いつも週末には来ていた娘も風邪のために家族で寝込んでいるという。同居人が小旅行に出てここ3日ばかり静かな一人暮らしだ。私も鼻水が出て少し咳も出る。2学期の授業がすんで期末テストの採点を残すだけである。それで気の緩みが出たようだ。5日はインフルエンザの予防接種を申し込んでいるのに困ったことだ。
近くの生協から5%引き(一日限定)、クリーニング店から20%引き(4回限定)の葉書きが送られてきていた。生協は明日が締め切りである。米、酒、マヨネーズ、酢等を買うために出かけた。並んでいるものの中からここぞとばかり高価な方を選んでカゴに入れた。よく考えると今回の5千円の5%引きとは250円引きである。それほど勇んで決起するほどのことでもない。馬券の損失にくらべれば何ほどのこともない。おっとこれは次元の異なる話であった。客寄せのうまい手口と改めて思う。悲しいかな普段クリーニング店に世話になる機会は少ない。しかし行動を開始した。娘が使うかどうかもわからないまま我が家に放置しているロングコートがある。それと自分のズボンをこれまた葉書きにつられて店に持ち込んだ。
最近の賞味期限問題で商品の表記に目が行くようになった。今日はそれらに目を通した。賞味期限の日付はどうでもよかった。商品には品目と製造者名とその住所が明記されている。活きあさりは千葉県漁連あさり事業所で木更津市であるが、静岡県産との表示がある。これはちょとした不思議だ。マヨネーズは名称が半固体状ドレッシングとなっている。日本酒が飲みたくて生協の生貯蔵純米酒 「虹の宴」 を求めた。180mlで1280円である。品目(清酒)原材料名(米、米こうじ)アルコール分(15度以上16度未満)精米歩合(67%)日本酒度(+1)酸度(1.5)製造者(東亜酒造、埼玉県羽生市)とある。私には安くてしかも飲みやすい。
木曜の夜だけは退屈しなかった。NHKの 「風の果て」 を見ていた。今年は中日ドラゴンズが日本一を決めたのも木曜の夜だった。完全試合騒動はあとで聞いた。以前NHKの 「蝉しぐれ」 の放送の時も毎週楽しみに待った。これから先に私には藤沢作品を読む楽しみが残っているといえる。現在私の手もとには文春ムック 「蝉しぐれと藤沢周平の世界」 オール読物責任編集という雑誌があるだけである。いけない少し熱が出てきた。飲んで早めに寝るにかぎる。