは何なのかと初めて考えている。

 それはさておき、岩淵真奈は2010年になでしこジャパンに初召集された。小平西高の玉川上水緑道に面した学校のフェンスには「岩淵真奈は本校の卒業生」という大きな横断幕がしばらくの間掲げられていた。私はそれを見て岩淵選手に注目するようになる。経歴を調べてみると私立の武蔵野東小学校から市立武蔵野六中そして都立小平西高とあった。(写真は9月14日に国会周辺にて)

  

  武蔵野東小学校は健常児のほか自閉症の生徒児童を積極的に受け入れる特色ある私立校である。私の勤務先の近くだったのでいくらかなじみがある。また武蔵野六中と小平西高はどちらも玉川上水の木立に面して校舎が建てられている。武蔵野六中の10キロほど上流に小平西高がある。サッカーに夢中な彼女には玉川上水が意識されることはほとんどなかったにちがいない。

 岩淵選手は今年のワールドカップ・カナダ大会の準々決勝のオーストラリア戦で0-0で迎えた後半42分にW杯初ゴールを決めた。これが決勝点となり、なでしこは1-0で勝利した。試合のあと佐々木監督は「ゴールをまだ(真奈)カナ、まだカナと待っていた」と親爺ギャグを飛している。突破力があり身長155センチと小柄なことからマナドーナの愛称がある。まずは来年のリオ五輪での活躍を期待しよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする