FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



しぶとかったゴールドであるが、雇用統計の強さでドル買いが再度発生して、ついに1200ドルの大台を割り込んだ。長期チャートをみると、プラチナの下落の方が影響が甚大のようだ。すでにプラチナの値はリーマンショック前近くまでに落ち込んでいる。金はGSR、GPRの上昇でまだ踏みとどまっているわけだが、1180ドルではなく、900ドルあたりを目指した動きのように見えるのだがどうだろう。
 
それはともかくドル買いの意欲は強い。雇用統計もここまでドルを買うべき数値でもないと思うのだが、止まらない。自分としてはかなり長期を見据えてドル買いをしているので、少々の上下は気にならないが、戻りが弱いくらいのドル高である。

最後に残ったのはドル円だが、こいつばかりはよくわからない。よほど大きなリスクが発生しない限り、対ドルの円高にはなりそうもない。むずかしい相場なので、ドル円は短期ですこし触るだけとして、クロス円の戻り売り、ドルストレートの戻り売りがもっとも効率がいいだろう。


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今日もダウが下げているようだが、エボラリスクが顕在化してきた点もひとつの要因だ。リベリアからの入国者が発症したわけだが、さきほどのCNNの号外によれば、すでに80人から100人の接触者(および間接接触者)が発見され、モニター下に置かれているようだ。今現在も、接触者の探索中でさらに増えると思われる。もし、万一、これらの接触者(学校に通学している児童を含む)から新たな二次感染者や発病者が生じた場合は、リスク度はさらに高まるはずだ。そのようなことがないことを祈るが、現状ではただ祈るしかない。
 
エボラの最大の発生国であるリベリアは、もともと米国の解放奴隷が入植して作られた国家である。その隣国で、やはりエボラが蔓延することになったシエラレオネは、英国の解放奴隷が入植して作った国家である。いずれも両国にとっては関係も深く、往来も多い。また、それだけでなく、そのような関係から、見捨てることが決してできない国なのだ。リベリアについていち早くオバマが言及し、重大事態を宣言したのはその意味がある。
  
今回の米国の感染が首尾良く1次感染者の一人で留まった場合でも、第2第3の感染者入国があり得ることが容易に予測される。それだけに、リベリアとシエラレオネでのエボラの撲滅が望まれるわけだが、まだ決定的治療方法が発見されておらず、人海戦術による隔離だけがもっとも効果のある方法だ。ひろく世界からの人的・金銭的支援が必要なゆえんである。



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