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永人のひとごころ
こころの除染という虚構110
こころの除染という虚構
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例えば3か月前の1月26日発行の「だて市政だより」。市長はここで、ガラスバッジについて測定の結果について言及している。前年9月から11月まで3か月間の累積線量について、小国小学校のある霊山地域の平均値は0・71ミリシーベルトで、市内で最も高い。
ちなみに最も低い梁川地域は、0・17だ。
霊山地域のデータは、年間3ミリシーベルト近い追加線量を示していた。しかもあくまで霊山地域の平均値だ。「地点」にならず、線量の高い地域で暮らす子供は現にいる。
いくら伊達市の教育員会から屋外活動再開の指令があったとしても、一律に子どもに強いることではない。
PTA総会で示された保護者の要望を受けるかたちで
「学校における屋外活動の意向調査」実施の「お便り」が各家庭に配布された。そこには参考になる数値として。4月の放射線量が末尾に記されていた。
校庭中央で0・44~0・46マイクロシーベルト毎時。これは除染された校庭の中央という、最も低いと思われる場所での数値だ。「お便り」の裏には、文科省が提示した「計算式」に当てはめた「小国小において受けると思われる線量について」の計算が展開される。
学校生活を8時間(屋内で5時間、屋外で3時間)を過ごしたと仮定して)、最も高い数値で計算(校庭中央0・46教、教室央0・12)する。授業日数は年間200日。自然放射能、想定される内部被曝量も組み込んで式はできる。その式の答えは、学校における外部被ばく分0・274プラス内部被ばく線量0・030=0・0304ミリシーベルト毎時。そしてこの一文が添えられる。
「文部科学省が安全と考える基準、『年間1ミリシーベルト』の3分の一以下ぐらいになります」
5月初め、保護者への「お便り」で、意向調査の結果が公表された。
実家庭数、34人。うち、外での活動に
賛成であると答えた方・・・26人
反対であると答えた方・・・・2人
どちらにも記入があった、
またはなかった方・・・・・・6人
圧倒的多数の親が子供を外で活動させることを望んでいるという結果となった。
「屋外活動が無くなり、子供たちがやや虚弱になっているような気がします。安全に対して十分に配慮されている学校ではぜひ屋外での活動を再開してほしいです」
しかし、「賛成」だとしても、ほとんどの親に様々な躊躇がある。
「安全に配慮しながらやってほしいです。毎日ではなく、本当に必要な時だけにしてほしいです」 続く
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普通に過ごせた1年・・・
何事もない普通の生活・・・
素晴らしいことですね。
またよろしくお願いいたします。
早い一年でした。何ごとも無く過ごせ、くる年を迎えられることに感謝しています。
寒波襲来で、寒い年越しになりそうですが、良い年をお迎えください。
祐大・倫子