日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
大谷翔平語録㉔
大谷翔平語録
㉔
二・試合に出続ける覚悟
「誰しもが痛みを抱えながらやっているとは思う」
大谷はメジャーリーグに挑戦してからの3年間で2つの大きな故障に苦しんだ。右ひじと左膝だ。
2018年10月1日に右ひじのトミー・ジョン手術を受け、左膝は2019年9月13日に二部膝蓋骨を除去する手術を受けた。左ひざの時は前日の12日に突如、球団広報から手術発表のメールが一斉に各メディアに送信された。その前夜、大谷は弾丸ライナーの本塁打を右越えに放っていただけに、まさに青天の霹靂だった。言葉や表情には出さなかったが、右ひじと同様に左ひざの早期手術を希望していた大谷も、突然の球団の決定には困惑したことだろう。
一試合も無駄にはしない
打者に専念していた2019年シーズン、大谷は左膝の痛みと戦い続けていた。
2019年の春季キャンプ、選手が球団トレーナーから体のメンテナンスを受ける処置室で、大谷は左膝にサポーターを巻いていた。このころから違和感があったのだろう。
当時のビリー・エプラーGMもこの2月の時点で痛みがあったことを認めている。
大谷はどんな気持ちで2019年シーズンを闘ってていたのか。
「ある程度、痛みは続いていたので、やるならこのオフかなという感じでやってました。ポストシーズンに進めなかったので、その段階でチームの方からこのタイミングでどうだという話をされたので、僕もその方がいいんじゃないかなと思ったので」
「痛かったり痛くなかったりという感じかなと。すごくひどくなってきたという感覚もなかったですし、良くなったもしますし、悪くなったりもするので。シーズン通して波があったかなと思います」
「シーズン通して160試合くらいあるので、それを痛みなく、全部こなすという事の方が珍しいのかなと思いますし、誰しもが痛みを抱えながらやっているとは思うのでそこは特に何も言い訳にはならないかなと思いますね」
球団によれば、大谷本人に手術を勧めたのは9月10日の朝、翌日13日に手術を、互いに理解を示し、13日に手術を受けることが決まった。手術を勧められた翌9月11日のインディアンス(現ガーディアンズ)戦、大谷は第3打席で本塁打を放った。この試合が自身のシーズン最終試合になると理解しての出場だった。
「最後までいろいろ試しながらやっていましたね。裏の打撃ゲージでも、次の打席ではこうやって行こうかな、とか最後の最後までそういう風にやっていました。何かいいものを見つけて、来シーズンに入りたいなという思いはあったかなと思います」
チームが残りシーズンを消化試合として戦うと判断した中での打席。モチベーションを保つのは難しかったかも知れない。それでも、今後の糧になる打席にしようとする努力は怠らなかった。続く
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