「約1年ぶりの関西旅行記 #2-3」のつづきです。
心斎橋筋での昼食&コーヒーで一息入れた私は、「MISIA星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」の会場・フェスティバルホールまで「散歩」を楽しみました。
御堂筋線・なんば駅からの徒歩ルートは右に示したとおりでして、総歩行距離は約4.2kmでした。
地下鉄は速いし楽ちんですが、眺めがありません。また、バスや路面電車は眺めは楽しますが、あ"っ と思ったスポットをじっくり愛でることはできません。
それに比べると、徒歩というのは、思うがままルートを選べるし、思いがけない眼福を味わうことができます。
この「散歩」での一番の眼福は、なんといっても、ダイジェストでも書いたリキテンスタインの「OSAKA VICKI」でした
まさか大阪の街のど真ん中に、敬愛するリキテンスタインの約37m×約15mもの巨大壁画があるなんて、まったく思いもよりませんでした。
こちらのサイトによると、
地下街(クリスタ長堀)をプロデュースした環境デザイナーの福田武さん(75)によると「ここはアメリカ村の入り口。アメリカを象徴するものが必要だと思った」。身近な漫画や広告のイメージを描き、大衆性、無名性といったアメリカの消費社会の本質を捉えたリキテンスタイン。ニューヨークの画廊まで交渉に赴き、作家本人にも会ったそうだ。
「ヴィッキー! 君の声が聞こえたと思ったよ」と男性に呼びかけられて、振り返る女性。作家は、64年に制作した自身の原画に、ビルの縦長の壁面に合わせて額縁やブラインド、下部の網点を描き加えた。亡くなる直前のことだった。
だそうで、ある意味、リキテンスタインの遺作に近いのかもしれません。
ちなみにこの壁画の完成は、リキテンスタインの死後、1998年3月、ちょうどFMラジオからMISIA「つつみ込むように…」が流れまくっていた頃です。
私は長堀通から四ツ橋筋の1本手前の道、阪神高速1号環状線のすぐ手前の道に右折して(このとき上の写真を撮影)、しばらくこの道を北上したのですが、なかなかオシャレなお店の多いエリアでした。
右の写真のお店は、レンガ造りの古い建物を利用しているのでしょうかね?
ちょうどこの時期(11月16~26日)、阪神高速1号環状線は、湊町入口から(11号池田線)梅田出口までの区間でリニューアル工事&通行止が実施中でした。
その工事の騒音のやかましいことといったらありませんでした
ちょうど路盤を剥がす作業だったのかもしれません。
以前国道沿いのアパートに住んでいたとき、その国道の全面再舗装工事があって、舗装を剥がす作業の振動と騒音でなかなか寝付けなかった経験を思い出しました
さて、私は阪神高速1号環状線の下をくぐり、こんどは四ツ橋筋を北上。
中央大通、本町通を横断してしばらく進むと、左手に靱(うつぼ)公園が見えてきて、大阪科学技術館の建物を通り越しに眺めました。
大阪科学技術館といえば、私のライフワーク(?)ともいえる「高校の修学旅行の追体験をしよう」で、再訪していない最後の2スポットの一つです(こちらとこちらの記事をご参照方)。
今回は時間がないし、あまり興味を持てないので、そのまま素通りしました。
ちなみに「最後の2スポット」のもう一つ、平安神宮には、来年1月の「MISIA星空のライヴ」京都公演への遠征の際に行くつもりです。
会場のロームシアター京都から至近ですし
そして、フェスティバルホールに無事に到着
時刻は14:30ちょい過ぎで、もくろみ通りです
ちょっと疲れたけど…
さっさと入場してホワイエでくつろいでいると、壁面にレリーフを発見しました。
左はベートーヴェンで右はシェイクスピアかな?
説明板を転記しますと、
このレリーフは、大阪朝日会館(1925年~1962年)の開館25周年を記念して、当時の府知事と市長より寄贈されたものです。大阪朝日会館の閉館後、旧フェスティバルホールのホワイエに移設され、2008年の一時閉館まで飾られていました。
左:ベートーヴェン像 作者 浅野孟府氏
右:シェークスピア像 作者 大西金次郎氏
だそうです。
大阪朝日会館が25年間にわたって音楽や演劇に活用されてきたということで、この二人の肖像が選ばれたのでしょうな
さらにレリーフの縁を読み取ってみましょ(大文字の一部を小文字に変更)。
2枚に共通しているのは、
25th Anniversery of The Asahi Kaikan
で、ベートーヴェン像は、
Presented by Governor Bunzo Akama of Osaka Prefecture
そしてシェイクスピア像が、
Presented by Mayor M. Nakai of Osaka City
でした。
というところで「#2-5」につづきます。
「MISIA星空のライヴ」大阪公演2日目のお話はそちらで書きます。
つづき:2021/12/06 約1年ぶりの関西旅行記 #2-5
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