オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2012年 GPシリーズ・アメリカ大会 ペア・フリー

2012年11月05日 22時19分53秒 | 2012-2013年シーズン
昨晩はCSの朝日ニュースターHDで放送されたGPシリーズ・アメリカ大会のペア・フリープログラムの録画を見ました。
久し振りにペアの競技を見る醍醐味を堪能しました。上位3組の演技は本当に素晴らしかった。
優勝はロシアのタチアナ・ヴォロソシャー&マキシム・トランコフ組、2位は中国のチン・パン&ジャン・トン組、3位はアメリカのケイディー・デニー&ジョン・コフリン組。

優勝のヴォロソシャー&トランコフ組の音楽はバッハの「シャコンヌ」
今年3月の世界選手権の勢いが、そのまま続いているようである。
転倒が1回ありましたが、何のその。
迫力ある演技に圧倒されました。
ドイツのザフチェンコ&ゾルコーヴィ組の最大の対抗馬であるのは間違いありません。

アメリカのデニー&コフリン組はコンビを組んで、今シーズンで2年目。音楽はミュージカル「オペラ座の怪人」の音楽。
ケイディー・デニーは、彼女が前のパートナーと組んでいた時から私の気になる存在でした。
プログラム冒頭のツイストの高さと回転の速さには本当に驚きました。
また最後のこのコンビ独特のリフトも圧巻でした。
第2グループの練習で、デニーがコフリンに寄り添うように滑っていたのが、たいへん印象に残りました。たいへん息が合っているものと強く感じ、今シーズン、かなり面白い存在になるのではと思いました。

そしてチン・パン&ジャン・トン組の演技には、たいへん感動を憶えました。
プログラムはイギリスの作曲家エルガーの音楽。「チェロ協奏曲」と「エニグマ変奏曲」から第9変奏「ニムロッド」でした。
エルガーの作品、またイギリス音楽大好き人間の私にとって最高のプログラム。
「ニムロッド」の美しい音楽、そしてチン・パン&ジャン・トンの曲の美しさを生かした演技。本当に心に残りました。
本当に、多くのフィギュアスケートを愛する方々に見て欲しいプログラムです。

ペア、そしてアイスダンスを、じっくりと見るために、わさわざスカパ!と契約しなければいけない苦労。
きちんと地上波、またはBSで見ることができるのはNHK杯だけか!
NHK杯のアイスダンスではメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトが登場します。
テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアと並ぶ世界最高のアイスダンスの演技を多くの方々に見て欲しい。そして知って欲しい。