画像はユーロ豪ドルの長期チャートである。1999年のユーロ発足以来の動きであるが、ここしばらくは単調に下落していた。つまりユーロを売って豪ドルを買う(ユーロ豪ドルのショート)と、スワップも付いて、価格もどんどんと上昇するというユーロキャリートレードの流れである。円安の時の豪ドル円と同じことがユーロで実行できていたわけだ。欧州ではこれで儲けた人も多いらしい。
しかし、ここに来て反転の様子も見えてきた。日足や週足では、豪ドルに対してユーロの相対的強さが目に付く。8月上旬のユーロ豪ドル1.16が大底だったかどうか、まだはっきりはしないが、今の1.23はかなり底近くでの動きになっていることは言えるだろう。
リーマンショックに始まったこのユーロ豪ドルの下落がもし反転するならば、それはこの危機になんらかの新しい要素が加わった(=終わりがちかい?)という読みも可能かもしれない。
そういう意味でも、ここからのユーロ豪ドルにはさらに注目していきたい。
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どの通貨に対しても、円高がこれ以上進まないように祈ります。
しばらくはユーロが巻き戻すのではないでしょうか。しかし、ユーロの問題は解決したわけではないので、どこかでまた反転すると思われます。