茶・菓子・果物・野菜・素材・酒・酒菜などについてのひとりごと含めた杜屋(もりや)のブログです
杜の茶菓菜(もりのさかな)
東京秩父旅日記~花市レポ・2
そうこうしているうちに夫も無事会場お寺門前に近づいてきた。
夫はデカイので遠目でもすぐ分かる。
しかし、またもちょっと目を離したスキに姿が見えなくなった。
あれ~どこ行った?
見渡すと、お寺の前のコロッケ屋に並んでいるではないか!
「あ~っ待って待って買うの待ってー!」
叫びながら駆けつける私。
実は私も花市会場に入る前にそこでコロッケを4個も買っていたのだ。
夫が私に気づいたのはちょうど注文を告げた直後。
コロッケ屋のおじさんに悪いので、コロッケの注文は取り消して代わりに海老の掻揚げを買った。
しかし、後から思えばここで買っておいて良かった。
何故なら花市会場ではほとんど食べ物にありつけなかったから。
夫に中川ちえさん(コーヒーとお茶)&村上みゆきさん(ケーキ)のカフェコーナーの行列に並んでもらい、私はかわいい看板のレモネード屋さんに並ぶ。

ライム、すだち、オレンジ、金柑、デコポン、ピンクグレープフルーツ、日向夏をそれぞれ薄切りにしてガラス瓶に入れた柑橘シロップ漬けがずらり。これは柑橘好きにはたまらない。
柑橘の名前を言って注文すると、そのシロップと果実少々をすくいとって水と炭酸で割り、氷を入れて手渡してくれる。

やはり一番人気はデコポンか。私の順になった時は売り切れていた。
すだちレモネードなんておもしろいなーと思ったけど、静岡県三ケ日直送というオレンジと金柑を注文。
思いのほか苦味もなく、まろやかな味わいだった。これは全種類飲んでみたくなる。

ふたつのレモネードを手にしてやっと順番が目前に迫ってきた夫のところに歩みよる。
さらに数分待った後、・・・魔の一言。
「申し訳ありません売り切れましたー」
え!?ケーキもコーヒーも!?
ハイ。全部です。
・・・なんと夫の前の人で売り切れ!!その瞬間目の前真っ暗。
あ~ぁ。私はいつもこうだ。どこに行っても「ギリギリアウト」が多いんだよなー・・・
イジイジブツブツうつむきながら場を離れる。
コトコト市でも、「1時間待ってようやく入れたのに杜屋さんの焼き菓子全く無くて大ショック」という知人がいた。
作り手側の私としては、1人で作れる量に限りがあるので売り切れゴメンで~。という言い分だけど、こうして実際お客の立場として列に並び目の前で売り切れることを体験すると、早いもの勝ちとは分かっていてもやっぱりショックは大きい。
ま、仕方ないけど。
夫はデカイので遠目でもすぐ分かる。
しかし、またもちょっと目を離したスキに姿が見えなくなった。
あれ~どこ行った?
見渡すと、お寺の前のコロッケ屋に並んでいるではないか!
「あ~っ待って待って買うの待ってー!」
叫びながら駆けつける私。
実は私も花市会場に入る前にそこでコロッケを4個も買っていたのだ。
夫が私に気づいたのはちょうど注文を告げた直後。
コロッケ屋のおじさんに悪いので、コロッケの注文は取り消して代わりに海老の掻揚げを買った。
しかし、後から思えばここで買っておいて良かった。
何故なら花市会場ではほとんど食べ物にありつけなかったから。
夫に中川ちえさん(コーヒーとお茶)&村上みゆきさん(ケーキ)のカフェコーナーの行列に並んでもらい、私はかわいい看板のレモネード屋さんに並ぶ。

ライム、すだち、オレンジ、金柑、デコポン、ピンクグレープフルーツ、日向夏をそれぞれ薄切りにしてガラス瓶に入れた柑橘シロップ漬けがずらり。これは柑橘好きにはたまらない。
柑橘の名前を言って注文すると、そのシロップと果実少々をすくいとって水と炭酸で割り、氷を入れて手渡してくれる。

やはり一番人気はデコポンか。私の順になった時は売り切れていた。
すだちレモネードなんておもしろいなーと思ったけど、静岡県三ケ日直送というオレンジと金柑を注文。
思いのほか苦味もなく、まろやかな味わいだった。これは全種類飲んでみたくなる。

ふたつのレモネードを手にしてやっと順番が目前に迫ってきた夫のところに歩みよる。
さらに数分待った後、・・・魔の一言。
「申し訳ありません売り切れましたー」
え!?ケーキもコーヒーも!?
ハイ。全部です。
・・・なんと夫の前の人で売り切れ!!その瞬間目の前真っ暗。
あ~ぁ。私はいつもこうだ。どこに行っても「ギリギリアウト」が多いんだよなー・・・
イジイジブツブツうつむきながら場を離れる。
コトコト市でも、「1時間待ってようやく入れたのに杜屋さんの焼き菓子全く無くて大ショック」という知人がいた。
作り手側の私としては、1人で作れる量に限りがあるので売り切れゴメンで~。という言い分だけど、こうして実際お客の立場として列に並び目の前で売り切れることを体験すると、早いもの勝ちとは分かっていてもやっぱりショックは大きい。
ま、仕方ないけど。
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東京秩父旅日記~花市レポ・1

先月31日に開催されたイベント「コトコト市」に出展お誘いのお話を頂いたのは今年1月のことだった。
店舗兼住宅の雑貨屋「コレム」さんのご自宅キッチン&リビングスペースを開放していくつかの出展ブースを募り、フリマ形式で行うということを聞き「何か"もみじ市"みたいですね~!」とお伝えしたところ、実はまさしくその通りだったのだ。
"もみじ市"とは昨年秋に東京で行われた手作り市で、雑誌「自休自足」1月号に特集記事が紹介されていた。
コレムさんがたまたまその記事を読んで「これだ!」と思い立ったという。
![]() | 自休自足 2007年 01月号 [雑誌]第一プログレスこのアイテムの詳細を見る |
そんな噂の「もみじ市」の第二段、「花市」が4月7日~8日開催されることを知った。
今期8000円と格安の青春18きっぷ使用期限は4月10日まで。
これはもう行くしかない。
夫を伴い鈍行列車にガタゴトゆられて東京へ。
川崎から南部線に乗り換えて北上し、登戸駅から小田急線に乗り換えて二つ目の狛江駅のすぐ近くにあるお寺が、今回の花市会場だ。
出来れば開場11時前に到着したいと思っていたが、寝坊して始発に乗れなかったのと、手持ちの時刻表が古いのしかなくあると思い込んでいた電車が無かったのでアクセスが悪く、登戸駅まで5時間もかかってしまった。
時すでに11時半過ぎ。
地図を見ると登戸駅から狛江駅までは2kmそこらで、歩いてもいけそうだ。
初めての町を歩くのは心浮き立ち楽しいものだ。が、今その余裕は無い。
小田急線に乗り換える気満々の私に水をさすかのごとく、夫が「俺はやっぱり歩いていく。」と言い出した。
「あぁ?もう11時過ぎてんだよそんなヒマないよ。とっとと電車で行こうよ。」
と怒りあらわに告げるも「いや、電車に乗りっぱなしで体がこったから歩く。」ときかない。
「あっそー。じゃ現地集合にするか。私電車で行くから勝手に歩いて行けば。」
と冗談で言い放ち、小田急線券売機に向かい「狛江まで120円だってー。一緒に電車で行こうよ。」とふり向いたらすでに夫の姿は影も形も無かった。
あぁっ~ホントに1人で歩いて行きやがった!何て薄情なヤツだ!!
おまけに地図も夫に預けっぱなし。
くそー会場のお寺の名前すら覚えてないのに~

狛江駅を出てすぐ、木々が繁って凛然とした空気の一角が目につく。
「緑地保全地区」として武蔵野の原風景を残している狛江弁財天池に沿って歩き、花市会場「泉龍寺」無事到着。
広々としてなかなか由緒ありげなお寺の境内にお客さんがわんさか。
受付で手書きのかわいいパンフレットをもらい、とりあえず一巡り。
第一目的の桑原奈津子さんの焼き菓子は、一体どこが出展ブースだったのか分からないほど跡形も無かった。
後から知ったところによると、11時開場前に多数のお客さんが行列していたという。
多分始発に乗ったとしても入手は不可だったろう。


次の目的は手作りジャムのアノダッテ。
色鮮やかなジャム瓶がずらり。瓶詰めって見てるだけで楽しい。
こちらは数多くの種類のミックスジャムが主体。
でも私がセレクトしたのは「愛媛の伊予柑」「国産レモン」「和歌山の完熟八朔」「レモンカード」の四品。
やっぱり自分で作ったものと食べ比べしたいので、色々な果実ミックスではないものを選んだ。

手書きのラベル文字やジャム説明ポップもかわいく、あぁこういうところにやっぱり作り手の人柄や好みそのものが現れるんだな~とアノダッテの若いお二人を見て思った。
「かわいい」という形容が最も似合わない私とは大違い。
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夏休み旅日記~8月20日(最終回)
長野県の旧鬼無里村(今は長野市に合併)は以前1年半ほど居候していた思い出の地。
そこでお世話になっていた方から旅に出る直前に「野菜たくさんあるから、仙台帰省するんだったらその帰りにでも寄って」とお電話を頂いた。
変わらない山の眺め。懐かしい。
澄んだ空気も冷たい湧き水もそのままだ。
蕎麦打ち名人でもあるその方の手打ちうどんと自家製野菜の天ぷらをお腹がはじけるほどご馳走になり、野菜収穫の手伝いをする。
30kg入る肥料袋にパンパンになるほどとったモロッコインゲン。
「これ出荷するんですよね?今でも農協とかに出してるんですか?」
と言ったら、外に出荷はしていないという。
「全部持ってって」
・・・!?ええーこんなに!?
その他じゃがいも同じ袋に一杯分。ナス、トマト、ピーマン、とうもろこし、きゅうり、白うり、夕顔と、ものすごい重量の野菜を頂戴した。
鬼無里の中でも町からさらに4km上る、山懐に抱かれた集落。
(私は熊と対面したことがある。)
寒暖の差が大きいせいか、ここの野菜はおいしいのだ。
しかし、その集落も若い人は長野に出て働き、暮らしているのは少数のご年輩の方ばかりだ。
皆手がまわらずに、畑や田んぼをやるのをやめていく。
見捨てられ荒れ果ててゆく土地をただ見過ごすことが出来ないのだろう。
その方は自分の畑と田んぼを維持した上でさらに他の人の畑で野菜を育てている。
自らが暮らす土地への愛着があるからこそだろう。
その一角の土地をお借りして、果樹を植えさせて頂くことにした。
ベリー系や山ブドウなど、こちら静岡の暖地では育ちにくい果樹を植えてその実でジャムを作って販売することが出来たらいいな・・・
見果てぬ夢はどこまでも飛び火する。
実際やるとなると、鬼無里に手入れに通わねばならない。
うちから片道7時間弱。
冬は豪雪地域だ。
実が実るまで何年かかる?
収穫には何日かかる?
加工までどうやって保存する?
加工はどこでやる?
行動に移す前に頭の中で考えすぎておっくうになるのが私の悪いクセだ。
木は育つのに時間がかかる。
なるべく早め早めに手を打っておかねばならない。
収穫の時期に2週間くらい私が鬼無里に住み込んで、実を採ってすぐにジャムにして瓶詰め加工しておけば常温で保存も出来る。
銅鍋と砂糖と瓶を持ち込んで・・・!?
うまく行くかどうかは分からない。
今は苗を植えることが大切だ。
そこでお世話になっていた方から旅に出る直前に「野菜たくさんあるから、仙台帰省するんだったらその帰りにでも寄って」とお電話を頂いた。
変わらない山の眺め。懐かしい。
澄んだ空気も冷たい湧き水もそのままだ。

30kg入る肥料袋にパンパンになるほどとったモロッコインゲン。
「これ出荷するんですよね?今でも農協とかに出してるんですか?」
と言ったら、外に出荷はしていないという。
「全部持ってって」
・・・!?ええーこんなに!?
その他じゃがいも同じ袋に一杯分。ナス、トマト、ピーマン、とうもろこし、きゅうり、白うり、夕顔と、ものすごい重量の野菜を頂戴した。
鬼無里の中でも町からさらに4km上る、山懐に抱かれた集落。
(私は熊と対面したことがある。)
寒暖の差が大きいせいか、ここの野菜はおいしいのだ。
しかし、その集落も若い人は長野に出て働き、暮らしているのは少数のご年輩の方ばかりだ。
皆手がまわらずに、畑や田んぼをやるのをやめていく。
見捨てられ荒れ果ててゆく土地をただ見過ごすことが出来ないのだろう。
その方は自分の畑と田んぼを維持した上でさらに他の人の畑で野菜を育てている。
自らが暮らす土地への愛着があるからこそだろう。
その一角の土地をお借りして、果樹を植えさせて頂くことにした。
ベリー系や山ブドウなど、こちら静岡の暖地では育ちにくい果樹を植えてその実でジャムを作って販売することが出来たらいいな・・・
見果てぬ夢はどこまでも飛び火する。
実際やるとなると、鬼無里に手入れに通わねばならない。
うちから片道7時間弱。
冬は豪雪地域だ。
実が実るまで何年かかる?
収穫には何日かかる?
加工までどうやって保存する?
加工はどこでやる?
行動に移す前に頭の中で考えすぎておっくうになるのが私の悪いクセだ。
木は育つのに時間がかかる。
なるべく早め早めに手を打っておかねばならない。
収穫の時期に2週間くらい私が鬼無里に住み込んで、実を採ってすぐにジャムにして瓶詰め加工しておけば常温で保存も出来る。
銅鍋と砂糖と瓶を持ち込んで・・・!?
うまく行くかどうかは分からない。
今は苗を植えることが大切だ。
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夏休み旅日記~8月19日
長期旅行にも必ず折り返し地点というものがある。
今回の旅においてのそれは、八幡平。
地図的にもUターンのUの字のちょうど真ん中にあたる。
八幡平を越えて南下するとともに「あぁ夏休みもこれで終わりか・・・あとは帰るだけか・・・」とちょっと寂しくなってきた。
しかし600kmの帰路を脇目も振らずに帰るのはもったいない。
新潟市近郊の広大な道の駅「新潟ふるさと村」へ。
ここは海鮮市場やレストラン、お土産物屋の他、古民家のある庭園に民族資料館があり見ごたえ十分な道の駅。
アピール館の「降雪コーナー」には人口降雪機があり、一年中雪を体験できるという。
猛暑のさなかにはありがたい。
ひらひらひら・・・雪虫と見紛うようなささやかな雪が舞い降りてくる中に佇み涼を得る。
地元の新聞に連載された、上越地震の被害・復旧の様子などの記事が展示してあった。
中でも、復旧作業のボランティアに駆けつけて亡くなった方の話、
民家の屋根の茅葺き職人の方の話が胸を打った。
地震の犠牲は計り知れないほど大きい。
新潟に来たらお土産に外せないもの。
それは日本の地ビール第一号「エチゴビール」。
とは言っても目当てのものは、そんじょそこらでは売っていないのだ。
夫が以前仕事で新潟大学に出張したときに偶然見つけたらしいが、この酒屋のオリジナル企画商品らしく、この店でしか売っていない。
パッケージには大きく「粋生BEER」と書いてあり、パッと見エチゴビール社製とは分からない。
しかしこれが、麦芽とホップだけのれっきとした麦100%の地ビールにもかかわらず、値段が安い!
新潟を通る度に箱買いしている。
長野県に入る前にやっぱり野沢温泉に寄っていこうということになり、日本海沿岸柏崎手前から内陸に入る今まで通ったことのない国道353号を走る。
見落としそうな小さな集落がひっそりと点在する山道で、随所随所に非常に見事な棚田があった。
日本の原風景の美しさ、誇らしさを再確認。
棚田百選として撮影スポットにもなっているらしい。
信濃川沿いの117号に出て西へ。
県境を越えて長野県に入ると川の流れる方向が逆になり、名前は千曲川になる。
昔ながらの温泉街、野沢温泉。数多くの風情ある公共浴場は皆無料。(寸志を入れるお賽銭箱がある。)
温泉のハシゴをして汗を流し、長野県鬼無里村へ。
今回の旅においてのそれは、八幡平。
地図的にもUターンのUの字のちょうど真ん中にあたる。
八幡平を越えて南下するとともに「あぁ夏休みもこれで終わりか・・・あとは帰るだけか・・・」とちょっと寂しくなってきた。
しかし600kmの帰路を脇目も振らずに帰るのはもったいない。

ここは海鮮市場やレストラン、お土産物屋の他、古民家のある庭園に民族資料館があり見ごたえ十分な道の駅。
アピール館の「降雪コーナー」には人口降雪機があり、一年中雪を体験できるという。
猛暑のさなかにはありがたい。
ひらひらひら・・・雪虫と見紛うようなささやかな雪が舞い降りてくる中に佇み涼を得る。
地元の新聞に連載された、上越地震の被害・復旧の様子などの記事が展示してあった。
中でも、復旧作業のボランティアに駆けつけて亡くなった方の話、
民家の屋根の茅葺き職人の方の話が胸を打った。
地震の犠牲は計り知れないほど大きい。

それは日本の地ビール第一号「エチゴビール」。
とは言っても目当てのものは、そんじょそこらでは売っていないのだ。
夫が以前仕事で新潟大学に出張したときに偶然見つけたらしいが、この酒屋のオリジナル企画商品らしく、この店でしか売っていない。
パッケージには大きく「粋生BEER」と書いてあり、パッと見エチゴビール社製とは分からない。
しかしこれが、麦芽とホップだけのれっきとした麦100%の地ビールにもかかわらず、値段が安い!
新潟を通る度に箱買いしている。
長野県に入る前にやっぱり野沢温泉に寄っていこうということになり、日本海沿岸柏崎手前から内陸に入る今まで通ったことのない国道353号を走る。
見落としそうな小さな集落がひっそりと点在する山道で、随所随所に非常に見事な棚田があった。
日本の原風景の美しさ、誇らしさを再確認。
棚田百選として撮影スポットにもなっているらしい。
信濃川沿いの117号に出て西へ。
県境を越えて長野県に入ると川の流れる方向が逆になり、名前は千曲川になる。
昔ながらの温泉街、野沢温泉。数多くの風情ある公共浴場は皆無料。(寸志を入れるお賽銭箱がある。)
温泉のハシゴをして汗を流し、長野県鬼無里村へ。
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夏休み旅日記~8月18日
暑さしのぎに東北に来たのに、この秋田の猛暑は何事だ!
静岡よりも暑い~と思ったら今度は猛烈に叩きつける突然の豪雨!
信号さえもぼやけて視界が狭まるほどの勢いだ。
ちょっと尋常ではない。


秋田県琴丘町の「道の駅ことおか」へ。
ここの「こはぢゃソフト」を食べるのは一体何度目?4度目か。
ブルーベリーよりも主張の強い甘酸っぱい味にはまってしまった。
ただし毎回微妙に舌触りが異なるような気がする。
キメが細かくなめらかな出来の時のこはぢゃソフトは、日本全国ソフトクリームランキング(自作)のマイベスト。
今回初の「道の駅岩城」のプラムソフトは、柔らかな酸味でプラムそのものの風味を楽しめる。
ちなみに前日岩手県の「道の駅にしね」で食べた「ほうれんそう&山ぶどうミックスソフト」
色からしても珍しい組み合わせだ。200円は今どき安い。
ほうれんそうの青くささやクセはないが、ミックスにせず素直に山ぶどうだけにすれば良かったかなとちょっと思った。
日本海沿岸、国道7号沿いにあった回転寿司屋風の対面寿司屋で、今が旬「岩牡蠣の軍艦」他、地魚のお寿司を食べて南下。
静岡よりも暑い~と思ったら今度は猛烈に叩きつける突然の豪雨!
信号さえもぼやけて視界が狭まるほどの勢いだ。
ちょっと尋常ではない。



秋田県琴丘町の「道の駅ことおか」へ。
ここの「こはぢゃソフト」を食べるのは一体何度目?4度目か。
ブルーベリーよりも主張の強い甘酸っぱい味にはまってしまった。
ただし毎回微妙に舌触りが異なるような気がする。
キメが細かくなめらかな出来の時のこはぢゃソフトは、日本全国ソフトクリームランキング(自作)のマイベスト。
今回初の「道の駅岩城」のプラムソフトは、柔らかな酸味でプラムそのものの風味を楽しめる。
ちなみに前日岩手県の「道の駅にしね」で食べた「ほうれんそう&山ぶどうミックスソフト」
色からしても珍しい組み合わせだ。200円は今どき安い。
ほうれんそうの青くささやクセはないが、ミックスにせず素直に山ぶどうだけにすれば良かったかなとちょっと思った。
日本海沿岸、国道7号沿いにあった回転寿司屋風の対面寿司屋で、今が旬「岩牡蠣の軍艦」他、地魚のお寿司を食べて南下。
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夏休み旅日記~8月17日
たまたま見つけた岩手山麓のそのキャンプ場は、設備がキレイで立派なトイレも2ヶ所、水は岩手山系の清涼な地下水を使用している上に料金無料と申し分なし。
前日夜、「明日晴れたら岩手山に登ろうか」
なんて話してテントを張ったが、夜が明けてみたらやっぱり曇天模様に小雨降りしきり、テントもびしょ濡れ。
雨となったらハコモノだ、と小岩井農場へGO。
と言っても有料の小岩井農場まきば園へは入らず、道向かいの重要有形文化財指定の年季の入った牛舎が立ち並ぶ牧場へ。

無料の展示資料館へ一歩入るとチーズのようなホワイトチョコレートのような、ミルクの甘い香りがほのかに漂う。
ここはおもしろかった。
昔の酪農の道具やバター造り機械の展示など、民族資料館のようでそれだけでも見ていて飽きないが、牧羊犬の紹介の仕方が凝っている。
就職面接時に使うような普通の履歴書が牧羊犬1頭ずつにあり、「趣味・特技→つまみ食い」「志望の動機→のびのび走れそうだったから」「給料・職種・勤務時間等の希望→自分が働きたい時だけ働かせて下さい。」など、それぞれの犬の写真付きで実にかわいい。

また、小岩井農場が登場している宮沢賢治の作品の直筆原稿や、この近辺を舞台とした物語の原稿などが置いてあり、これらを読みふけっているだけで時間が過ぎた。
敷地内の小岩井乳業工場へ行って牛乳を飲んでいたら(無料)窓の外にこんもりとした小山が見える。
これがまさに宮沢賢治の「狼森と笊森、盗森」の狼森(おいのもり)なのだという。
小説や物語の舞台その地に自分が立つというのはおもしろいもので、頭の中だけにあった想像の世界が目前にむくむくと広がる。
お腹がすいたのでキャンプ場に戻り、またしても携帯コンロで前日買った前沢牛モモステーキ肉を焼いて食べる。
昨日のサーロインと違って今度は固くて噛み切れない。
ナイフを忘れたので、ハサミで一口大に切って食べた。
「お腹は満たされているハズなのに満腹感がない・・・あぁまともなご飯が食べたいよ~野菜をもりもり食べたいよ~」と夫にぼやく。
そろそろ野宿に飽きてきた。一泊くらいしようか?
でもお盆前後の多忙な時期に空いている宿なんて無いよな~。
・・・この時点でダメもとで聞くだけ聞いてみれば良かったのに、と後から痛切に後悔した。
岩手県と秋田県の県境、八幡平温泉郷の「蒸の湯(ふけのゆ)温泉」へ。日本秘湯を守る宿。
山肌のいたるところから湯気がもくもく絶えず吹き上がる。
外来入浴500円で内湯も外湯も入り放題。
とりあえずゆっくり温泉に入って、今夜どこまで行って車中泊するか決めようか・・・あぁこういう温泉宿に一泊くらい予約入れときゃ良かったな~
と思ったら、何と温泉で隣あった方は、この日の昼頃に電話したら宿泊予約取れたというのだ。
「夫婦二人くらいなら、直前に電話しても大体泊まれるもんですよ。」
と言っていた。
車中泊が常の私達。こういう人気の温泉などは何日も前に予約しないと絶対無理だと思い込んでいた。
あぁぁ・・・電話してみれば良かった・・・
山越えして、秋田県沿岸近くの「道の駅五城目」で車中泊。
しかしこの日、秋田市は37℃の記録的な気温だったとかで、今までにないほどの熱帯夜だった。
目を閉じて横になっていられない耐え難い暑さ。
やっぱり昼間、あの温泉宿に電話してみれば良かった・・・
どうもどんよりした雨の日は「やってみる」という旅に不可欠なハズの気持ちが失せる。
前日夜、「明日晴れたら岩手山に登ろうか」
なんて話してテントを張ったが、夜が明けてみたらやっぱり曇天模様に小雨降りしきり、テントもびしょ濡れ。
雨となったらハコモノだ、と小岩井農場へGO。
と言っても有料の小岩井農場まきば園へは入らず、道向かいの重要有形文化財指定の年季の入った牛舎が立ち並ぶ牧場へ。


無料の展示資料館へ一歩入るとチーズのようなホワイトチョコレートのような、ミルクの甘い香りがほのかに漂う。
ここはおもしろかった。
昔の酪農の道具やバター造り機械の展示など、民族資料館のようでそれだけでも見ていて飽きないが、牧羊犬の紹介の仕方が凝っている。
就職面接時に使うような普通の履歴書が牧羊犬1頭ずつにあり、「趣味・特技→つまみ食い」「志望の動機→のびのび走れそうだったから」「給料・職種・勤務時間等の希望→自分が働きたい時だけ働かせて下さい。」など、それぞれの犬の写真付きで実にかわいい。

また、小岩井農場が登場している宮沢賢治の作品の直筆原稿や、この近辺を舞台とした物語の原稿などが置いてあり、これらを読みふけっているだけで時間が過ぎた。

これがまさに宮沢賢治の「狼森と笊森、盗森」の狼森(おいのもり)なのだという。
小説や物語の舞台その地に自分が立つというのはおもしろいもので、頭の中だけにあった想像の世界が目前にむくむくと広がる。
お腹がすいたのでキャンプ場に戻り、またしても携帯コンロで前日買った前沢牛モモステーキ肉を焼いて食べる。
昨日のサーロインと違って今度は固くて噛み切れない。
ナイフを忘れたので、ハサミで一口大に切って食べた。
「お腹は満たされているハズなのに満腹感がない・・・あぁまともなご飯が食べたいよ~野菜をもりもり食べたいよ~」と夫にぼやく。
そろそろ野宿に飽きてきた。一泊くらいしようか?
でもお盆前後の多忙な時期に空いている宿なんて無いよな~。
・・・この時点でダメもとで聞くだけ聞いてみれば良かったのに、と後から痛切に後悔した。

山肌のいたるところから湯気がもくもく絶えず吹き上がる。
外来入浴500円で内湯も外湯も入り放題。
とりあえずゆっくり温泉に入って、今夜どこまで行って車中泊するか決めようか・・・あぁこういう温泉宿に一泊くらい予約入れときゃ良かったな~
と思ったら、何と温泉で隣あった方は、この日の昼頃に電話したら宿泊予約取れたというのだ。
「夫婦二人くらいなら、直前に電話しても大体泊まれるもんですよ。」
と言っていた。
車中泊が常の私達。こういう人気の温泉などは何日も前に予約しないと絶対無理だと思い込んでいた。
あぁぁ・・・電話してみれば良かった・・・
山越えして、秋田県沿岸近くの「道の駅五城目」で車中泊。
しかしこの日、秋田市は37℃の記録的な気温だったとかで、今までにないほどの熱帯夜だった。
目を閉じて横になっていられない耐え難い暑さ。
やっぱり昼間、あの温泉宿に電話してみれば良かった・・・
どうもどんよりした雨の日は「やってみる」という旅に不可欠なハズの気持ちが失せる。
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夏休み旅日記~8月16日続き
下山したとたんに雨がやんだ。
駐車場横のキャンプ場に荷物を持って移動。
東屋の下で携帯コンロを取り出し、ミニフライパンを乗せ、おもむろに前日買った前沢牛サーロインステーキ肉を焼く。
ナイフが無いので箸でビローンと持ち上げ、しょうゆをつけてかぶりつく。
柔らか~かつジューシー。肉の脂とうまみが口の中いっぱいに広がる。
続けざまに館ヶ森アーク牧場の豚バラ肉も焼く。
いい肉は脂がおいしい。くどくなくて臭みがない。
豚肉は半分そのままインスタントカレーうどんに入れて食べた。
前日泊まった道の駅はやちねに再度寄る。
ここは本格的なオーストリアワインセラーがあり、有料試飲をやっている。
いつもながら運転手の夫を差し置いて自分1人でトライ。
試飲グラス付き525円で19種類のワインを試飲。ワインリスト付き。
白ワインが主体。
フルーティーな香りでキレのいい辛口の白ワインはクイクイといくらでも飲めそうだ。
一つ、利き酒クイズをやっていた。
入り口にある19番目の白ワインは試飲リストの中のどれかを当てるものだった。
ズバリ当てたら粗品進呈!
う~~~ん分からん。5番かな?
と思って再度ワインセラーに入って5番を飲んでみたら5番の方が酸味が強い。
それじゃ桃みたいな香りがするから3番か?
と思って再度3番を飲んでみたがやっぱり違うような気がする。
リースリングみたいな香りなんだけど、2番のリースリングのりんごの香りとは違うし、リースリングは2番と5番だけだし・・・。
えいっ。思い切って3番!
と言ってみたら正解は5番だった。とほほ~ガッカリ。
第一印象の直感はやっぱり大事なのだ。

道の駅紫波へ。
産直で瓶詰めのストレートりんごジュース1ℓ400円を5本買い、隣のレストラン果里ん亭でケーキセット350円とぶどうジュレ380円を食べる。
ケーキセットはチョコレートケーキ、マンゴーのムース、杏とラズベリーケーキの3種類にコーヒー付きでこの価格。破格だ。
ぶどうジュレはカキ氷の上にナタデココ、生のぶどうの果肉と安比高原ミルクソフトがどどんと乗っており、ケーキセット共々この価格では安すぎると思わせられる満足度の高いおいしさ、ボリュームだった。
盛岡インター近くのジャスコでまたしても前沢牛のモモステーキ肉を半額で買い、小岩井農場近くの温泉「お山の湯」に入ってその斜め前の無料のキャンプ場にテントを張って寝る。
駐車場横のキャンプ場に荷物を持って移動。

ナイフが無いので箸でビローンと持ち上げ、しょうゆをつけてかぶりつく。
柔らか~かつジューシー。肉の脂とうまみが口の中いっぱいに広がる。
続けざまに館ヶ森アーク牧場の豚バラ肉も焼く。
いい肉は脂がおいしい。くどくなくて臭みがない。
豚肉は半分そのままインスタントカレーうどんに入れて食べた。
前日泊まった道の駅はやちねに再度寄る。
ここは本格的なオーストリアワインセラーがあり、有料試飲をやっている。
いつもながら運転手の夫を差し置いて自分1人でトライ。
試飲グラス付き525円で19種類のワインを試飲。ワインリスト付き。
白ワインが主体。
フルーティーな香りでキレのいい辛口の白ワインはクイクイといくらでも飲めそうだ。
一つ、利き酒クイズをやっていた。
入り口にある19番目の白ワインは試飲リストの中のどれかを当てるものだった。
ズバリ当てたら粗品進呈!
う~~~ん分からん。5番かな?
と思って再度ワインセラーに入って5番を飲んでみたら5番の方が酸味が強い。
それじゃ桃みたいな香りがするから3番か?
と思って再度3番を飲んでみたがやっぱり違うような気がする。
リースリングみたいな香りなんだけど、2番のリースリングのりんごの香りとは違うし、リースリングは2番と5番だけだし・・・。
えいっ。思い切って3番!
と言ってみたら正解は5番だった。とほほ~ガッカリ。
第一印象の直感はやっぱり大事なのだ。

道の駅紫波へ。
産直で瓶詰めのストレートりんごジュース1ℓ400円を5本買い、隣のレストラン果里ん亭でケーキセット350円とぶどうジュレ380円を食べる。
ケーキセットはチョコレートケーキ、マンゴーのムース、杏とラズベリーケーキの3種類にコーヒー付きでこの価格。破格だ。
ぶどうジュレはカキ氷の上にナタデココ、生のぶどうの果肉と安比高原ミルクソフトがどどんと乗っており、ケーキセット共々この価格では安すぎると思わせられる満足度の高いおいしさ、ボリュームだった。
盛岡インター近くのジャスコでまたしても前沢牛のモモステーキ肉を半額で買い、小岩井農場近くの温泉「お山の湯」に入ってその斜め前の無料のキャンプ場にテントを張って寝る。
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夏休み旅日記~8月16日・Ⅰ

登山には微妙な天気だった。
晴れてはいないがとりあえず雨も降っていない。
意を決して早池峰登山開始。
片道2時間半なので去年登った羊蹄山よりも全然ラクだろう。
駐車場から離れた小田越ルートよりも、時間が早い河原坊ルートで行こう。
・・・とその判断がまず間違っていた。
以前秋に途中まで登ったときは完全に枯渇していた雪解け水が、登山道傍らを勢い良く流れ落ちている。思わぬところで足を滑らせてドキッ。
次第次第に霧雨に。
霞のようでずぶ濡れになることはないがやみもせず、目と鼻の先が真っ白で視界ゼロ。
こんな時に傾斜のきついルートを選ぶんじゃなかったと今さら後悔しても遅い。
雨の雫滴る高山の花々を見つめ、写真を撮りながらゆっくり前進。
カメラレンズが霧で曇る。


頂上に着いてもやっぱり一面真っ白・・・。
どうやら頂上にある早池峰神社の御神体は剣らしい。
岩の上など、いたる所に剣が祭ってある。


下山はなだらかな小田越ルートで行くことにした。
なだらかと言っても、途中絶壁にかかる鉄ハシゴを通らねばならない。
その現場に面して絶句した。
えっ・・・下が見えない・・・。これ下りるの?怖すぎっ!

どうにかこうにか予定時間通り下山して駐車場までたどり着いた。
冷涼な頂上付近と違って気温が高く、雨に濡れた合羽が蒸れてクサイ。
・・・続く。
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