小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

月下美人だけが・・・

2010-08-29 | ガーデニング
「日本付近は太平洋高気圧に覆われ、全国的に青空が広がるでしょう」以前であれば、この天気予報をテレビなどで聞くと、身も心も晴れ晴れ、出かけるにしても、家にいるにしても、得した気分になったものですが、今夏だけは、「もう、うんざり」いつまでこの残暑は続くのかと気が遠くなるほどです。
庭もほとんど手つかず、そろそろこれではいけないと、思い切って今朝は早起きして、陽が射す前に庭の草むしりをしました。空気は少しひんやり感じますが、藪蚊との戦いです。いい獲物が来たとばかり、服の上からも何か所も刺されます。
無法地帯に化した庭は、雑草の温床なのですが、今夏ばかりは日照りのためか、雑草も少し元気がないように思います。覆い茂るというよりは、ひょろひょろと背が高くなった雑草には、いつもの陣取ったという勢いがないように思います。この夏の猛暑は、雑草にもなかなか厳しかったようです。
ところで、荒れた庭ですが、月下美人だけは、今夏、今までにない咲き方をしました。一晩に25個の蕾が一斉に開いた夜は、かえって落ち着かない夜を過ごしました。夜の8時過ぎ、時計の針を刻むように、蕾が開き始め、香りも一斉に立ちこめ、さすがにその芳香はわが家の庭をすっぽりと包みこんだようでした。月下美人はどうして、夜毎に一輪または数輪ずつ咲くということをせずにいっぺんに咲いてしまうのでしょう。不思議でなりません。
コメント (12)
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