・岩谷産業が9,058円の史上高値をつけました。アナリストカバレッジが少ない銘柄ですが大手もやっと大手が算入してきました。モルスタの目標株価は12,830円です。私の目標株価は2030年に10万円(時価総額5兆円)です。
良い企業ですが、配当金が少ないのが難点です。配当金がもっと良ければ1,000株単位で買うのになあ。
・傷だらけのアドバンテスト
アドバンテストは日経平均構成銘柄で今週最悪のパフォーマンス(マイナス11.39%)でした。半導体関連として期待先行型の株高だったので、仕方ないです。PER70倍はまともな投資家は買えません。しばらくは大名行列。
・穴はトルコ株
トルコ株式市場が再び活気づいてきました。XU100指数は史上最高値を更新。統一地方選挙で野党が躍進したことを受けエルドアン大統領は諸悪の根源である通貨安に歯止めをかける必要があります。
トルコに資金を呼び込まなくてはいけません。てっとりばやいのは株式を外国人に保有させること。
先日、トルコの携帯電話会社が配当金を昨年の2.7倍に相当する2.8532リラを支払うと公表。これが好感され株価は急騰。トルコ市場では史上最高値を更新。ADR市場では通貨安の影響で株価は低迷しています。
トルコに資金全額を投資するのはリスクが高いですが、ポートの5~10%ぐらいが妥当でしょう。最悪の場合はIMFの救ってもらうことになるので。
トルコETFが急伸
XU100指数は史上高値更新
タークセルが昨年比2.7倍の配当金支払いを発表
・日本株
日本株はハイテクからバリューに資金シフトが起きるでしょう。地道にPBR1倍割れで、売上成長の高い銘柄に分散投資しましょう。
米国では資本財が買われています。キャタピラーが史上最高値更新中。コマツの親分は勢いがありません。親分頑張れ!
・インド
インドは直接投資ができないので、ファンド。気長に投資をしましょう。
インフラ関連か消費関連ファンドが長期投資にピッタリ
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理