ユーミンには「挑戦者」という言葉が似合うような気がする。
彼女のデビュー曲はまったく売れなかったという。しかし、その後の作品はさまざまなカタチ(実験も踏まえて)を取りながら大ヒットを次々と飛ばした。
先日(2019/05/17)もblogで少し触れたが「 ルージュの伝言」は1960年代のアメリカンポップスの空気感をあの時代に実に上手く再現したし、今回のツアーでは久し振りにセットリストに組み入れられたという「いちご白書をもう一度」に関しても発表当時はいろいろな批判を浴びたという。これはなかなかヒット曲に恵まれず、もう郷里に帰るしかない、最後にユーミンに作品をお願いしたいとバンバンに頼まれたユーミンが学生運動という難しいテーマに取り組んだ。切ないバンバンの声が曲調とマッチして大ヒットとなるがバンバンは「メモリー」の意味が理解できていなかったという。
さまざまなシーンにいろいろな角度から曲づくりに取り組み、決して立ち止まったり満足することがないユーミンはやはり偉大な「挑戦者」だ。
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