百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

和牛

2006-11-11 23:44:47 | 循環
和牛を飼う・・・出来れば昭和30年代に立ち返って。
そんなことが本当に出来るのだろうか。昔は、輸入飼料に頼らず、国産飼料(あたり前?!だけれど)でまかなっていた。現在の農業では、稲ワラを集めるだけで結構、大変だ。というのは、現在は、水稲農家と畜産農家、畑作農家と肥料屋、飼料屋すべてが専門化され、分割されている。昔は、稲作を行う中で稲ワラを、畑作をする中でジャガイモやサツマイモを、そしてそれらや雑穀を飼料に、生活の傍らで牛や豚や鶏が飼われていた。それぞれが戦後、大型化する中で、専門特化したのは他の産業と同様だが、その過程で小さな循環がすべて分断され、決して大きな循環になることなく、地域特性さえ喪失してしまったため、現代社会ではなかなか再生することが困難になっている。
稲ワラや麦わらを集め和牛の飼料にする⇒和牛の糞尿の堆肥化を図り、水稲農家の圃場へ・・・そんなことが少し、来年から始められれば少し嬉しい。

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