玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*棋譜を並べる

2007年11月19日 | 捨て猫の独り言

 朝晩の冷え込みが厳しい。月曜は一人だけの休日を迎える。この週末にも孫娘が泊まって昨日は大わらわであった。それだけに今日の静けさが際立つ。疲れる騒ぎもいいものだ。静かな日だけが続いたらどうしようか。今日は小春日和となって陽光が心地よい。日照が短いだけにことさら陽光が貴重に思える。

 窓から差し込む陽光で首すじが痛いほどだ。久しぶりに碁盤を持ち出してある棋譜をならべてみることにした。なんとアマの対局が10月31日の毎日新聞夕刊に大々的に掲載されていた。並べてみようと拡大コピーしておいた。黒番が与謝野馨前官房長官で白番が小沢一郎民主党代表である。その数日後に自民党と民主党の大連立騒ぎが起きる。

 結果は盤面9目の差で小沢さんの勝ちとなって、あとで接待碁だとの声もあがった。私の棋力は初段である。やっと 「劫」 という戦法を理解し始めたばかりのひよっこである。この2人の棋力はアマでも最高レベルに位置する7段ほどであることをこの記事で知った。

 石を並べることと政局とは何の関係もない。アマの最高レベルとはいかなるものか。私にはその興味があるだけだ。その記事によると与謝野さんは木谷道場というプロの胸を借りて学んだ本格派で、小沢さんはここ5、6年毎週のように囲碁サロンに通い実力をつけているという。午後3時にもう陽が翳りはじめた。今夜も冷え込みそうだ。碁石は孫達の遊び道具である。そのせいでいくつかの石は傷んでいる。あのぶつかり合う音がいいのねとある人は言う。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする