「紀伊半島旅行記(その2:アドベンチャーワールド 前編)」のつづきです。
アドベンチャーワールド(以下、AW)は南紀白浜空港のすぐ隣にあります。
こんなに近いのに、私は「その1」で書いたように、「白浜温泉ミステリーバスツアー」なんぞを“楽しむ”ことになってしまったもので、空港到着からAWまで1時間10分を要してしまいました
所要時間とコストを考えたら、さっさと空港からタクシーを使えば良かったかも…
ちなみに、もし空港で20分近く時間をつぶして、12:27発の路線バスに乗ったとすれば、AWに到着するのは12:35と、30分ほど実際の到着よりも早かったはずでした
さて、AWの園内マップを載せておきましょう(AWの公式PDFにリンクしています)。
広大な園内をくまなく巡ることは、白浜駅15:19発の「特急くろしお13号」に乗る予定の私にとって到底無理な話でして、イルカやペンギンなどの海洋系を大胆に省略 っつうか、パンダを観て、サファリワールドを歩いてきただけという短縮版でした。
恐らく、AWは、丸一日かけても楽しみ尽くせるか怪しいでしょう。少なくとも、大阪方面から日帰りでは難しいだろうな…
ということで、サファリワールド探訪のお話・第3話(第1話はこちら)。
マレーバクは、パンダやシャチと同じく白黒がくっきり鮮やかでした。
特徴的な鼻を見て、當麻寺(西南院本堂)の「獏の木鼻」(記事はこちら)を思い出しました。
奥の方で、マレーバクの子どもがウロチョロしていたのですが、体に点々と白い部分があって、そういう模様なのか、木もれ日が当たっているのかよく判りません。
よくよく観ると、ウリ坊なんですな、マレーバクの子どもも
へぇ~と思いながら先に進むと、岩の壁にお客さん達が群れていました。
何があるのだろうか?と、岩の隙間から覗き込むと、、、
うわっ
何、これ まったく予期していなかったので、後ずさりするほどビックリ (写真のサイズは私の驚きの大きさを表しています)
実は、サイの腰でした。
近すぎる… (サイには耳毛が生えているんだ…)
「あばらが浮き出るほどやせこけて…」なんて表現がありますが、AWのサイの場合は、それには当てはまらないようで…
長い毛をたなびかせて岩場にたたずむヒマラヤタール、何だか気高そうです。
でも、子どもはかわいい
ヒマラヤタールの住む「岩山」の向かいにある「オーストラリア・エリア」では、おなじみカンガルーと一緒にエミューが暮らしていました。
周りのお客さんから、「なんか性格悪そう…」なんて声が聞こえましたが、確かにあまりフレンドリーな感じはしませんナ 実際どうなのか判りませんけれど
同居のアカカンガルーは、エミューには目もくれず、ひたすらお食事
昔、「カンガルー(Kangaroo)」の名前の由来について、「オーストラリア大陸にやって来た西洋人が、それまで見たこともないこの動物の名前を現地人に聞いたところ、『カンガルー』と答えた。実は、『カンガルー』は、現地語で『判らない』という意味だった」なんてことを見聞きした記憶があるのですが、実のところはどうなんでしょ
さっそく調べてみますと、こちらのサイトによれば、
J=クック(キャプテン=クック)の率いる探検隊が、オーストラリアでこの動物の名前を先住民に聞いたところ「カンガルー」と答えたため、以降、その名前で呼ばれるようになった。
「カンガルー」は現地語で「私は知らない」を意味し、J=クック達がそれを動物の名前と誤解したことから命名されたという説が以前まで定説のように扱われていたが、誤解というのは俗説で、現地の言葉で「カンガルー類」を指す「gangurru」が語源。
元は「跳ぶもの」を意味する。
だとか。アハハ…、私は俗説を信じていましたか…
最後は「アクシスジカ」。
1979年 バングラデシュのラーマン大統領より白浜町へ寄贈されました。シカの仲間の中で、最も美しい模様のシカです。
という説明板がありましたが、パッと見、奈良公園のシカと変わらないような…
でも、やはり白の斑点がくっきり鮮やかです。
足早に廻ったサファリワールドはここが終点。
遅い昼食(下の写真はゾウの形をした付け合わせのパイ)を摂った後、
後ろ髪を引かれる思いで、AWを後にした私でありました。
マリンワールドを観なかったからというだけでなく、AWは、二度三度と訪れる価値ありだと思います。
入園料に加えて、そのつもりになれば、アトラクションや乗り物に相応のお金がかかりますけれど…
ちなみに、勝浦のホテル近くのお店で摂ったこの夜のお食事はこちら
これに、ミニまぐろ丼と味噌汁がついて2,500円
くじら(大和煮)、まぐろ(刺身&ハラミの塩焼き)、熊野牛(陶板焼き)と、郷土色豊かなセットで大満足でした。
紀伊半島旅行2日目の熊野詣でのお話は「その4」で。
つづき:2014/05/17 紀伊半島旅行記(その4:熊野 前編)
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