あられの日記

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インドクオリティー

2016年02月27日 17時23分43秒 | インド旅行記
インドクオリティーを一言で分かり易くいえば、大雑把ではないでしょうか?
例えばカトラリーです。
元からナイフ・フォーク・スプーンが日本のものより大降りで重いなあとは気付いてました。でもまあそういう国もあるし、と。大して気にしてなかったのですが、食後のコーヒーや紅茶にミルクや砂糖を入れて混ぜる用のスプーンもスープ用のスプーンなんですよ。デザートのケーキを分けるのに使うフォークは肉を押えるのと同じフォーク。アイスをすくうのもスープ用のでっかいスプーンを使うんですよ。最初は店の個性かな?と思ったけどね。インドの旅の食事は全て同じでした。
分かり易くいうと、日本のようにコーヒーをまぜる用の小さいスプーンもケーキを食べる時に使う小さいフォークもないんですわ。
地味に驚いた!
食事といえば。
最初からテーブルにセットしてあるカトラリーやお皿ですが、席によってはフォークが足りなかったり、スプーンが足りなかったりは茶飯事です。
旅は年配用にゆったり観光地を絞ってあるので毎日のように趣向を凝らしたティータイムが組み込まれてまして。ヴァラナシのティータイムはかつての宮殿を改装してホテルとして使用してる。その屋上に喫茶店を設えてあって、ガンジス川を眺めながら夕暮れのティータイムを楽しみましょうというものでしたが…。まあね。こっちはガイドさんと添乗員も加えると21名にもなるから、いっぺんにお茶やお茶うけがそろわないのはわかるのですが。グループなのでお茶請けとして注文したお菓子も同じのハズ。確か3種類のお菓子の盛り合わせじゃなかったかな?しかしですね。ある皿にはビスケットが入ってなかったり。忘れた頃にビスケットだけ山盛り追加で届いたりですね。ある訳です。もうね。おおらかというか大雑把というか。
あとですね。日本で店の呼び込みをする人が「1個800円です」と言えばそれは必ず800円であり、1000円渡すと絶対に200円のお釣りを払いますよね?
でもインドでは1個800円と言うから1000円出すと、「今お釣りがない」とお釣りをくれない事はありがちです。
実際あったのは、ジャイプールのアンベール城で「日本語のガイドブック1冊10ルピ(約20円)」という激安で連呼してる男達がいました。まあ観光地ではどの国もありがちなのですが、1冊20円は激安です。しかしカラクリがある訳で。外国人観光客はそうそう10ルピ硬貨を持ってません。私も10ルピ硬貨はデリーの空港の国内線のフードコートにあったマクドナルドで、1個95ルピのバーガーを購入したら、1ルピ硬貨1枚と2ルピ硬貨2枚がお釣りとして出てきで驚愕しました。てっきりインドって100ルピ以下って諦めろ!の国かと思ってましたからね。
さて、1冊10ルピの日本語歩観光ガイドブックです。この場合日本人が持っているのは100ルピ札か500ルピ札ではないでしょうか?それでうっかり500ルピ札を出した日には、「お釣りがない」と言われてしまい、結局ガイドブックを1冊500ルピ(約1000円)で買わされる事になるそうで。なんか詐欺のようですが、インドではありがちな事です。観光客はあらかじめ観光地では呼び込みに反応しないように言われてるんですが、つい反応する人もいるらしい。その辺りは自己責任なのですよ。観光客が「お釣りがない詐欺」に合わないようにするには、購入金額調度に支払う他ありません。まあ、調度出したら「そんな事言ってない。それは10ルピでなく1000ルピだ」と言って来る可能性が高いのですがね。
ちなみに、暗算力はインド人最強ですよ。対抗策としては買物の時は常時計算機を使う事をおススメします。
私が遭遇した「お釣りがない詐欺」はね。
インドに到着した当日2月13日、添乗員に両替は宿泊ホテルのレセプションでするように言われていたのです。旅の仲間は全部で19人もいるので翌朝全員が一度に両替を頼むと時間がかかるかと思い、到着した夜のうちに両替をすることにしました。
6000円分を両替しました。
レートは1円=0、5ルピでした。
レートが悪過ぎる!何しろ2月11日のレートは1インドルピー=1、67円。つまりレートは1円=0、6ルピです。
当日の本来の0.6のレートで6000円をインドルピに両替したとしたら、3600ルピになるハズでした!
まあ手持ちが1ルピもないからして、しかもここで替える他ないからしてそのまま計算を待ってたらですね。
6000円=3000INR そこからサービス税が31インドルピかかるので、本来なら2969ルピ支払いの所「小銭がない」と渡されたのは2900ルピでした!
わかりますう~~?この場合、レートをわざと低く提示して、更に小銭がない!ですよ。ホテルのレセプションがです。更に更にここをつかって両替を進めてるのは私達の旅行会社の添乗員なのですよ。もうね。これがインドクオリティ!と割り切らないと旅がつまらなくなりますね。
そういえば、ジャイプールで布を爆買してしまい、手持ちのルピを使い果たし、夜ホテルで両替しようとしたら「もう金庫を閉めてしまった。両替出来ない」と言われました。な、なんだって~~~??ですよね。「次に両替出来るのはいつだ?」と尋ねましたれば「アフタヌーン」とか言いやがった!絶対に聞き間違えたとも思い「おまえのいうアフタヌーンは何時だ?」と尋ねたれば「12時です」と答える。聞き間違えではなかった!ええ。翌日は8時半出発でした。その日は手持ち0ルピでの移動でした。もうねっ。もうね~~~。
あ。
こういう国だから。サリーを注文した時に店で中のブラウスを私のサイズで仕立てるからとサイズを測ったんですよ。2月19日にオーダーして、夕方にはブラウスをホテルに届けると言われました。そして夜の観光。ヒンドゥー教徒のガンジス川への祈りの儀式のアールティを見学してホテルへ戻ったのは午後8時過ぎでした。お店の人はちゃんとブラウスを届けてくれました。その時は疲れていて、ええ。間抜けにもこの時は夜飲まないといけないお薬を飲むのを忘れていたのもありそうとうに疲れていたのです。また5分後にさよならディナーがレストランであるから手荷物を部屋に置いたらすぐに集まれと言われていたのも重なって、ブラウスの出来をお店の人とするのを忘れて受け取ってしまいました。ホテルの部屋に戻って気付く。インドは日本と違うのです。ここまでのインドクオリティーを考えると、試着は絶対だろ!と。バスルームに飛び込んで着用していたブラウスやTシャツを脱ぎ捨てて急いで縫い上がったサリーのブラウスを試着してみた所、案の定合わない~~~。あのサイズを測っていたのは何だったのか!!
おかげでさよならディナーには遅刻です。和やかな食事に水さしたくはなかったので、添乗員さんにだけこそっと「サリーのブラウスが届いたので着てみたら、サイズが合わないんです。具体的に言うと胸が入らない!」と耳打ちしました。と。添乗員さんは「ありがちですね~」食事が終わったら連絡します。だってさ。
お店の人は翌朝ホテルにやってきた。通訳として私達の旅の現地ガイドさんも待っててくれた。しかしどうサイズが合ってないか?見せた方がわかるので、ロビーで私はランニング姿になり、サリーのブラウスを着てみせた。と。お店の人もガイドさんも事態が分かったようで修正すると言う事になった。
しかしだね。不思議な事に今度は採寸しなおすという事がなかった!
ちなみに「ブラウスはランチのレストランに届けます」との事で、不安なまま午前の観光へ向う事になった。もちろん届いたブラウスはランチの席につく前に着用してみた。こんどは前を閉じる事は出来たものの、今一信用出来ない私はレストラン(ってかヴァラナシにあったホテル)のトイレの鏡で確認した。
今度は前は閉じれたけれど、ど~みてもブラウスの下の部分のサイズがってか、シルエットがおかしいのね。でもサリー自体をあんまり見た事ないのでおかしいと思うけどさぁ~??と頭を捻っていたら添乗員さんが「サリーのブラウスはそんなものですよ」というので妥協した。とまあ。インドでサリーを作りたいと思う女性の観光客は多いでしょうが、仕立てたら絶対に試着して確認しましょう。旅の日程にゆとりがあれば、納得するまで店の人とやりとりするといいよ。大雑把なのがインドクオリティーなのです。インド人はちゃんとしてないのは悪い事だと思ってないのです。こちらが要求してそれに答えればいいと思ってるようです。それがインドクオリティーです。日本だと言えば悪いかも?とか遠慮が美学みたいな事がありますが、それをインドでするのはバカものですわ。
あと…気付いたんだがインドは極端だわ。
例えば、デリーの市内バスでレイプ事件が発生したからといって、デリーを走る全てのバスからカーテンの使用禁止にする。ってのもどうかと思いますが、
仏教の4大聖地の一つ、サルーナートの博物館では入館の時にパスポートとお財布以外は持ち込めません。というルールがあります。まあハンカチとテッシュ程度は見逃してくれましたが。そうなった理由というのが、博物館に展示してあった小さな展示物が客に盗まれたから!だとか…。
え~と??
ガイドさんが「博物館には小さな展示物が多いから」と言うのでそうなのね?どれくらい小さいのかな?とワクワクしてたらば、博物館の小さな展示物は大きかったし重そうだった!しかも博物館の小さな展示物は殆どガラス(もしかしたらアクリル板)のケースの向こうにあった!
これを客に盗まれて気付かないって一体…。
なんだかな~…。
ちなみに博物館に入る時、タージマハル(*激注:タージマハルには持ち込み制限があります。タージマハルにはボールペン・えんぴつ・紙類(しおり含む)・電池・イヤホン・ライター・三脚などの持ち込みが禁止されています)などの観光地に入る時、ホテルに入る時、だいたいセキュリティチェックの機械を通らねばなりません。セキュリティが厳しいホテルは客の手荷物は全て飛行場にあるような機械に通して確認があります。でもさ、セキュリティーチェックしてない出入口があったりするんだよな~。どこかちぐはぐですわ。

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