新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

初のルートで帰省Uターンドライブした備忘録

2022-07-17 16:05:41 | 旅行記/日記・エッセイ・コラム

きのう、約1週間の帰省を終えて、本宅に戻ってきました。

当初の予定では、8日(月・祝)Uターンするつもりだったのですが、今回のミッション(オーブンレンジの入れ換え、家の修理ほか)をおおかた終えたし、別邸ではTBS系のTVを見られないので、きのうに前倒ししました。
そして、15日には洗濯物や冷蔵庫の中を整理し、本宅に持ち帰ることになる生ゴミをまとめて、就寝

そして、きのうの朝、起きて、道路交通情報を見ると、東北道築館IC~大衡ICが上下線とものため通行止め

雨雲の状況を見ると、

強い雨の地域が宮城県を横切っています。

別邸を出発してから、通常ならば2時間半程度で、東北道の通行止め区間に到達しますが、3時間ほどで状況が好転するのは見込み薄

さてどうする???

帰省Uターンを翌日以降にずらすのは面倒だし…と、JARTICの高速道路路線図を眺めていると、別ルートを使えば良いのではなかろうか と思い至りました。

岩城ICから日本海東北道(無料区間)に乗って、ミッシング・リンク象潟IC~遊佐比子IC間R7を走れば、遊佐比子ICからは日本海東北道(ほとんどが有料区間)⇒鶴岡JCT⇒山形道⇒村田JCTを経由して東北道に乗れます

別邸から日本海東北道酒田みなとICまでは経験済み(秋田市郊外から岩城ICまでのR7ほぼ自動車専用道)ですから、なんとかなりそうな気がしてきました。

ということで、7:18 に別邸を出発

   

途中のファミマで朝食用にジューシーハムサンドを購入。
ファミマのジューシーハムサンドは、クルマ通勤していた頃の朝食の定番の一つです。

それはともかく、ファミマの駐車場のとなりで、「ねぶの花」が咲き誇っていました

「ねぶの花」といえば、松尾芭蕉象潟で詠んだ句、

 象潟や 雨に西施が ねぶの花

が思い出されるわけで、「ねぶの花」が咲くのはこの時季だったのかと知った次第です。

そういえば、芭蕉が近県で詠んだ句には

 五月雨を 降り残してや 光堂 (平泉)
 五月雨を 集めて早し 最上川 (酒田)

があって、この辺りに芭蕉がやって来たのは、五月雨の降る季節だったのだと見当がつきます。

なお、「五月雨」は、現在の5月に降る雨ではなく旧暦の5月頃に降る雨、つまり、梅雨、あるいは梅雨時に降る雨のことです。更に蛇足を加えれば、「五月晴れは、梅雨の合間の晴れのこと。

で、実際、芭蕉がやって来た時期を調べてみると、元禄2 (1689)年の、

 平泉  旧暦 5月13日 新暦 6月29日
 最上川 旧暦 6月3日 新暦 7月19日
 象潟  旧暦 6月16-18日 新暦 8月1-3日

で、幅はありますが、ちょうど今時分だったようです。

ちなみに、芭蕉が山寺(立石寺)で詠んだ、

 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

の句に出てくるセミの種類を巡って論争があったのだとか。
今の時季、山寺では、句に詠まれたと結論づけられたニイニイゼミも、斎藤茂吉(現地出身)が推して敗れた アブラゼミも元気に鳴き交わしていることでしょう。

   

さて、宮城県内だけでなく、あちこちで大雨が降っていたこの日、私はほとんど雨に遭うことなく、本宅まで帰りつきました。
秋田・山形両県では、青空も見える良い天気で、おかげで、というか、仁賀保と鶴岡ではトンボの大群に遭遇して、貴重なトンボの命をいくつも奪ってしまいました

9時の営業開始を待つ人の列ができていた「道の駅 鳥海 ふらっと」で、最初の窓拭き & フロントグリルに挟まっているトンボの処理を行った後、

10分ほど走ると、日本海東北道遊佐比子IC

ここからはずっと高速道路

ただ、料金所がいくつもあって、通過する度に、110円だ、220円だと、ちょこまかと課金されます

これ、ETC搭載車でも鬱陶しいのですから、未だに現金払いで高速道を使っている人にはたまったもんじゃないと思います。
どうしてこんな風になっているんですかね?

それはともかく、山形道に入ると、広域交通情報が表示されていて、それによると、東北道は宮城県県北の通行止め継続中で、この日にUターンドライブを決行したことが正しかったのかどうかは未確定ながら、山形経由のルートを選んだことは正しかったと実感しました。

ところが、山形道を進んで行き、庄内あさひICを過ぎると、「終点:湯殿山IC」の表示がありました
え" どういうこと? 山形道は全通していないのか? あのJARTICの高禄道路路線図ではちゃんと繋がっていたのに

実際、湯殿山ICを出ると、路面が荒れたR112に突入しました

もっとも、「月山道路」とよばれるこのR112 BPは、ほとんどが自動車専用道(無料)で、ナビを見ると、クネクネと走る旧道をあざ笑うかのように、トンネルや橋を駆使して直線的に伸びていました。
そして、月山ICから再び山形道に乗り(ここからはずっと片側2車線)、いざ、東北道との接続点、村田JCT

山形県の地域区分初めて酒田みなとIC~村田JCTを走って思ったのは、鶴岡市やたらと広いということと、山形道月山道路ができるまでの、庄内地方(酒田市や鶴岡市がある)~村山地方(山形市がある)の行き来はさぞかし大変だったのだろうということ、ましてや、庄内地方~置賜地方(米沢市がある)なんて、別の県くらいの感覚だったんじゃないかということでした。

なお、鶴岡市の面積は約1,112.5㎢で、東北では1番全国でも7番目に広い市だそうな(参照)

   

村田JCTから東北道に入ると、途中、降雨を理由とした80km/h制限区間はあったものの、通常の帰省Uターンドライブと変わらず、快適なドライブになりました。

相変わらずだな、と思ったのは、とにかくプリウスやたらとぶっ飛ばしていることと(アクアも仲間入りのもよう)、私が要注意するべきナンバーだと偏見を持って白眼視している、「1ケタ、2ケタ、ゾロ目、字光式」のクルマがお行儀の良くない運転をしていること(こちらの記事をご参照方)でした。

浦和ICの料金所を過ぎ、もうすぐ川口JCTという辺りで、首都高速からつながる事故渋滞(この日唯一の渋滞)にはまったものの、それも距離にして1km程度のもので、外環道を通り、いきつけのガソリンスタンドで給油して本宅に帰着しました。

そして、ドライブデータを、前回の秋田道⇒東北道ルートと比較すると(左が前回、右が今回)、

驚いたことに、走行距離の差は1.2km誤差の範囲でした。
但し、走行時間約1時間長い
そりゃ一般道を走行した距離・時間が長かったですからねぇ。でも、その分、通行料は安いし、燃費も稼げたもようです。

ということで、今回の帰省Uターンドライブの備忘録はおしまい。

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