パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

義母との生活

2015-06-29 09:42:58 | ちょっと寄り道=独り言=
 先日、
義両親が18日間の助っ人生活を終え、帰路に着きました。

その日の義母は、旅行に出掛けるかのようにウキウキで、
午後からは、やたらと息子(孫)を呼び寄せ、遊びに誘っていました。

義父は、
「女房のガス抜きの為に一旦帰るけど、何かあったらまた連絡をして」
…と、何度も言って下さいましたが、う~~~ん…。

希望としては、義父一人で来てほしいところですが、
夫(義父)に依存し、夫(義父)無しでは生きていけない義母は、
義父に付いて来るでしょうし…。


 でも、やはり義母には無理だと思うのです。

 息子を寝かしつける為、私と息子が二階の寝室に行くと、
ヒステリーな声と、物を投げた様な、何かを叩いた様な音が聞こえる事もありました。

旦那サンが諌めると、以後、そういた事はあからさまには無くなりましたが、
それでも、耳を澄ますと遠慮がちにもヒステリーな声が毎日の様に聞こえていました。

義父の話では、
「家では、物を破壊したり、ドアをビシャンと閉めたりして、うっぷん晴らしも出来るが、
 ココでは、そういう事も出来ないもんだから、発散したくて仕方がないんだろうと思う」
「家では、一日中ゴロゴロして、テレビを見ている生活で、
 食事も自分の食べる事しかしないし、何もしない生活をしているから…」 と。

   鬱だもんね…。
   しかも、察するに統合失調症…。
   無気力にもなるだろうし、元気に家事なんて無理だよね。

でも、
「娘(義妹)の家は、散らかっていて汚い」だの、
「自宅の掃除をしたいのに、おじいさん(夫)がやらせてくれない」だの、
自分の症状を棚に上げ、
“私はちゃんとしている”…をアピールしてくる義母。

自分の状態を、他人に知られるのが嫌で、
とにかく、その場その場を取り繕っている為、
普段の関わりが少ないと、すっかり騙されてしまいます。


 私が退院してからの一週間は、
他は何もしないくて良いから…と、「炊事」をお願いしました。

でも、お風呂やトイレの掃除と、床の掃除機掛けを積極的にやり始め、
「ここの家は綺麗だから、何処を掃除して良いのやら…」と。

「掃除は私が体調を見てしますよ。
 私は、週に1回くらいしかしませんが、
 お義母さんは毎日こうやって掃除をされているんですか?
 死にませんから、毎日しなくても良いですよ。」
…と言っても、毎日やり始め…。

逆に、お願いしていた「炊事」をする気配は一切なく、
「菫さん、私達の分(食事)は良いから」…と、
いつの間にか、“遠慮深いお客様”の状態に持って行かれ…。

見兼ねた旦那サンが、
「掃除してくれって、いつ言った?
 最初からメシを頼むって言ってあっただろ?」…と言ったところ、

遠慮して出来なかった
「料理下手だし。不味いし。」…と。

「こっちがお願いしているのに、遠慮も何も無いだろ?」
「飯が不味いなんて、一度だって言った事無いだろ?」

 おそらく、
「料理は嫌いで、やりたくなかった。」…という答えが返って来たなら、
旦那サンのみならず、誰もがそれなりに納得したと思います。

でも、義母の場合、
とにかく、その場しのぎの嘘や言い逃れが多く、
旦那サンは、それに対して常にイライラしていました。


 帰宅当日に知ったのですが、
義母は、就寝時、布団を敷いて寝ていなかったのだとか。
敷布や掛布を洗おうと聞いたところ、
「私、布団は敷いてないの。その辺や床で寝ても平気なの。」…と。

びっくりして、旦那サンに聞いたところ、
「布団は初日に出して敷いてやった。その後の事は知らんわ!」…と。

何だか、人間らしい生活から、どんどん遠ざかっている様な気がして、
少しゾッとしたのですが、実は理由があるのかな…。

 というのも、
一週間一緒に暮らし、やたら洗濯をする人だな…とは思っていましたが、
実は、日頃からトイレに間に合わず、頻繁に失禁している事を、
帰宅当日、義父から聞かされて…。

思えば、義母の服を干すとき、家着のお尻の部分に、
昨日今日に付着した訳ではなさそうな、褐色が染みついていました。

義父の話だと、
「当然ながら、医者へ行く気は全く無い」
「市販の薬は、効果が無かった」

尿漏れ体操や、尿漏れパットの話をしてみたところ、
「そういう努力をしたり、使ってみようという気は全く無いな…」
「治そうという気は、全く無い」
「とにかく、テレビを見てゴロゴロしているだけ」

布団…
もしかしたら、汚さない様に気を廻したのかな。
でも、だったら畳やソファーを汚して良いってわけでも無いし。


 悩んでいる事、困っている事、考えている事、を、
何でも話してくれれば、こちらも対応のしようがありますが、
嘘に嘘を重ねていく義母に対し、
「お母さん、失禁してますよね?」
…と、聞く訳にもいかず、黙って見守るしかない関係です。

年齢的に、在りがちな、普通の事なんですけどね…。
ここまで来ても、
良い人・普通の人・健康な人、として見て欲しいんですかね…。
だけど、努力はしない…。


 今回、この症状と関わることにより、
自分の入院と共に、実感の無かった深刻な問題も、同時に背負った気がします。
だから尚更、とにかく、自分の体調を早くしっかり治さねば…とヒシヒシ思います。



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