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今日の東京市場

2008-06-11 | 今日の東京市場
今日の東京市場では株式はしっかり債券は続落。10年国債金利は1.8%を上回っています。
世界的に金融市場が壊れています。仕手株のような動きです。もちろん債券なので償還までもてば100ですが、それにしても一日辺りの動きは以上です。債券ボラが10%を超えるのは以上です。米国ドル高宣言に始まり、各国のインフレ率から完全に金利上げ競争の幕開けのようです。世界経済が破綻に向かっているように思えてしょうがありません。
根っこにはヘッジファンドの影がちらつきます。ヘッジファンドがバンドラの箱を開けた神様からの怒りをかっています。思えば911以降、一種の流行となったオルタナティブ投資、穀物、コモディティが投資対象としてファンド資金が流入。資金流入が現物品価格の上昇を招き、それが実態経済についに跳ね返って世界経済を狂わせています。
たこが生きていくためにあしを食べていたらついにあしが再生されるまえに食べつくしてしまって状態です。
株式、債券投資であれば実態経済のバッファーとして世の中には影響は限定的ですが穀物、原材料を投資(これは投資ではありません。投機です)これがコストプッシュインフレをおこし、またそれに和をかけたのが異常気象。
今度ヘッジファンドが狙っているのが排出権。もういい加減にしろといいたいです。
お金儲けはいいですが実態経済をくるわせるような投機は慎まなければルールー違反だと私は思います。ファンドの世界と実態経済、それはまさにマトリックスの世界です。
しばらく不安定な相場が続きそうです。 理

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