独身を謳歌していた頃5~6年間京都に住んでいた。若くて元気盛りのその頃は世界に誇る古都といえども、特別の愛着も覚えずよりよく知ろうとの思いも湧いてこなかったけれど、近年は年毎に愛着を覚え、訪ねる毎に惹きつけられる。今年の紅葉は時期を得て又格別であった。(土手まで落葉に染まる鴨川・洛北に向かって)
月末から3日間、高校の同期会の下見という名目で秋の紅葉を愛でる企画に参加(20名近く)した。幹事さんは超多忙である企業の社長職ながら、現役から閑職に退いた大方の参加者を仕切ってくれた。私は都合で翌日の観光には参加しなかったが、旅行社のツアーと違い三々五々お喋りに花を咲かせる同期生達は、宴会の流れで賑やかだったろう。事後談に「本番では旗が必要?」との報告を見ると、大混雑の時期だけに幹事さんの大汗を容易に想像出来た。
早めの帰京の必要があった私は前日から1人観光し、丸2日レンタサイクルを使った。思いのままに探索した勝手知ったる街。碁盤目の京の街は迷いようもなく地図を片手に、路地や川原を爽快に走った。案じていた以上に温暖な日々ながら陽がかげると急に寒くなって風邪をひいた。遊び呆けて後の風邪。しばらく大人しくしなくっちゃ!去年の今頃入院騒ぎもしたことダシ・・。