あられの日記

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カメムシ由来の斑点米って知ってる?

2024年09月02日 12時14分27秒 | リアル農業育成ゲーム
トップ画像は8月半ばの新聞より。
今は令和の米騒動の只中なので、農家を悩ます斑点米の投稿は不安を煽るからな〜??と投稿を見合わせてました。
今年は暖冬で越冬したカメムシが多いというニュースを見たことある人は多いと思うけども。私も楽しみに育てたとうもろこしを吸汁されてしまいました。がっかりして数日放置した結果、醸されて味変。ダンナが食べてくれず悲しい思いをしました。

トップ画像の新聞切り抜きには「収穫前のナシの果実をカメムシが吸汁して、ナシの出荷が例年より3〜4割減少。『早い時期から防除に努めたが、カメムシの被害を防ぎきれていない。高温も影響し、出荷量が減っている』とあります。
これがさ、やがてナシ→ミカン→キウイ→オリーブと変化していくらしい。我が家のスイートスプリングも柑橘なのでカメムシに狙われている。
そしてお米です。
お米もカメムシに狙われる。
カメムシにたかられたお米は斑点米となる。
斑点米カメムシ類とは?
・畦や雑草地に生息し、水稲の出穂に合わせて水田に侵入し、稲穂を吸汁加害するため籾が不稔(花の異常のため、受粉してもタネが出来ないこと)になったり、玄米の一部が変色するなどの「斑点米」が発生する。
・米の検査規格では、斑点米率が0、1%(1000粒に1粒)を超えると「2等」、0、3%を超えると「3等」、0、7%を超えると「規格外」となります。
1000粒ってどれくらい??お米は1000粒で20グラムの重さになります。
茶碗1杯のご飯は、大体65グラムくらいだそうなので、お茶碗1杯のご飯粒は3250粒ほど。となります。
収穫したお米に斑点米が混じると、お米の等級が落ちることに。
つまり、収入が減ることになります。
これは、お米農家さんに出る被害ですが、消費者さんには等級が落ちたお米はスーパーにまず並ばないのですよ。
今、お米がスーパーに並んでいないのは、去年の猛暑と小雨でお米に高温被害が出てしまい、1等米が減ったからです。
そこに今年も去年と同じく高温被害が出そうです。
そこにカメムシによる斑点米が加わることになり、1等米の数が更に減りそうです。
ちなみに、米農家さんもカメムシ防除に努めてます。昨日、コメリにオルトランを買いに行った帰り、出穂したお米に斑点米カメムシ防除の薬剤散布してる年配のご夫婦を見かけました。
斑点米カメムシ類の防除対策。
その1)草刈りにより、カメムシ類の生息密度を減らす。
その2)薬剤散布により確実に防除する。
●薬剤による防除は、必ず出穂期頃と出穂後の2回行う。
っといったことをします。手間がかかるしお金もかかる。全く割りに合いません。
これらを踏まえて。今年のお米は欲しい人が世の中に溢れているのに、美味しい1等米は更に少なくなる気配。そして美味しいお米は高くなると思うんだな。
お米不足を煽る記事を書きたくはないけども。
どこかで「2等米を売ります」ということをやらないと、お米騒動は続くんじゃないかな〜??
いや、どこまで詳しく書こうか迷う話になっちゃったわ。消費者の立場と生産者の立場間を取り持つ流通。JAだったりスーパーだったり街の米屋さんだったり。多様化で問題はさらに複雑になる〜。
コメント
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