新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

いろんなクルマが走ってる

2012-10-16 22:44:56 | ニュース

こちらの記事で書いたように、先週と今週のウィークディ、東名高速道路では恒例集中工事が行われています。


121016_1_01


きのうまでの5日間、私の通勤(出勤)にはほとんど影響がなくて、今朝、横浜町田ICの手前2kmくらいが渋滞していたくらいのもの。
東名よりも、きのうの首都高5号線上りの事故渋滞には参りました… いつもなら横浜町田ICを出るような時刻、ようやく志村料金所を通過できたのですから(一般道も酷い渋滞だった…)


今週金曜日は電車で出勤(外出先へ直行)する予定ですので、あと2日集中工事の影響を蒙りませんようにと切に願っています。


   


さて、この記事のタイトル「いろんなクルマが走ってる」、きょうは出勤時も帰宅時も妙なクルマを何台も見かけました。


まず、今朝の首都高3号線下りで見かけたLEXUS


だいたいLEXUSって、上品とは言えない走りをしているのが多いのですが、今朝見たLEXUSは、駒沢を過ぎた辺りで、例によって結構なスピードで車線変更しながら走ってきて、流れに乗って追い越し車線を走っていた私の前に出てきました。


ほぉ~、お急ぎのご様子で…


なんですが、私の前を走るクルマはマイペース(私が見る限り常識的なスピード)で走っておりまして、そのクルマにLEXUSはビッタリとくっつき、右のウインカーチカチカ


どけっ


ってことですナ。


それでも、その前を走るクルマは知らんぷり(気がつかなかったのか、ムッとしたのかは不明)。
しばらくその状態が続いたと思ったら、LEXUSは左に車線変更して用賀出口から国道246号線へと降りていきました。


LEXUSには、さぞかし時間単価の高い方が乗っていらっしゃったのでしょうねぇ…


   


帰り道の国道246号線で見かけた「わ」ナンバー(=レンタカー)のVitz、日没から2時間は経過して真っ暗だというのに、完全無灯火

首都高中央環状線山手トンネル無灯火で走るオバカはちょくちょく拝見しますが夜道完全無灯火っつうのはそうそう出くわすモノではありません。


気がついていないのか(計器板が字光式ですから)、はたまた自動車教習所「夜はライトを点灯」と教わったことを忘れているのか不明ですが、違法ですし、何より危険極まりない


   


最後は、帰りの新大宮バイパスで見かけたノア(またもやトヨタ車)。
後ろから見ていると、クルマの左後部がなんか変…
バックドアに何かを挟んだ状態で走っているのか?と思っていたところ、信号待ちの時に間近に見て事情が飲み込めました。


何かに引っかけたのか、左リアフェンダーめくれ上がっていたのですよ

停車中のノア「かつては左リアフェンダーだったパネル」は左にバホンと張り出して、車幅は通常より40~50cm増しって状況でした。


こんな状況のクルマの左側を走っていたら接触されそうなので、青信号になって走り出すと、すぐにこのノアの後ろに廻りました。


と、走っている状況を観察しますと、停車中は左に派手にはみ出していた「かつては左リアフェンダーだったパネル」、走り出すと風圧でほぼ真後ろにたなびいておりまして、左を走るクルマに接触する危険性はなさそうでした。

これなら大丈夫、、、、なわけはありませぬ


それにしても、よくあんな状態でクルマを走らせるものだよなぁ~ と、妙に感心した私であります。

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今年は「140周年」が多い

2012-10-14 23:35:02 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっと前から、このブログでちょうど2年前に書いた記事「江戸を感じた日曜日(その3)」「一葉記念館 シリアル」検索ワードにして訪問される方がちょくちょくいらっしゃって、何事かといぶかしく思っていました
一人の人が同じ記事が何度もやってくるものかな?…と。


その疑問氷解しました。
これですな


121014_1_01 「鉄道開業140周年」を記念したクイズ「今昔クイズ散歩」が行われていることは知っていましたが、きょう、10月14日、まさしく「鉄道の日」鉄道博物館(鉄博)に出かけ、そこで入手したパンフレットに私の疑問に対する答がありました。


五つあるコースのうち、「御茶ノ水・南千住コース」の設問に、一葉記念館が登場して、


121014_1_02


記念館に展示されている五千円札のシリアルナンバーの下3ケタの文字は?


という問題が出されています。
なるほど~、これかぁ~
私が書いた記事には、しっかりとがありんした


ふぅ~、よかった…。
せっかく私のブログにたどり着いたのに、ガッカリして去られたら残念ですからねぇ。


   


ところで、「今昔クイズ散歩」のパンフレットを見ていて驚いたのは、今年「140周年」を迎えるモノ/人がとても多いこと

まず、樋口一葉女史が「生誕140年」だったことには、このパンフレットを見るまでは気づきませんでしたし、他にも、「今昔クイズ散歩」のパンフレットには、鉄道開業140周年以外にも、こんなに「140周年」が載っていました


資生堂創業140年
明治座創業140年
逓信総合博物館郵便創業140年
立正大学開校140年
湯島聖堂学制公布140年
東京国立博物館創設140年


こんなに…


今から140年前は、1872(明治5)年Wikipediaによればこんな年でした。
まさしく「明治維新、真っ盛りだったんですな。


   


そうそう、先週、東博に行ってきたことは「いま東京で一番“旬”な観光スポット(その1)」ちょっとだけ書きましたが、これでこちらで書いた東博の140周年記念のスタンプラリー「満願成就」となりました


121014_1_03 今年5月から毎月東博に通い、スタンプが6個貯まりました


そして、「先着3000名」がいただけるという「オリジナルグッズ」を頂戴してきました


121014_1_04


長谷川等伯「松林図屏風」をモチーフにしたメモパッドと、ユリノキちゃんのチャームがついたボールペンのセットです

トーハクくんのチャーム付きのも選べたのですが、私はこちらをchoice

なんだか、箱が一番立派なような気がしてなりませぬ…


   


121014_1_05 そうそう、今日の鉄博「鉄道の日」開館記念日ということで、開館5周年記念「オリジナル・ピンバッジ」をいただいてきました


鉄博では「鉄道博物館開館5周年・鉄道開業140周年記念特別企画展『鉄道開業物語』」なんですが、


121014_1_06 列車の現物展示の迫力に比べれば、かなり寂しい展示というか、何というか…

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板橋・志村界隈を散歩してみた

2012-10-13 19:36:49 | タウンウオッチング

野暮用で出かけたついでに、板橋の志村界隈を散歩してみました。

国道17号線中山道 福寿通りが交差する「志村警察前交差点」こんもりとした林があります。

大きな地図で見る

柵の上にある「TOPPAN」という大きな看板が示すとおり、凸版印刷でして、珍しいことに交差点を向いてがあります。

121013_1_01

この中山道に面した敷地は、見たところ空き地になっている部分が多く、「現役」の感じはしません。
そもそも、こんな場所に作られた門からクルマが出入りするのは、そうとう無理があります。

ここから福寿通りを1ブロック南西に入った場所に、広大な面積を持つ工場が立っています。


大きな地図で見る

この工場、ずいぶん前から気になる建物でして、きょう、初めて写真を撮ってきました(いつものコンデジではなく、ガラケーで撮りました)。

121013_1_02

この工場の門も、交差点を向いているのですが、コチラは小さな交差点ですので、クルマの出入りはさほど難しくなさそうです。

それはそうと、階段状になった時計塔アールのついた玄関、そして、これまたアールのついた守衛所、大変によござんす

いかにも昭和初期っぽい

帰宅して調べてみますと、凸版印刷のHPに記述を見つけました。

1938(昭和13年) 板橋工場を竣工、操業開始

として、

そこで当社は、将来の印刷需要の増大を前提として、他社と比べて劣らない規模の設備を備えた新工場建設の方針を決め、直ちに建設計画に着手しました。
新工場の板橋工場は、総坪数約6万6000平方メートル。工場の建物は4万平方メートルあり、洋風庭園と運動設備を備え、当時の工場のイメージを一新する近代的な工場でした。

とのこと。やはり昭和初期でしたかぁ…

板橋区作成のこちらの資料(PDF)に竣工当時の写真が載っているんですが、

121013_1_03

全然変わっていないといっても過言ではありません

前出の資料によれば、

 終戦間近の昭和20年。連日、東京各地に空襲が起きる中、板橋工場においても戦火から逃れることなど出来ません。同年の4月13 日には、板橋工場周辺が空襲の大きな被害を受けました。工場内にも38 発もの焼夷弾が落下しました。総動員で消火活動を行い、約4時間の空襲を乗り越え、奇跡的にもほぼ無傷の状態で残りました。しかし、板橋工場の周辺はほとんど焼失し、焼け野原となってしまいました。

だそうで、戦火を生き抜いた建物だったんですねぇ…

どうでもよい話ですが、福寿通りの案内標識、いまや珍しくなった「浦和」の地名が表示されていました。

121013_1_12

最近はほとんどの案内標識が「さいたま」に書き替えられているのにネ。

121013_1_13

どうか今後も生きながらえて欲しいと思います。
どうか、トラックの積み荷に引っかけられてこれ以上破損しまんせんように

ところで、中山道に面したブロック、東側の2辺で囲われているのですが、西側の2辺は、

121013_1_04

レンガ造りで囲われていました。

しかも、

121013_1_05

またもや登場、覆輪目地 そして、「煉瓦を長手だけの段、小口だけの段と一段おきに積む」イギリス積み

ちなみに東京駅丸の内駅舎のレンガは、東京ステーションギャラリーでいただいた資料(下に一部を載せておきます)によれば、構造用レンガがこのイギリス積み、外壁の化粧レンガ小口積みだそうです。

121013_1_06

板橋は、凸版印刷の工場が置かれたことがきっかけになって、現在も印刷業が盛んです。王子・十条製紙板橋印刷、荒川を挟んで戸田製本と、小学校の社会科で勉強するような産業立地なんですなぁ。

   

「小学校の社会科」といえば、これまた小学校で勉強した「一里塚」がほど近い場所に残っています。

国道17号線中山道を挟んで道の両側に、石積みでしっかりと守られた「塚」が鎮座しています。

こちらが北東側の一里塚で、

121013_1_07_2 こちらが南西側の一里塚。

121013_1_08 南西側の一里塚は歩道の外側にあるのですが、北東側の一里塚は車道ぎりぎりの場所にあります。

121013_1_09

このため、歩道は一里塚をぐるっと迂回してつくられています。

121013_1_10 私が志村一里塚を「迂回して歩いた」のは、一年半前、「3・11」の時以来です。
丸の内から中山道を通って浦和まで歩いたんでしたっけ…

板橋宿までは元気だったものの、この辺りまで来て、近くの店で小休止してからは足がガクガクだったっけなぁ…なんて思い出します(記事はこちら)。

志村一里塚には板橋区教育委員会による説明板が設置されているだけでなく、枝落としの跡も新しくて、しっかりと保存されていることが見てとれました。

121013_1_11

せっかくですから、長文になりますが、説明板を転記しておきましょう。

江戸に幕府を開いた徳川家康は、街道整備のため、慶長9年(1604)2月に諸国の街道に一里塚の整備を命じました。これにより、5間(約9m)四方、高さ1丈(約3m)の塚が江戸日本橋を基点として1里(4km弱)ごとに、道を挟んで2基づつ築かれました。
志村の一里塚は、本郷森川宿、板橋宿平尾宿に続く中山道の第3番目の一里塚として築かれたもので、天保元年(1830)の「新編武蔵風土記稿」では「中山道往還の左右にあり」と紹介されています。
幕末以降、十分な管理が行き届かなくなり、さらに明治9年(1876)に廃毀を命じた法が下されるに及び多くの一里塚が消滅していきましたが、志村の一里塚は昭和8年から行われた新中山道の工事の際に、周囲に石積みがなされて土砂の流出を防ぐ工事が施されて保全され、現在に至っています。
今日、現存する一里塚は全国的にも非常に希なもので、都内では北区西ヶ原と志村の2ヶ所だけです。そのため交通史上の重要な遺跡として、大正11年(1922)に国の史跡に指定され、昭和59年に板橋区の史跡に登録されました。

国の史跡に指定されてから板橋区の史跡に登録されるまで60年以上かかっていることの突っ込みは置いといて一見の価値のある「史跡」だと思います

   

上の方に、「板橋印刷」と書きましたが、板橋の産業といえば他に「光学」トプコンとかペンタックス本拠地)や「薬品」がありますが、それともう一つ、世界に名を馳せるメーカーがあります。
住宅街の中で、町工場的な音を響かせて操業しているこちら

121013_1_14

サクソフォン・メーカーの柳沢管楽器です。

私、中学・高校の頃、吹奏楽をやっていまして、当時、Saxパートの連中は、

プリマ(ヤナギサワ)ヤマハ<…<セルマー

というヒエラルキーを信奉していました。
それからウン十年が経ち、板橋で生産したSaxを世界各国に輸出しているヤナギサワ、米国・カナダでの販売代理店は、コーン・セルマーとな

Wikipediaで「セルマー」を調べれば、

セルマー・カンパニー(The Selmer Company)またはセルマーUSA(Selmer USA)は、かつてアメリカに存在した楽器メーカー。

とにべもない…

時が流れれば、どの業界でも会社ごとの栄枯盛衰があり、合併・提携が行われて、勢力図が変わっていくんですなぁ…。

そんな感慨を覚えながら、柳沢管楽器の更なるご発展を心から祈念する私でありました。

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「蝶」がいない!

2012-10-11 22:16:43 | 美術館・博物館・アート

小ネタで失礼します。


この月曜日に行ってきた東京国立博物館(東博)、総合文化展の本館1階19室で観た作品のツーショットです。


121011_1_01


石川光明作の「野緒」(手前)と竹内久一作の「神鹿」(奥)。


ここにの彫刻もあれば「猪鹿蝶」だったのに…


きっとこの展示を担当した学芸員さんも同じことを考えたんじゃなかろうか?
そして、「東京国立博物館」の看板の重みを勘案して、結局は自重したのではなかろうか?


そんなアホな考えが頭の中を駆け抜けた私でありました

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いま東京で一番“旬”な観光スポット(その3)

2012-10-10 21:42:48 | MISIA

「いま東京で一番“旬”な観光スポット(その2)」のつづきっつうよりは、「いま東京で一番“旬”な観光スポット(その1)」のつづき、東京駅ステーションギャラリーで観た東京駅復原工事完成記念展「始発電車を待ちながら 東京駅と鉄道をめぐる現代アート 9つの物語のお話です。


私が丸ノ内の職場に通い始めた頃、すでに東京駅ステーションギャラリー東京駅丸の内駅舎復原工事のために休館に突入していました。しかも、東京駅ステーションギャラリー休館に入る前、私にとって東京駅は、通勤経路外通過駅(しかも地下鉄)でして、正直、縁遠い駅でした。そんなわけで、東京駅ステーションギャラリーには一度も行かずじまい…
といった背景がありまして、「始発電車を待ちながら」を覗いてみようと思ったわけです。


121010_1_01


で、「始発電車を待ちながら」楽しかったぁ~~
こりゃお薦めデス


「東京駅復原工事完成記念展」と冠するだけあって、駅や鉄道をモチーフにした現代アートが次から次へと展開されて、しかも、どの作品もなんと楽しい
9人・組のアーティストの作品が展示されていたのですが、ハズレがありません


とは言いながら、出展アーティストのすべてを紹介するだけのパワーはありませんので、特に気に入ったアーティストとその作品を紹介することにします。


   


まず、最初のパラモデルの作品から衝撃的でした。


床はもちろんのこと、壁も天井も、プラレールのレールで埋め尽くされていました
を背景に水色のレールが描く模様は、アイヌ紋様のようにも見えるし、あれ?、あれ?
、何だっけ… どこかで見たぞ、このイメージ


このときには思い出せませんでしたが、帰宅しても頭を振り絞っているうちに思い出しました

これデス


Img413 このMISIAのフライヤー「生物多様性」ロゴ

水色のコンビネーションだけでなく、「繋がる」というコンセプトもどんぴしゃ


と解釈するのは私の思い込みのせいでしょうか?


まぁ、MISIAとの関連づけはともかく、ホント、楽しい作品でした。


   


楽しいといえば、柴川敏之さんの「2000年後に発掘された○○」の一群もまた、人によっては「バカバカしいと一笑に付すかもしれませんが、私のツボに入りました。
招き猫赤さびまみれになりつつも左前足でおいでおいでをしていたり、蚊取り線香までもが赤さびまみれになっていたりと、実際にはありえないのではありますが、現代の日用品が2000年後に発掘されたとしたら、未来の人たちは現代の我々の生活をどのように想像するのだろうか?なんて考えると、ちょっと身の引き締まる思いでした


   


これもまた楽しいのですが、楽しいを通り越して目からウロコが数枚おちたのではないかと思ったのが、クワクボリョウタさんの作品


「THE TOUR OF MISIA 2004 MARS and ROSES」は、鉄道模型の蒸気機関車が「MISIAの記憶」と思われる様々なものの中をかける抜ける様子を蒸気機関車の運転席から眺めた画像で始まりました。


THE TOUR OF MISIA 2004 MARS and ROSES [DVD] <nobr>THE TOUR OF MISIA 2004 MARS and ROSES [DVD]</nobr><nobr>
価格:¥ 6,090(税込)
発売日:2004-03-31</nobr>

クワクボリョウタさんの作品も、鉄道模型が日用品の間を駆け抜けるのですが、観客が目にするのは鉄道模型からの視点ではなく、鉄道模型に装着された照明(LEDらしい)が壁に映し出す「鉄道沿線」に置かれた日用品の影

料理で使うようなプラスチック製のザルだとか、ヘチマみたいな緩衝材だとか、そんな何気ないものが創り出すとその動きの楽しさったらありませんでした


なんとも私の記述がヘタクソで申しわけありません。これはもう、生で観てください としか書きようがありません


   


この3人・組のアーティストの作品が私が選ぶベスト3ですが(次点はヤマガミユキヒロさんの作品かな?)、この他の作品もハズレ無し(くどい?)の楽しさでした。

復原なった東京駅丸の内駅舎を素材にした作品が後日追加されるそうなので、私はもう一度観に行こうと思っています。会期は来年2月26日までとずいぶんありますし


121010_1_03 いやはや、ホント、これほどコスト・パフォーマンスの高い展覧会、期待と実際の乖離が良い意味でデカイ展覧会って、そうそうあるもんじゃありません
構造用レンガがむき出し、それも、空襲で焼けた跡まで生々しい会場も超魅力的でしたし


ちなみに、覆輪目地こちらこちらの記事をご参照方)で華麗に仕上げられている丸の内駅舎の外壁は、化粧レンガです。

化粧レンガと覆輪目地を間近に見ますと、


121010_1_04


やはりいいなぁ~


そういえば、東京駅ステーションギャラリーのシンボルマーク、TOKYOTと、赤レンガの目地を表しているんでしょうな。


121010_1_05
セリフがちょいと違うけど…

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いま東京で一番“旬”な観光スポット(その2)

2012-10-09 21:12:59 | タウンウオッチング

「いま東京で一番“旬”な観光スポット(その1)」のつづきというか、補遺に近いお話です。


「その1」を書いているとき、2枚目として載せた写真(下に再掲します)「調整」している最中に、あることに気づきました。


121009_1_01


トリミングの位置をずらしつつ、拡大してみましょう。


121009_1_02


「AD MMXII」


と刻まれています。
これを読み下せば


西暦2012年


となります。


こんなところに、今年復原工事の竣工年が刻まれていたんですねぇ。
工事関係者の誇りと自信が感じられます


つづき:2012/10/10 いま東京で一番“旬”な観光スポット(その3)

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いま東京で一番“旬”な観光スポット(その1)

2012-10-08 19:27:05 | タウンウオッチング

きのう、箱根小旅行から戻ってきました。
渋滞に嵌まったものの、前回(記事はこちら)や前々回(記事はこちら)のようなハッとするようなできごともなく、平穏無事な帰還でありました。


一夜明け、なんとも気持ちの良い天気に誘い出されて、東京国立博物館(東博)に行ってきました。


東博は、祝日だというのに、ホント、ガラガラで、来場者の「まるで平日みたい」という言葉に「確かに…と頷く私でありました。まぁ、あさって10日から特別展が「中国 王朝の至宝」「出雲 -聖地の至宝-」二本立てで開催される予定ですから、きょう東博に来ていた人は、特別展に関心がないか、開催予定をご存じないか、この3連休にしか東博に来られないか、パスポートを持っている東博好きの人が大半だったのではないでしょうか。
でもこんな日はチャンスなわけで、私はミュージアムシアター「DOGU 縄文人が込めたメッセージ」を含めて、3時間以上東博を楽しんできました


121008_1_01


東博の詳しい話は後日に廻して、そのあとのお話を。


   


アメ横で遅い昼食を摂った後、この記事にタイトルにある「いま東京で一番“旬”な観光スポット」に行ってきました。
そのスポット、内部はこんな具合


121008_1_02


外もこんな具合


121008_1_03


そう、10月1日にリニューアルオープンしたJR東京駅丸の内駅舎です。


ちょっと順を追って書くことにしましょう。


まず、御徒町から山手線に乗って東京駅に到着した私、中央コンコースから北口へと向かいました。中央改札口と地下へ降りる階段&エスカレーターとの間に、世界にひとつだけの郵便ポストを発見「発見」というほどでもない話ですが、以前から郵便ポストなんてあったかなぁ…


121008_1_04 上に乗っかったドームはちょいと陳腐ですが、土台にあしらわれた横のラインが東京駅っぽくて、よい趣向だと思います。

ふと、3年近く前に奈良・西の京で見た郵便ポストを思い出しました(記事はこちら)。


121008_1_05

う~む、、、郵便ポストには、天平風の寄せ棟よりは、東京駅のドームの方が似合いますな…。


で、丸の内北口改札を抜けて、待望の復原なったドームにご対面


121008_1_06


ふぉ~、、、ステキだぁ~


クリーム色と茶色と白の組み合わせシックかつ壮麗で、こんなケーキを食べたい
と意味不明な感慨が湧き上がりました


ドーム上部で羽ばたくが思いのほか大きくて、躍動感があって、胸が高鳴る気がします。
一方、十二支は逆にかなり小さくて、肉眼で見上げるだけでは、何のレリーフなのかよく判りません
もっとも、十二支はこの東京駅から出発する/到着した旅人のお守りなのでしょうから、「何かよくわからない」のも裏方らしくて良いのかもしれません。


さて、外に出ますと、張り出し屋根の支えがまた、、、、、


121008_1_07


なんと優美なんでしょう


かと思うと、外から見た東京駅丸の内駅舎は、


121008_1_08


どぉ~ん と、まさしく「中央停車場」らしい威圧感


新丸ビルの7階テラスから見下ろしますと、


121008_1_09


デカ過ぎて、ブログに掲載できるサイズに縮小するとグチャグチャになってしまいます


   


ところで、普通、駅舎には駅名が大きく掲げられているものですが、東京駅丸の内駅舎には、その常識が当てはまりません

もちろん、入口には他のJR東日本の駅と同じように緑色の入口表示が掲示されているのですが、ぱっと見、どこにも駅名表示がないようです。
この駅舎の佇まいそのものが、「東京駅」を誇示しているのかと思えます。


もっとも、東京駅丸の内駅舎にも駅名表示があります。


真ん中にある車寄せ付きの「中央玄関」前、松の植え込みと一緒に、


121008_1_10 「東京駅」と刻まれた石(碑)が据え付けられています。

いやはや、威厳を感じます。


中央玄関全体も、


121008_1_11

松と日章旗と赤レンガ…。「いかにも」ですなぁ~。


   


ドームの内側、駅舎の外観を堪能した後、私はと同じ10月1日にリニューアルオープンした「東京ステーションギャラリー」で開催されている「始発電車を待ちながら 東京駅と鉄道をめぐる現代アート 9つの物語」を観たのですが、その話は後日に廻します。

これがまた、入場料500円冗談に思えるほど楽しさ大爆発の展覧会だったもので、稿を改めるしかないと思った次第です。


つづき:2012/10/09 いま東京で一番“旬”な観光スポット(その2)

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ずいぶん久しぶりの「温泉旅館」

2012-10-06 18:00:01 | 旅行記

昨夜から箱根に遊びに来ています。
2泊目の今夜の宿は、純和風温泉旅館
ほら


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絵に描いたような温泉旅館
建物は昭和初期に建てられたとかで、建物好きの私としては興奮しまくりです
広い木の階段が心地良いし、


121006_2_02 ふと階段室の壁を見ると、隣の共同洗面所(各部屋にもトイレと洗面台があります)との間のガラス窓は、


121006_2_03 アールデコぉ~


かと思うと、廊下は数寄屋風のギシギシ廊下


121006_2_04


部屋の縁側も数寄屋風です。


121006_2_05

すでに最初の入浴とマッサージチェアで心地良い脱力感に包まれておりまして、かなりお腹がすいてきました。
あと30分で夕食です。どんな料理を味わうことができるのでしょうか?
楽しみ~

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祝20万アクセス! m(_ _)m

2012-10-06 07:03:30 | 日記・エッセイ・コラム

きのう、このブログへの通算アクセス数が20万アクセスに達しました。


121005_1_01


トップページや特定の記事をBookmarkに入れてちょくちょくやって来てくれているらしき人あり、ーワード検索から流れ着く人ありと様々なようですが、なんともありがたいことです。


2010年1月の記事「『ブログ開設1周年』を勝手に祝う」でも書いた「アクセス解析」を見ると、3年以上前に書いた、「双眼鏡がベタベタ」とか「愛用のZippoの受難」には今でもちょくちょくアクセスがあって、無意識のうちに「双眼鏡のウレタン塗装の劣化」とか「飛行機へのZippoの持ち込み」といった普遍的な問題を取り扱っていたんだなぁ~と感慨にふけってしまいます


ところで、不思議に思うのは、キーワード検索したときの結果表示の順番です。

例えばGoogle「双眼鏡 ベタベタ」を検索すると、


121006_1_01


約44,500件ヒットしたというウェブサイトの中で、このブログの記事が2番目3番目に出てきます


また、「飛行機 zippo」を検索すると、


121006_1_02


ヒットした約309,000件ものサイトから、5番目「飛行機へのZippoの持ち込みについて」6番目「愛用のZippoの受難」が登場します


これはいったいどういうことでしょうか


検索結果の上位に表示されるための裏技があったとか、裏技が使えなくなったとか聞きますが、私の場合、そんなことにはお構いなしに書いているんですけどねぇ…

でも、大変に名誉なことでありますから、引き続き、このブログにやって来た人の期待を激しく裏切ることのないように気をつけつつも、地道に記事を更新してまいります。

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かなぁ~り遅まきながら、新・秋田県立美術館のこと

2012-10-03 21:50:57 | 美術館・博物館・アート

今年の夏の帰省のことを書いた9月11日の記事「故郷の街の賑わいにうれしくなった」で、プレオープンした新・秋田県立美術館を観てきたことを書き、そして、


そんな「美術品は展示しておりません」という美術館はどんなものなのでしょうか?
そのお話はまた後日…


なんて書いたのですが、完全に放置しておりました
これじゃまずい ということで、来年秋にオープンする予定の新・秋田県立美術館のことを書きます。


   


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上の写真は「エントランス/ギャラリー(エントランスプラザ)」で、設計コンセプトは、


エントランス/ギャラリー(エントランスプラザ)は街(再開発街区)の中心プラザ(外部空間)と美術館をつなぐ内部のプラザとして、螺旋階段を抱える三角形平面の圧倒的な高さを持った象徴的な空間としています。また、創造と発信の場であるギャラリーを、レクチャールーム(ワークショップルーム)とともに大広場に面する1Fに配置、秋田の文化を発信します。


だそうな。

見上げると、


121003_1_02 三角平面らせん階段が独特の空間を作り出しています。


ただ、コンクリートの打ちっ放し「今さら」の感が強いし、館内に漂う「コンクリート臭」(これがあるために本オープンまで1年以上かかるらしい)が無機的な雰囲気を醸し出しています。

また、「三角平面らせん階段」で統一されているのかと思いきや、別の階段は、


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ひたすら直線で、ますます無機的です。


新・秋田県立美術館の内部を埋め尽くすことになる平野コレクションとの相性は大丈夫なのか、ちょいと心配してしまいます。

また、展示スペースも、常設展示に限っては、現在の秋田県立美術館(訪問記はこちら)とさほど違わない(っつうか狭い印象)気がしました。


ところで、平野コレクションの至宝っつうか、新・秋田県立美術館の目玉になる藤田嗣治の「秋田の行事」は、しっかと特別な展示スペースが設けられていました。


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イメージ図から想像(危惧)していた状況よりはちょいと良いかも…


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でもねぇ~… と、やはり不安と寂しさを禁じ得ない私です。

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