オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

N響のモーツァルトとハイドン

2012年11月19日 22時01分50秒 | NHK交響楽団
毎週日曜の早朝、NHK・BSで放送のNHK交響楽団の演奏会。
昨日はアンドレ・プレヴィン指揮による9月の定期演奏会から。
この番組は1回の演奏会を最初から最後まで、プログラムの全てを途中で知ったかぶりの解説なしで楽しめるのが嬉しい。
プログラムはモーツァルトの交響曲第1番と第41番「シュピター」、そしてハイドンの交響曲第102番。
モーツァルトとハイドンのみのプログラムは、当世、たいへん珍しいのではないか。
このところ、この放送ではマーラーやショスタコーヴィッチの大編成の交響曲が続いていたので、たいへん新鮮さを感じました。
モーツァルトとハイドン。私は若い頃、たいへん苦手だった。それが年を重ねるごとに、心にしみるようになった。聴いていて何か安心して音楽に身を委ねることが出来るようになった。
聴いていてモーツァルトやハイドンと言った古典派の作品をカッチリと、そして魅力的に演奏できるN響の演奏力のレベルの高さのは目を見張るものが、ありました。
もっと、こういったプログラムを組んで欲しいと熱望しますが、モーツァルトやハイドンの作品のみのプログラムを組んで、きちんと指揮が出来る指揮者が、現在、世界で何人いるのか?と考えると難しいご時世なのかもしれません。
さてモーツァルトである。少し前に地上波のEテレでも放送された時も見ましたが、今回、改めて見直してみて、やはり、良い演奏だった。
何の抵抗もないモーツァルト。真正面から向き合っているモーツァルト。
モーツァルトの最初の交響曲と最後の交響曲を並べると言う面白いプログラム。
第1番はモーツァルト、8歳の時の作品。正に天才の証しと言う作品と言うべきか。
そしてハイドンは、たいへんな名演。
地味と思っていた作品が、こんなに魅力的な作品だったとは!
指揮のプレヴィンに脱帽である。
何か沸き立つ香りを感じました。ヨーロッパのオーケストラ顔負けである。
指揮者のアンドレ・プレヴィン。
指揮台への行き来は介添えが必要な状態ですが、指揮台でいったん指揮棒を振り下ろすと素晴らしい音楽。
これからも定期的にN響を振って欲しいものです。