あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

世界遺産アグラ城

2016年04月11日 06時19分27秒 | インド旅行記
北インドの旅の5日目、2016年2月17日、午後の観光再開です。
の前に、午前の部の最後に「希望者はおいしい紅茶の葉のお店に案内します」という事で紅茶を買いました!
午後2時、ガイドさんが連れて行ってくれたのは宿泊ホテル前の普通の土産物屋でした…。んん~???
ま。紅茶さえ美味しかったら問題ないんだけどさ~?紅茶の味見も出来ないお店ってどうよ??ないわぁ~。
でもツアーですから!気に入らないからって他の店という訳にはいきません。ガイドさんを信用する!ですかね?
でもまあ、お店のおじさんのお話が楽しかったので紹介します。
おじさん「インドで生産している有名紅茶の銘柄はダージリン・アッサム・ニルギリです」
あ。それ知ってる銘柄だわ。
おじさん「ダージリンは強くないから一日中飲める。100グラム500ルピ。
アッサムは世界一強い。カフェイン多い。朝起きたら飲む。目が覚める。
ニルギリは咽とお腹にいい。昼ご飯に飲む。アイスティーにもよい。
カシミール茶は香辛料を少しまぜて飲む。生産量が少ない、香辛料を多く入れて飲むとのどの薬になる。
ホワイト茶は紅茶の宝石。カフェインなし。健康茶です。生産量が少ない。100グラム1000ルピする」(メモを書き間違えかもしれませんが)
マサラチャイの茶葉はダージリンの新茶を使うことが多い。茶葉の取れた標高によぅって茶葉にの値段が違う。標高が高いと値段が高い。標高が低いと値段が安い。うちの商品は100グラム400ルピ」
おじさん「紅茶の茶葉は10月から11月に収穫して、1月-2月に新茶が出回ります。うちの商品は今年の新茶です」
旅仲間「あの~、マサラチャイの作り方が分からないんですけど~?」
おじさん「作り方は簡単です。マサラチャイの茶葉をスプーンに1杯。同量の砂糖を1杯。牛乳に入れて煮立てるだけ」
旅仲間「牛乳にですか?」
おじさん「鍋に水を入れて茶葉を直接入れて湧かしてから牛乳を足す方法もありますが、日本の牛乳は味が薄いので牛乳に直接茶葉を入れる方がおススメです」
旅仲間「面倒くさいんでティーパックとかありませんか?」
おじさん「ティーバックを使うのは怠け者の飲み方です。茶葉を使って煎れるほうが美味しい」
取り扱う紅茶に自信があるのか、おじさんの口調が強くなる。
おじさん「本当はマサラチャイの茶葉はアッサムがおススメです。アッサムの茶葉にティマサラを少し入れる。Tスプーン1杯の砂糖を入れて煮立てる。出来上がり。簡単です。私の店には紅茶の茶葉にブレンド済みの香辛料を入れてマサラチャイを作れるティマサラもある。これね。1瓶200ルピ」
それもいいな。茶葉を味を楽しむならティマサラがよさそうだわ。
おじさん「最後に、茶葉は冷蔵庫で保管してはいけません。香りが飛びます」
小ネタも教えてくれる。
おじさん「紅茶の茶葉の値段は収穫する茶木の植えられている場所によって変わる。高い所の茶葉は高い。低い所の茶葉は安い」
ついでだから「料理に使う香辛料はないの?」と聞けば、
おじさん「うちで取り扱っている香辛料は、ガラムマサラ100グラム入りの瓶で300ルピ。チキンマサラ100グラム入りの瓶で300ルピ」
た・高い~~~っ!!さすがお土産屋さんの取り扱う香辛料ですね
おじさん「皆さんにおススメは4個セット1000ルピの茶葉です。これを4つ1個おまけ(個数がうろ覚えですごめんなさい)」
旅仲間達は一斉に欲しい紅茶の茶葉を出してもらう。お土産買いスタートです。でもさ~~。
あやし過ぎっ!私の「紅茶が欲しい」購入熱は醒めた。
なんつーの?紅茶が大好きな私は買う気マンマンでお店に来たのですが、
試し飲み出来ない!
販売用に出した茶葉に製造年月日を貼ったシールのあるのとないのがある!
シールの製造年月日の日付がバラバラ。(新しいのは先月、1月製造がついていたのですが)*インドで紅茶の新茶が出回るのは1月です。
そもそもインドでは紅茶のぱっぱは値引き出来ない商品のハズ。
「5個買えば1個おまけします」とかいう中国でよくある土産物商法してる店なんか信用出来るか~~っ!とマイナス要素満載ですっかり買う気が失せてしまった。
だがしかしだね。
インドの朝と昼の食事では必ずと言っていい程マサラチャイを飲んでいた私は、負けた気がしつつもマサラチャイ用の茶葉100グラム400ルピと香辛料(チキンマサラ300ルピとガラムマサラ300ルピとティマサラ200ルピ)の計4種、1200ルピ(約2400円)分を購入しちゃいました~。
これね。あ~、負けた気がする~。
昨日、ホテルに着いてすぐに5000日本円をインドルピに両替しました。
円ルピの両替レートでは2718ルピでした。が『お釣りがない』で2710ルピを手渡されました!
レートは1インドルピ=0.54円ですね。
わ~なんて良心的!!
初日のグルガオンのビジネスホテルのレート1ルピ=0.5円だったのがひど過ぎました!更にお釣りがないで100ルピ少なかったしな!
で、今1200ルピ使ってしまったので残りは1510ルピです。部屋に戻りダンナに「あとどれ位欲しい?」って聞いて取りあえず更に6000日本円を追加で両替しました。3306ルピ。ここからこのホテルのサービス税が36ルピでして、差し引き3270ルピになりました。
もうね。あちこちで買物の度にレートを気にするの面倒くさいっ!面倒だわ~。
ついでに予想以上にビールが高かった(大体瓶ビール1本1000円程度)のと、ネット利用代金がホテルによりマチマチでさ~(料金がいる場合利用代が1000円くらい。料金がゼロ円の場合もあり)。しかもインドルピは日本に持って帰っても仕方ないからさ。これも経験と5000円程度をちびちび両替しました。
旅仲間は「そんなの面倒くさいしストレスよ!」とカードで支払い可能な場所ではすべてカードで買物をしていました。後から考えたらそっちのが良かったけどさ。国によってカードの使い勝手ってマチマチなんだよね~。

15時半ロビー集合、午後の観光が始まります。
15時45分、世界遺産アグラ城到着です。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。
● 世界遺産アグラ城
アグラ城はムガル帝国第3代皇帝アクバルにより1656年から10年をかけて建てられました。高さ20メートルを誇る赤砂岩の城壁に囲まれ、2.5キロメートルに渡って続く。歴代皇帝が宮殿を造っているムガル帝国の権力の象徴です。
高さ20メートルの城壁は濠が巡らせてあります。かつては長さが5キロメートルもありましたが、現存してるのは長さ2、4キロメートルです。
2016.4.21デジカメ画像を追加しました。

アマル・シン門
上の画像奥のアーチがアグラ城の入場口。観光客は画像右手前へ進みます。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。
こちらの画像がアグラ城の観光順路。日本の城の枡形門と同じ。守り易く攻めにくい。ここだけ見れば城塞。フォートレス。中に入ると宮殿パレスの建物がある。
門を入ってすぐ、道の両側の壁が高く緩やかな上り坂がある。
画像を差し替えました。
左右の塀の途中に縦に入った切れ目は、敵が攻めて来た時に上から熱湯(熱した油だったかもしれん)を流したそうです。
2016.4.21デジカメ画像を追加しました。
坂を登り切るとゲートがあります。ゲートを潜ると緑の中庭が視界に飛び込んでくる。
緑の庭の奥にジャハン・ギール宮殿があった。

● ジャハン・ギール宮殿
ムガル帝国3代皇帝アクバル帝が息子のジャハンギールのために建てた宮殿です。

赤砂岩に白大理石の象眼細工を施した建物は、左右のシンメトリーが美しいイスラムとヒンドゥー様式を融合させたデザイン。
2016.4.21デジカメ画像を追加しました。
アクバル帝はヒンドゥー教とイスラム教の融和策をとり、ムガール帝国の勢力を拡大しました。アクバル帝が作ったジャハンギール宮殿の装飾も、ヒンドゥーとイスラム両方のデザインが使われています。
2016.4.21デジカメ画像を追加しました。
宮殿入口の右側です。よく見ると、下の縁飾りみたいなデザインの中にイスラムの星があります。
アーチの所にはヒンドゥーの花がデザインされています。
2016.4.21デジカメ画像を拡大掲載します。

2016.4.21にデジカメ画像を追加しました。
上の画像はジャハンギール宮殿前の庭におかれています。浴槽です。が、結婚の結納で浴槽一杯の財宝が入っていたとかいないとか。どっちが先だったのでしょうかね?財宝が先かな?
2016.4.21にデジカメ画像を追加しました。
石造りの浴槽の近くに人が集ってる一角がありました。何やってるんだか??
確認したらそこにリスの姿がありました。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。ジャハンギール宮殿中庭確か建物に並ぶ部屋は、皇帝の子ども達の部屋だったハズ。
2016.2.21デジカメ画像を追加しました。
ジャハンギール宮殿の中庭です。アーチのデザインはヒンドゥーですね。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。
上の画像はジャハンギール宮殿を北に抜けて、東に向いて撮影してます。
2016.4.21デジカメ画像を追加しました。
2つ上の画像の左から撮影してます。この画像の左手はアグラ城の城壁で、覗き窓からタージマハルが見えました。
2016.4.11デジカメ画像を追加しました。
確かこの辺りは浴場の建物があった所。この窪みは浴場の水を溜める場所だったような~?すみません。うろ覚えです。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。
こちら、浴場から城壁側のテラス。
この先はカース・マハール。大理石で出来た皇帝の寝室。天井が高いため風通しがよい。両側に子ども達の寝室がある。
2016.4.21デジカメ画像を追加しました。
子ども達の寝室の建物から見たタージマハルです。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。

2016.4.11デジカメ画像を追加しました。
皇帝の寝室正面にある中庭。確かかつては緑の区画にぶどうの樹が植えられていて、中央でワインを作っていたと聞いたような?すみません。これまたうろ覚えです。メモ取りながらデジカメを写して更に肉眼で見ながら移動するのは結構大変で、どこかが抜け落ちてしまいます。
2016.4.8に左のデジカメ画像を追加しました。
皇帝の寝室の内装は豪華です。天井です。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。
テラス窓からタージマハルが見えたので撮影しました。
2016.4.8に左のデジカメ画像を追加しました。
上の画像の壁にあいている穴は、おそらく中国の陶器などを飾っていたと思われます。そして床には水が張られてたと思われます。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。
柱の色大理石のモザイク。上の画像の左奥の壁に変わった形の穴がありますね。これも陶器がはめ込まれてたのでしょう。壁沿いの窓からはヤムナー川とタージマハルが見えます。

その先に5代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃ムムダス。マハールの寝室として建てた八角の塔● ムサンマン・ブルジュがあります。
ここはぜひともシャー・ジャハーンの視点で見るタージマハルの画像を撮影したかったのですが、塔の内部は立ち入り禁止です。

画像の右手の暗い場所が入口なんですが、中に入れません。画像でオバさんが覗いているのは、ここに穴がありまして外が見えました!もちろん私も覗いてみた。

柱の場所にシャー・ジャハーンが立って愛妃が眠るタージマハルを見つめていたと思われなす。
柱の向こうにヤムナ川が見えます。ヤムナ川の河畔のタージマハル。河を挟んで対岸にシャー・ジャハーンの霊廟の幻の黒いタージが望めます。
実は昨日の記事で紹介しましたが、タージマハルを造った4代皇帝シャー・ジャハーンは、ここアグラ城でも贅沢な建物を造りました。黒いタージが出来る前に国の財政を心配した息子達によりシャー・ジャハーンはこの塔に幽閉されてしまいます。74才で亡くなるまで、シャー・ジャハーンはここから愛妃が眠るタージマハルを眺めて過ごしたとか。
ついでに上の画像をよく見て欲しい。手すりに緑色の鳥が停まってますね?これは野生のインコです。この画像では分かりにくいのですが、インコが停まってる手すりの下に、インコの巣穴がありまして、周りにインコが一杯いました。
動物は街にいるのか?(その3)(2016年4月8日)の記事 こちらの記事にインコの画像があります。
●貴賓接見室のディワニ・カーズ
2016.4.8に左のデジカメ画像を追加しました。
貴賓接見室の左手にあるテラスからシャ・ジャハーンが幽閉された八角の塔がよく見えます。



ってか、八角の塔は立ち入り禁止なのでヤムナー川とタージマハル。王が幽閉された塔の立ち位置が分かるのはこの場所だけです。
2月は北インドでは乾季です。ヤムナー川の水量が下がっていて小さな川に見えてしまうのが残念です。
2016.4.8に携帯電話の画像を左のデジカメ画像に差し替えました。
さて。このディワニ・カーズですが、建設当時1階には池がありました。緑の芝生部分です。皇帝は2階から釣りをして楽しんでいたそうです。だから名前もマッチ・パワン(魚の宮殿)と呼ばれていました。

やがて池は埋められ、アグラ城で暮らす女性達が買物ごっこをして楽しむバザールの場所になりました。

画像で見る通り、とても大きい建物です。

白と緑のコントラストが綺麗だったので、何枚も撮影してしまいました。

上の画像奥に人影が写ってますね。ここの左に降りる階段がありまして、
この先に皇帝が一般市民と謁見する一般謁見の間、ディワニ・アームがあります。これが今日の記事のトップ画像になります。
2016.4.21デジカメ画像を追加しました。
せっかくなのでトップ画像と同じ場所から撮影した画像をもう1枚追加掲載します。複雑なデザインなので、少し撮影場所の角度を変えると、別の味わいの画像になり楽しい場所でした!
この建物はシャー・ジャハーンが造ったので派手派手。イスラム様式のアーチや彫刻がふんだんに使われています。綺麗でしょ?
2つ上の画面奥に人影が見えますよね?観光客は画面奥右手奥の階段を降りてここへ出ました。そして観光動線は画面奥の左手へ進みます。だからトップ画像をゲットする為に、私はこの場所に出るとすぐに建物の端まで走りました(や、気持ちだけですが)。
今回のツアーでは観光解説はガイドさんがマイクに話し、ツアー客はイヤホンで聞いています。幸いこの程度離れているだけならイヤホンの声は普通に聞こえます。
建物の端に2・3段降りる階段があり、撮影は階段の下から特徴的なアーチが綺麗に写るように床すれすれに携帯電話を構えて撮影しています。
2016.4.8左のデジカメ画像を追加しました。
上の画像を解説しますと、一般謁見の間。ディワニ・アームの外観です。
観光動線では上の画像の中央奥から手前へ移動します。上の画像の右手に数段だけ降りる赤い階段がありますね。ここからトップ画像を撮影しました。
ディワニ・アーム見学後、観光動線は上の画像左奥手前へ進む。左側に高い壁の向こうに真珠のモスクと呼ばれるモティ・マスジッドがありますが、ここは非公開。この先は実はかつてはアグラ城だった場所を現在は軍隊が使ってるそうなのでモスクは絶対に非公開のままでしょう。
2016.4.8に左のデジカメ画像を追加しました。
アグラ城の観光はここでおしまい。出口へ向います。観光客に解放されている入口と出口は同じです。
2016.4.8に左のデジカメ画像を追加しました。
上の画像は入口(出口)近くのアマル・シン門の枡形に植えられたヤシの木にいた野ざるです。

16時50分バスはアグラ城を出発しました。向かうはダバダ・ホテルの屋上。ここで今日のティータイムです。
市内から日暮れ時のタージマハルを眺めよう。
という趣向です。
ツアーでは毎日のようにティータイムがあったのね。何しろ年配向けツアーだからね。休憩はたっぷり取ってあるのだよ。

注文するのはいつものマサラティー。用意が出来るまで街から見えるタージマハルを撮影を楽しみました。画像のようにダバダホテルの屋上は鳩が入らないように檻が巡らしてあります。

旅仲間のYさんが「あの黄色い塀の上に何かいるように見えるんだけどな?」と指差す。
ンン~??望遠望遠っと?
2016.4.8に左のデジカメ画像を追加しました。
これがデジカメでの望遠の限界ですが…。もしかして?黄色い塀の上に猿がいるかも?また野猿なのかぁ?どこにでもいるなあ。

そういえば、さっきから民家の屋上で布を振り回してる人がいるけどさ、あれはハトを呼んでるのかな?って事は、ハトの群れは野良鳩じゃなくて飼い鳩なかも?

あ。布を振り回していた人の家の屋上にハトの群れが降りる。
2016.4.21デジカメ画像を追加しました。 と?また飛んでった!
ああ。また布を降ってるわ。…楽しそうだね。

あ。お茶菓子が出て来たようなので席に戻ります。
こちらはペーターというお菓子です。
冬瓜の仲間のシロップ漬けで、アグラの名物お菓子です。冬瓜の代わりにオレンジを使う事もあります。アグラの街ではペーター屋さんで買う人気のお菓子だそうで。

お茶請けはペーターだけでなく、塩味ビスケットとクッキーもありました。夕暮れも残念ながら夕焼けにはなりませんでしたぁ~…。残念です。白大理石のタージが赤く染まる所を見たかったんだけどね。
ティータイム終了。ホテルに戻ります。
ホテル着17時55分。
19時より夕食。ここで添乗員から重要なお知らせが!
明日は早朝5時にバゲージダウン。5時半出発です。バスがデリーの渋滞に合うと思われますので協力願います」
うわ~。マジかぁ~~…。

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