以下は小学六年生の穴埋め式の社会科の問題です。
『国内の食料が大幅に不足する中で、食料の(①)が難しくなりつつあります。したがって、(②)からの(③)が年々増えてきています。それにともなって、食の(④)の確保も大きな問題になりつつあります。』
《答え》 ①自給 ②海外 ③輸入 ④安全性 は結構、少し考えると誰でもわかるオーソドックスな問題なのでしょう(だって小学生の問題なのだから・・・)。でも、もう少し考えると
◇何故、国内の自給率が低いことを問題にしないのか。(以前のように人口が上昇過程にある日本ならまだしも、年々少子化で人口は減少しているのに・・・・・)
◇何故、海外産なら安全性に問題があり、国内産なら大丈夫なのか。(国産の問題点の整理すら未だに出来ていないのに、・・・・・)
等の疑問点がふつふつと沸いてくる。
大きな問題は、私達は現代教育の中で、あまり根本から考える学習方法を学んでこなかった点にあるではないかと思えたりする。例えば、上記の穴埋め式の問題では、ある意味では、問題点は食の安全性(国産は大丈夫?!だが・・・)にあり、自給率の低いことはもうどうしようもない現実かのように思え(思わし、…洗脳??)、その部分については考えさせない(思考の停止??では・・・)ようにすら思えてくる。もっともっといろいろな視点から、様々な知恵を働かせる必要がありそうだし、いろいろな年代の方々の考え方が交錯すること(複合的に融合)がこれからの時代は大切そうな気がするのに。
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