高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

マタタビ

2008-06-28 00:33:27 | 樹木
高尾山を歩くと、マタタビ(木天蓼、「もくてんりょう」とも読むようだ)の一部が白く変色した葉がいたる所で目立つ時期である。
しかし、たいていは遠くの高い木に巻きついていて、じっくり観察ができないことが多い。
南高尾で手の届く所に、数本生えているのが確認できていたので、花の咲いている頃だろうと行ってみた。
咲いている花はほとんどが雄花であるが、わずかだが雄しべの中央から雌しべがのぞいている両性花が見つかった。
むかしから「猫にマタタビ」と言われてきた樹木で、猫はマタタビの臭いで恍惚の世界に入ると言う。
猫だけでなく、ライオン、トラなどもマタタビに酔うようだが、猛獣にマタタビの効力を試す機会はない。
寅太はマタタビには反応せず、酔うのはアルコール類である。

 
(杉に巻きついた白い葉、城山湖と奥は八王子市街)

 
(マタタビの雄花と、右は雌しべを持った両性花)

又旅、木天蓼/マタタビ科/マタタビ属。
山地に生える落葉つる性植物。
葉は有柄の卵形から楕円形で互生し、蔓の先端部の葉は花期に葉緑素が抜けて白化する。
花は白色の5弁花で雄花の咲く雄株と、雌花および両性花の咲く雌株がある。
果実は長さが約3cmの長楕円形で先が尖り、秋に黄緑色に熟す。
名前の由来:疲れた時に甘い果実を食すると「再び旅ができる」などの説がある。
花期:6~7月。
(南高尾)
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8 コメント

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甘いマタタビ? (信徳)
2008-06-28 07:02:35
魚沼名産で「マタタビ漬け」があります。若いマタタビを塩漬けにしたものでホロ苦く元気が出ます。マタタビは苦いのかなと思っていたのですが、熟れると甘くなるのですね。群馬で初めて熟れたものを口にしました。「ネコにマタタビ、寅に久保田か!」
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マタタビ (hanatetsu)
2008-06-28 12:45:06
マタタビの花、初見です。果実は見たことがありましたが…。想像以上の花にうっとりです。
しかし、決してマタタビに酔ったのではありません。
こちらも久保田の方が酔い心地が良さそうです。
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キューイも同族だ、猫は大好き (信徳)
2008-06-28 13:41:46
「久保田」ばかり気になって花を褒めてあげるのを忘れてしまいました。御免なさい!キューイフルーツに花も木の肌も似ていますね。やはり同種です。URL入れさせて貰いました。ここをクリックすると信徳のブログに飛んで行きます。
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寅に久保田! (寅太)
2008-06-29 06:45:06
信徳さん、おはようございます。
マタタビ酒は聞いたことがありますが、マタタビ漬けもあるんですね。
撮影したマタタビは手の届くところにあるので、この後の果実を観察していきます。
寅は久保田に弱くすぐにデレデレになります。
きのう朝日山「千寿盃」を飲み終わり、残るは久保田「万寿」が1本になりました。
OKBさんと高尾行きが延期になり、そのまま眠っています。

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マタタビの実は独り占め (寅太)
2008-06-29 06:50:39
hanatetsuさん、おはようございます。
以外にもマタタビの花は初見でしたか。
高尾山のセッコクの名所の近くにも、大きな木に巻き付いた白い葉は良く見ると思います。
でも手の届くところにはなかなかありません。
アケボノソウの近くの秘密の場所なので、このままではマタタビの実は独り占めになります。
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猫にキューイフルーツ (寅太)
2008-06-29 07:05:52
信徳さん、朝から又お会いしました。
キューイフルーツね。
確かに似ています。
蔓が延びるところもそっくりです。
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葉は良く見かけるが・・ (デコウォーカ)
2008-06-29 08:25:10
白化した葉を良く見かけます。マタタビは大きな木が多いなと、思っていましたが蔓性の植物でしたか!白い花を少し離れた所から見ましたが、初めて詳細を見ました。しかも雌雄異株だったとは知りませんでした。
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雌しべがはっきりと (寅太)
2008-06-30 17:29:56
デコウォーカさん、こんにちは。
植物に関心がなければ、雌しべがついた花は見落してしまいます。
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