新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

TOMJSQを振り返る(その2)

2012-03-19 22:51:36 | MISIA

「TOMJSQを振り返る(その1)」のつづきです。


120319_1_01THE TOUR OF MISIA JAPAN SOULQUEST(以下、TOMJSQ)は1年にわたる長丁場だっただけでなく、ツアーが始まってまもなく東日本大震災が発生するという予想もつかない展開もあり、MISIAやスタッフだけではなく、聴衆にとっても、本当の「SOUL QUEST」になったような気がします。
東日本大震災で多くの人命が失われ、多くの人たちが避難生活を強いられる状況で、自分に何ができるのか、こんな時に音楽を楽しんでいて良いのか、など、自分の心・魂と真正面から向き合った人が多かったのではないでしょうか。


MISIAが出した答は、プロジェクト「hope for japan」を立ち上げて被災者の人たちへの支援を呼びかけること、復興支援ソング「明日へ」を制作すること、そして、何よりもコンサートにやって来た人たちに歌を通して「心の栄養」を届けることでした。


120319_1_02 震災後のNHKホールでの2daysでは、避難経路の図が配られたり、携帯の電波は会場内に届かないけれどもNHKから緊急地震情報を入手できることがアナウンスされたり、ライヴの最中も非常灯が点いたままだったりと、いつものライヴとは違った緊張感に包まれて始まったことが印象的でした(記事はこちら)。
私の場合、チケットをとっていた京都公演が中止になり、どうしようか迷ったあげく、京都遠征を京都旅行に名目を変えて、旅行を決行した(記事はこちら)なんてこともありましたっけ…。


120319_1_03さて、SOUL QUESTツアーのセットリストは、2月20日の記事「SOUL QUESTツアーの大セットリスト」に書いたとおりでして、1年にわたるツアーは、大きく「震災前」「震災後」「後半」「GRAND FINALE」の4つに分けることができると思います。


独断と偏見でそれぞれの一番大きな節目を抜き出せば、「震災後」から「明日へ」が加わり、「後半」からアルバム「MISIAの森」からの曲が加わると共に「記憶」のアレンジがアコースティックに変わり、「GRAND FINALE」からオープニング曲がそれまでの「EDGE OF THIS WORLD」から「THIS IS ME」に替わったことかな? もっとも、「GRAND FINALE」はアリーナでの公演ですから、会場の規模が違うし、バンドメンバーが増えたり、バルーンやシロナガスクジラを使った演出(横浜アリーナ2daysではお子ちゃまダンサーズも…)が加わったりもしたのですが、私としては、オープニング曲が替わったことが一番の変化でした。

というのも、SOUL QUESTツアーでは、「EDGE OF THIS WORLD」で始まるあの緊張感に満ちた流れがとても気に入っていましたから。

つづき:2012/03/25 TOMJSQを振り返る(最終回)


ツアー前半が終わり、後半が始まるまでの合間、7月27日にリリースされたアルバム「SOUL QUEST」の曲順は「SOUL QUEST OVERTURE」⇒「THIS IS ME」⇒「EDGE OF THIS WORLD」でしたから、「GRAND FINALE」のオープニングが「THIS IS ME」であっても違和感はありませんし、横浜アリーナ2dayのように「SOUL QUEST OVERTURE」に続いて花火がバーンだと、「EDGE OF THIS WORLD」よりも「THIS IS ME」で始まる方が自然だとは思います。


でも、私としては最後まであの流れを踏襲してほしかったと思うのです。

コメント
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