列島各地で大雪が降るなかで、ここしばらく関東南部は雨も雪も降らず空気はからからに乾燥している。舗装のない近くの緑道では、ときおり突風で土ぼこりが舞い目を開けておれない時もある。水仕事の後で手の甲がかさかさに荒れていることに気付くことが多くなった。砂糖壺の砂糖はカチンカチンに固まっている。今日は阪神淡路大震災から16年目にあたる日だ。
旧式のビデオ内蔵型のテレビでかつて録画しておいたNHKの囲碁番組のビデオを見直している。録画してそのまま永年放置していたものだ。囲碁番組だけでなく他の目ぼしい番組なども見直した後は、これらのテープをテレビもろとも処分しようと考えている。たまたま録画してあったのは1989年度の毎週20分の囲碁講座で、講師が石倉昇でアシスタントが島田広美の「これならわかる定石の生かし方」だった。偶然録画しておいたのだが、なかなかの名講義である。なんと20年以上も前のものだ。
囲碁の棋聖戦七番勝負の第一局が13日に雪の会津若松で始まった。懸賞金が最高のタイトル戦である。今回も2日にわたり朝夕限られた時間にテレビの中継があった。もちろん見逃すわけにはいかない。テレビの他にパソコンではリアルタイムの進行状況を知ることができる。棋聖に挑戦するのは若手の井山祐太名人だ。第一局は挑戦者の井山名人が勝ちをおさめた。専門家は最終の第七局までもつれると予想しているが、私の予想は4勝2敗で井山名人がタイトル奪取して2冠に輝くと予想している。第六局の結果が出るのは3月11日だ。
年が明けて公民館のある囲碁会に加入させてもらった。毎週金曜の午後1時から5時ぐらいまで開かれている。4か月の期間をかけてリーグ戦を行い、勝率による表彰を行うという。この1月から4月までは、この会にとって第13回目のリーグ戦だという。私は区切りよくリーグ戦の初日から参加したことになった。ルールらしきものは「同一人と2回対局する」ということぐらいである。各自持ち点があり、勝つとプラス1、負けるとマイナス1が持ち点に加算される。対局は持ち点差を計算してハンデが決まる。万年初段と自己申告した私の持ち点は100である。この会における記念すべき私の最初の対局で、私は5子を置いて打ち始めた。