長期運用を真剣に考えている方へ

素人、プロ、万人向け投資情報、金融商品説明など金融に関する教育サイト。明るい老後をめざし、負けない投資家になろう!

混乱と困惑!ドイツ銀行、日本国債、築地にオリンピック問題!(資本市場)

2016-10-01 | 今日の東京市場
10月01日
理レター

皆様お世話になっております。ドイツ銀がいじめられています。思えば英国国民投票の6月23日から一時35%程度下落。ソロスがドイツ銀の株をショートしたという報道もありましたよね。それにしても米司法省が提示した和解金が1兆4000億円。今週は株が下落、社債市場も大混乱。かわいい名前ですが暴れん坊のCoCo債の利回りは1日100bp以上乱高下していました。サムライ債利回りも急騰。RBSなどのCoCo債も跳ねております。
金融はつながっています。逝ってしまうとドミノ倒しが起きてしまいます。米国もリーマンで懲りているはず。ドミノに触れるまであと1インチぐらいですかね。それにしても最近のHFはポジション作ったあとに宣伝活動をする方が多いですよね。それだけ儲からなくなったということですかね?ソロスも良かったですよね。もし、ドイツ銀の株が上昇してたら過去の人になってしまいます。過去の人といえば、今度、京都大学にロバート・マートン教授が来られセミナーをされるそうです。無料だそうです、興味ある方は京都大学に問い合わせてください。アナリスト協会からも案内が来ていました。京都大学といえば伊藤レンマで有名な伊藤教授が在籍されていました。伊藤レンマといえばブラック・ショールズ。ブラック・ショールズと言えば、フィッシャー・ブラック、マイロン・ショールズとロバート・マートン教授です。秋の京都がみたくて京都大学かそれとも伊藤レンマだから京都大学なのか?どっちでしょう?東京なら参加できますが平日に京都はきついです。

最近、スペイン国債が強いです。5年10年ゾーンは史上最低を更新。ドイツ、オレンダ、スウェーデンなども中期が強いです。イタリアはモンテパスキ銀行の問題が解決していないので出おくれています。スペインとの差は広がるばかりです。スペインはスペインで高失業率の国。失業率は20%。労働人口の5人に1人が失業状態という国。そういう国のお金が流れています。お金が追い込まれ、絶壁を登っています。手が滑ると。。。。こわ~~
日本では日銀がイールド・カーブペック制を導入しました。きのうの国債オペで10年のアンダーレベルが-10bpということを市場に意思表示をしました。また発表された国債オペ金額では超長期ゾーンが減額され。市場にカーブ゙をつぶすなメッセージが伝わりました。現状、、20年が0.36%、30年0.45%、40年が0.5%程度。カーブは10年20年で45bp、10年30年0.55bp、10年40年60bp程度です。今後は一時にような20年30年40年が一直線に並ぶことはありません。やっぱりあの皆既日食は売りの合図でしたね。超長期のボラもペッグ制のため落ちていきます。これで完全に国債利回りが日銀の配下に置かれてしまいました。日銀がボラを殺してしまいました。必殺ボラ殺し!!これで債券トレダーがまた一人、また一人と消えてしまいそうです。4月から8月にかけて大量発行された社債。投資家は大評価損を抱えてしまいます。夢も希望の閉ざされてしまいました。最後の手段は“満期保有目的”。ポートの奥の院に閉じ込めるしかないです。昔なら、レスキュー債で評価を逃げることができましたが今は無理。あのころ(1990年代前半から半ば)は日経リンクがはじけて、元本が半分になった債券が続出。外資がレスキュー債で大儲けした時代です。ほんとすごいことしていましたよ。彼ら。豪ドル期間20年、クーポン0.1%、パー発行なんていう商品も売っていました。当時の豪ドルは10%程度。これぐらいにしないと元本の毀損回復ができません。もちろん、為替リスクが発生していますがとりあえず元本に機関投資家がこだわっていた時代です。

豊洲問題やオリンピック問題。なんで森元総理がいまだに権力をもっているのか?持たせているのか?いままでご苦労されたことと思いますが、そろそろ小池知事に今までSORRY、僕、森元SORRYと言って握手したらどうでしょう。どんどん意固地になっている様子がうかがえます。都民も二人が握手する姿を見たがっていると思いますよ。今の姿は、水戸黄門と悪代官。悪代官がもちろん森元総理。いまの会見は水戸黄門より視聴率とれるのでTVも必死です。へんなドラマ制作するより予算も少なくて済みますからね。

来週から10月相場入り。大統領選挙も控えています。どちらが大統領になってもドルは売られそうです。円高がどこまですすみむか?企業のM&A担当の方は準備しましょう。バーゲンセールが始まりますよ!

ソフトバンクグループ
株価6522円(6658円)

1年 5年
CDS 51.35(49.01bp)、155.00(148.00)

回号 償還 最終利回り 国債スプレッド
42回2017/3/1 0.364% (0.445%)73.00bp (73.45bp)
44回2020/11/27 1.239%(1.303%) 150.64bp(150.03bp)

ユーロ債
2025年7月30日 3.32%(3.2783%) 363.155p(354.30bp) 円ベース3ML+332bp(327bp)
ドル
2025年7月30日 4.69%(4.67%) 318.00bp(313.51bp) 円ヘッジ3ML+253bp(249bp)
*円ベース=アセットSWAP 3ML+α

*():前週

スプリント  株価:$6.63($6.64)
ドル債              
7.125% 2024年6月15日7.41%(7.56%)T+594.90bp(607.93bp)
CDS 582p(570bp)

アリババ 
株価 105.74ドル(107.71ドル)

◆年初からの各国株式指数パフォーマンス   
銘柄 週末引け 年初比 円換算 相関係数
日経平均 16449.84 -13.58 
NYダウ 18308.15 +5.07 -11.42 -0.069
ブラジルボベスパ 58367.05  +34.64 +37.81 -0.325
FT100 6899.33  +10.53 -17.94 -0.070
DAX  10511.02 -2.16  -14.65 0.691
ロシアMICEX指数 1978.00 +12.30 +9.19 -0.516
上海A 3145.17  -15.09 -30.33 0.851
ハンセンH 9581.93 -0.82 -16.45   0.683

国債金利

◆国債金利(先週末%)
2年 5年 10年 30年
米0.7619(0.7540) 1.1492(1.1577) 1.5944(1.6201)2.3154(2.3456)
独-0.683(-0.671)  -0.576(-0.547) 0.119(0.082) 0.447(0.482)
日-0.263(-0.209)-0.239(-0.192)-0.084(-0.047)0.448(0.473)

クレジットスプレッド(米国5年国差との差)(%)
BB 3.02(3.05)BBB 1.23(1.24)・A 0.71(0.71)

CDSインデックス
米 75.13(76.87) 欧州 72.64(70.75)日本57.00(57.00)
経済統計カレンダー

 【米国の予定】
3日9月マークイット製造業PMI:予想:--- 前回:---
3日9月ISM製造業景況指数:予想:51.0 前回:49.4
5日9月ADP雇用統計:予想:----  前回:17.7万件
5日8月貿易収支:予想:USD-43BLN 前回:USD-39.5BLN
5日9月マーク一トサービス業:予想:--- 前回:---
7日9月非農業部門雇用者数変化:予想:16.5万人 前回:12.6万人
7日9月失業率:9月:予想:4.9 % 前回:4.9%

 【日本の予定】
3日3Q:日銀短観
4日9月:マネタリーベース(前年比):予想:--- 前回:24.2%
国債入札

日本 前回の応札倍率 テール 前回入札日

4日 10年国債 3.739倍 2銭 9月1日
6日 10年インフレ連動債 2.85倍--- 8月4日


データ:Bloomberg、財務省HP
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 株式投資でAIに勝つ方法!(... | トップ | ポンド急落!目指せ1!(資本... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コメントありがとうございます ()
2016-10-04 04:20:28
tiktscc3 お世話になっております。コメントありがとうございます。ほんと、最近はこのサイト、寂しくなってしまいました。来年の1月で8年目にはいります。リーマンショックの年からブログを立ち上げました。アーバンCOPRの破綻の時などはあ~でもない、こーでもないとコメントをいただいた記憶があります。一度、校正を考えてみます。ありがとうございました。
返信する
森元総理 (tktscc3)
2016-10-03 22:09:57
 私の母と同じ年齢のようですが、いまだに最前線で活躍。一方私の母は、認知症で病気のデパート。歩行も危うくなり、比べてはいけないのでしょうが、歯がゆいです。
 一時は多くの方が集まったこのサイトもこの頃は寂しい限りですね。内容的には専門過ぎて私にはよくわかりませんが、訪問したら、たまには一言残すべきでしょう。たとえ、返答がなくても。
返信する

コメントを投稿

今日の東京市場」カテゴリの最新記事