そういえば、「何十年ぶりかで田沢湖を半周 [前編]」のつづきを書いていなかった ということで、そのつづきです。
御座石神社でお参りをして、駐車場に戻り、クルマを走らせること10分
ほどで「たつこ像」までやって来ました。
ところが、湖畔に「たつこ像」立つあたりに駐車場がありません
いや、あることはあるのですが、そこにはでかでかと「■■商店 お客様専用駐車場」と書かれていて、そのお店で買い物も食事もする気のない私にとっては「駐車禁止」と同義です
そのちょいと先にある駐車場はホテルの専用駐車場で、これも使えそうもない
でも、手前にあった案内標識には、駐車場とトイレ
の表示があったよなぁ
(下の写真はGoogle Mapのストリートビューより)
と思って、スピードを落としてちょっと先に行くと、、、ありました 公衆トイレ(潟尻園地公衆トイレ)
と、乗用車
が6~7台駐められそうな小さな駐車場
が
これ幸いとクルマを駐め、もと来た道を歩いて
たつこ像まで戻りました。
基本的に静かな湖畔なんですが、途中の土産物屋兼食堂
からフィンガー5の曲
が流れています。ちなみに戻るときには沢田研二の古い曲が流れていました。昭和にタイムスリップした感じ…。
そういえば、私が前回、田沢湖畔に来たのは「昭和」でしたっけ…
そして、たつこ像です。
金ピカですが、下品さはなく、田沢湖の湖畔に見事にマッチ
しています。
1968年に設置されてから50年以上経っていますが、できたばかりのように「永遠の美」を誇っていますなぁ。
定期的に手入れしているんでしょ、K.I.T…
「たつこ像」の作者は、このブログでは何度もご登場いただいている舟越保武で、「たつこ像」の試作品は、今年3月に大川美術館で拝見したばかりだし(記事はこちら)、
5年前には、練馬区立美術館での「舟越保武彫刻展 -まなざしの向こうに」でも拝見しました(記事はこちら)。
この記事を書くにあたって、「舟越保武彫刻展 -まなざしの向こうに」の図録をパラパラめくって年譜を読んでいると、
秋田がらみの二つのワオッ
に出くわしました。
まず一つ目は、
1966(昭和41年) 54歳
《たつこ像》の制作準備のため、田沢湖に出掛け、十和田湖にも回って高村光太郎の《乙女の像》を見る(5月)。
やはりそうでしたか…。
田沢湖畔に立てる像をつくるにあたっては、微妙に青森県側とはいえ、十和田湖畔の「乙女の像」と被らないようにしないとね…
で、二つ目は、
1963(昭和38年) 51歳
第27回新制作展(東京都美術館、9.22-10.10)《鳩をもつ少年》出品。同作品を秋田市の秋田県民会館前に設置(11月3日)。
これは知りませんでした
もしかしたら、県民会館前のロータリーの真ん中にあったヤツかな? と思ったら、当たりぃ~
秋田県民会館は、何度も何度も出かけ(MISIAのライヴにも2回
行きました)、何度もステージに立った(ブラバン
をやってたもので…
) 思い出深いホールでしたが、2018年5月で閉鎖⇒取り壊し⇒新施設を建設中です。
新施設は、2022年6月に「あきた芸術劇場」としてオープン予定だとか。
「鳩をもつ少年」は、室内(ホワイエ)に設置されるのかな? と想像しております。
話が逸れてまいりました
たつこ像の見物を終えた私は駐車場に戻り、さぁて、帰りましょうか… だったんですが、案内標識にある「かたまえ山森林公園」とやらに寄ってみることにして、坂道を登りました。
クルマを駐め、展望台に登ろうとすると、足元に、、、、
栗
展望台からの眺めは良かった
のですが、
あっちにも栗、
こっちにも栗
栗だらけではありませんか
これだけでなく、かたまえ山から下りて、R105からR46に向かってクルマを走らせると、集落の案内標識まで栗
別邸に帰着してから調べる
と、この仙北市西木町は、「日本一大きい栗」西明寺栗の産地なのだとか。
子どもの手のひらくらいの大きさの栗が秋田の名産品だったなんて、これまた知らなかったぁ~
でも、かたまえ山で見た栗は普通の大きさでした。
ときおり雨に遭い、抱返り渓谷も角館も「後日」となってしまいましたけれど、再見あり新発見ありと、なかなかのドライブとなりました。
めでたしめでたし。
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